休息
今週はなぜか時間が余って、書くスピードも結構良かったんで、今上げます。
そこには倒れた海斗が土埃が舞う中、祐介、亜美、大田そして武人が来た。
「海斗くん!海斗くん!」
亜美が叫ぶ。海斗の怪我を見て心配してることがよく伝わる。
「おい、海斗!起きろよ」
祐介が声を荒げ、海斗を揺らす。
「やめて、傷が広がるでしょう。」
亜美が冷静さを保ち、海斗の傷に適確な手当をし始めた。
「誰か、細い糸と小さい針持ってる?」
「釣り針と釣り糸なら。」
と太一が答える。
「それ持ってきて。」
海斗の頭の傷を亜美が縫い始めた。三十分後、海斗の手当はすべて終了した。
「あとは、寝かせて、起きるまで待とう。」
「このまま、海斗の目覚め待つより基地の周りを固めようぜ。」
と、祐介が提案した。
みんな賛成したら、看病している亜美以外は基地作りを始めた。次の日の朝、祠の周り三十メートルに小さな柵と落とし穴が出来た。これでだいたい犬は防げることもわかった。
「うう、ここは。たしか倒れたはずだけど。。。」
海斗が目を覚ました。彼は一日寝てから起きたあと、基地の変わりように驚いた。用意されたMREを食べ、落ち着いたとことで考え込んだ。昨日の機械のお陰で水の上を走れた。それよりも、あのクマ、滅茶苦茶強かった。
「えーと、海斗くん、体の方は大丈夫?」
「ああ、看病してくれたんだ、渡辺。本当にありがとな。」
そこに祐介がやってきた。
「お、やっと起きた。それと、ここでの生活では下の名前で呼ぶことにしてるんだ。」
「ええーと、渡辺の下の名前って、なんだっけ。」
「よし、じゃあ、海斗の復帰祝いも兼ねて自己紹介パーティーをするとするか。」
「そうしてもらうと助かる。」
「ちなみに、海斗の看病だけじゃなくて傷を縫い合わせたのも亜美だよ。」
「マジか、本当にありがとうな。このことをいつか返すよ。」
「いいよ、いいよ。医者の勉強にもなったし。」
数十分後、
「では、海斗のためにまた自己紹介パーティだ!乾杯ー!」
「俺は三船海斗。剣術、護身術、アメリカ式軍訓練と我流の戦闘術をやってる。」
太一が目を光らせる。
「軍訓練はどうやって受けたの?」
「叔父のつてでね。」
大田が海斗に聞く。
「何で昨日はいなかったの?」
「別の島にカード集めで渡ってた。」
「で、収穫は?」
「ええと。。。確か。。。」
海斗はポケットを探る。
「あった。地図、カバン、ライター、防弾チョッキ、暗視ゴーグル、手榴弾詰め合わせセットそして武器の付属品セット。」
「なかなかいいじゃん。」
亜美話に割って入る。
「ところで、何で怪我してたの?」
「そうだ、それだ。島には四つ腕のクマがいて殺されそうになった。多分この島にもいると思う。後、寝てた時、アッドの声で『イベントはあと六日で始まります。』と聞こえた。あいつのことだ、きっと危ないがそれに見合う報酬があるはず。」
海斗がみんなに報告した後、一つ提案した。
「俺らの中でリーダー決めないか?指揮系統がはっきりしてると後で動きやすいし。」
「そうですね、僕もそう思います。それだけでなく、この島での間、仕事も決めましょう。決め方も投票でいいですか?」
武人が賛成した。すると、彼の後、みんな納得した。
「では、この中で最もリーダにふさわしいと思う人に指をさしてください。」
海斗は祐介に、他は海斗に指さした。
「えっ、俺?」
「だってめちゃくちゃ強いし。」
武人も続ける。
「その上君は状況判断がすぐできる。これ以上ふさわしい人はいないと思うけど?」
「でも、俺、基本、単独行動するのが好きだけと。普段からみんなと行動してるやつのほうが。。。」
「それなら、コミュニケーションシステムを作ればいいじゃん。アッドからの報酬を使って。」
「直美の言う通りだ。海斗、投票でお前がリーダとなるのでいいな。」
「わかったよ。これから、主な仕事の分別と武器の分配を行うがいいか?みんな武器がしょぼいから。。。」
太一が聞く。
「それって、銃とかだよね。」
「先に仕事よ。」
直美が突っ込む。
「海斗、続けて。」
「まずは、主に三グループに分ける。一つ目はベースグループ。主に非戦闘員をまとめて、料理、傷の手当、などなどのことをやってもらう。二つ目は食料調達グループ。その名の通り食べ物をとってくるグループ。最後は、護衛グループ。純粋戦闘員何名かで、食料調達グループ及びベースグループの護衛がメイン。また、イベントの時は攻略組になる。では、ベースグループには亜美、直美、凛、武人の四人で。亜美には傷の手当などの、医者のような仕事をしてもらう。直美には取ってきた獲物を料理してくれ。凛には様々なものを作ってもらう。武人はモンスターや食べ物の情報を本にしてもらう。食料調達グループには太一、春子、祐介の三人で。太一は海の時にリーダを。祐介は狙撃を。春子は追跡を。護衛グループは明人、大輔と俺だ。俺はみんなに銃の使い方を教えた後、適正武器をみんなに渡す。明人は食料調達グループをメインで護衛を。大輔はベースグループを。異論は?」
「ないです。」
「じゃあ、銃の使い方と適正確認をするぞ。まずは、力に自信がある意図は右に、ない人は左に。
右には大輔、明人そして春子。残りは左に。
「まず、右の人たちの希望を聞く。残りはパーティを続けていいぞ。」
海斗と残りの三人は少し離れたところに向かった。
「まず大輔。お前の理想の武器は?」
「細かく狙いを定めなくともいいやつ。大体の重さは持てるよ。」
「ならM60一択だな。」
海斗が大輔にM60を渡し、使い方を教えたら、大輔はパーティに戻った。
その後、明人にはSCAR-Hを、春子にはデザートイーグルを。
「ベースグループの中には銃がないな。よし、武人にはMP5をやろう。この銃は比較的軽いからお前も使えるだろう。」
「俺のは?」
太一が聞く。
「今のとことはない。海に潜るってことは銃が邪魔になるよ。」
「なんだ、残念。」
今月末にも上げます!
読んでいただき誠にありがとうございました!