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心を失った君に。  作者: 4Nドロイド
始まりの島
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タイムプレセプター

明けましておめでとうございます。_(_ _)_

今年もこの作品を読んでいただき誠にありがとうございます。

いまだに誤字脱字が多いので、見つけたら、できれば、報告してください。

クマのもとに忍び寄る海斗。そこで、ちょうといい草陰を見つけ、狙撃を試みた。手にAWPを取り、頭を狙う。轟音とともに、クマが去った。海斗は混乱した。

「おかしいな、絶対に当てたのに。」

クマが居た場所を探したら、カードは見つからない。ゴーグルでクマを見ると、カードはクマとともに移動してた。ここで導かれることは唯一つ、クマがカードを持ってる。すかさず海斗はクマを追い始めた。再びクマを目視したのは森の中だった。海斗は後ろからそろりと近づき、気づかれずに背後を取った。KSG12でやつの体を撃った。だが、クマは傷一つつかなかった。すぐさま刀を手に取り一歩下がった海斗、振り返るクマ。その時、クマは立った。黒に近い茶色、ツキノワグマのように首元に白い模様が目に入った。だが、一つだけ普通のクマと違った、体型だ。三メートルを超える巨体で、足の形だと、二足歩行をメインにしてることがわかる。今まで四足歩行だったのは、敵を騙す罠だった。海斗はただのクマと思い、まんまとクマの罠に嵌った。油断の隙を突く、戦法では結構有名なことだ。クマが腕を振りかざした。海斗はそれを避け、刀を構えた。次の瞬間、もう片方の腕が振りかざされた。それを見逃さず、体制の崩れたクマの懐に入って、左腕を切り落とした。

「なるほど、衝撃や突きには強いけど切には弱いんか。」

だが、次の瞬間、海斗は何かに吹き飛ばされた。右に飛ばされた海斗は木に直撃した。肩を脱臼して、銃も落とした。頭からは血がドロドロ流れ出していた。状況を確認した海斗は気づいた。このクマ、普通じゃない、切られた腕を含め、腕が四つ。そのうち、下の二本の腕は体に密着しててかいとは気づかなかった。

「これはさすがに、やられた。持久戦だとこっちが持たないぞ。」

肩を無理やり元に戻し、海斗は再び立った。笑顔で。だが、クマも刀に警戒して近づかない。刀の間合いをクマは一撃で把握したのだ。ここで、AWPを再び取り出し片手で撃った。そこには、小さくにじみ出る血があった。クマには大した傷もつけないAWPを空間に戻した。次の瞬間、海斗はクマの懐にいた。AWPで隙を作り、刀で仕留めようとした。だが、クマも二度目は刀の斬撃を爪で受け止めた。

「オメーは、犬と違って頭が使えるようだな。」

そこで一旦海斗はクマの懐から去った。二度目のなぎ倒しを食らってたら、おそらく骨ぐらいは折れてただろう。海斗は失血でふらつき始めた。彼から見た世界は揺れ始め、まともに立つことがやっとだった。それに比べて、クマの傷は閉じだし、クマも特に異常がなかった。

その時だった。

海斗が倒れた。刀を握ったまま、目を閉じて。

アッドの声が響く。

『あーあ、あなたはここで死にますか。残念です。あなたには期待してましたのに。あなたは一人、寂しく、跡形もなく死ぬんですね。』

クマがまた四足歩行に戻り、海斗に頭を近づけた。口を開き、海斗に噛みつこうとした。血が飛んだ。だが、海斗の血ではない。クマの血だ。クマの頭がどすりと海斗の上に落ちる。海斗は人だ。人は激しい生存競争を力でも、早さでも劣っていたが、頭脳、つまり頭の良さで生き残ってきた。海斗は一旦倒れたふりをして、クマの油断した瞬間頭をはねた。だが、彼の体はいつでも倒れてもおかしくない状況に置かれていた。クマのつけていたカードを手に取ると、イアフォンのような機械と取扱説明書に変わった。


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タイムプレセプター

これは人に時間感覚、神経速度などなど、人の速さを高める機械です。耳につけると体と融合し取り外せなくなります。壊れません。オン/オフできます。

オンオフをつぶやく、もしくは念じるとつきます。

「早く」がより神経が早くなります。周りをより遅く感じます。

「遅く」がより神経が遅くなります。周りをより早く感じます。


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海斗は迷わず、自分の耳に取り付けた。激痛が耳に走る。数秒後、うそのように痛みが引いた。

「オン」

と海斗がつぶやく。

すると、落ちてくる葉や空の鳥がゆっくり、と落ちて来ているように。

「早く」

すると、世界が止まった。海斗だけが動き、残りが止まって見えた。海斗は急いだ。クマとの対戦で疲れ果て、ボロボロになった体を休ませるために。海の上を走り最短距離でおおもとの島に向かった。キャンプを発見した時海斗が止まり、オフとつぶやく。そして、今度こそ、体が限界を迎え、意識が飛んだ。

何やら騒いでるな。。。これが海斗の意識が飛ぶ前の考えだった。


来月の更新はいつも通りです。


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