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心を失った君に。  作者: 4Nドロイド
始まりの島
10/27

海のイベント

死神です。この小説を読んでいただき、ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

朝日が登り、海斗は島の見張りを続けていた。

『ピンポンパンポーン』

頭の中に響く。

『皆さん本日は海上イベントの始まりです。ルールはシンプル。まずは、海に金色のコインが8枚沈んでます。このコインを最も多く集め、祠に収めたチームには我々の許可範囲内の中の要求を受け入れます。だけど、コインを守るのは様々な生物ですよ。そして、イベントの後に参加者の生死や殺害数を確認できるようになります。』


海斗達はこの知らせを聞いたとき、攻略組に太一を入れた。まずは海斗達が海辺に向かった。浜辺には高さ三メートル、長さ五メートルぐらいの巨大な貝がありました。

「おい海斗、あの貝にコインが入ってるかもしれねえぜ」

「待て、明人」

だが、明人は海斗の忠告を無視し、貝に近づいた。

海斗の隣には太一がぶつぶつと独り言を言ってた。明人が貝から十メートル離れたところに近づいたら太一が叫んだ。

「思い出した。あれはイモガイだ。銛みたいな毒針を出すから気をつけろ」

だが、時すでに遅し。明人に向かって0.5メートルぐらいある銛が飛んできた。


海斗はこの時、「オン」と呟いた。海斗の世界が静止した。空中にとどまる毒針。怯む明人。驚く大輔。止まった波。海斗が発射された毒針に向かって刀を振りかざした。「オフ」と呟いたとき、静止した世界が再び動き出した。

ギリギリ毒針の軌道がそれ、明人に当たらずに済んだ。毒針が再び貝に戻り始めた。

「明人、戻れ。針は俺が何とかするからお前らはこいつにどうにか傷つけろ」

海斗の指示どうり明人が戻り、横から銃で攻撃した。海斗は唯一毒針の射程内に立っており、完璧なおとりになった。大輔がM60で連射しても貝には傷一つ付かず、攻撃の手も弱まるどころか強くなってた。海斗はタイムプレセプターを使わずに飛んでくる毒針を見切り、刀で弾いてKSG12で撃つことを繰り返した。


戦闘開始から一分、貝の毒針が木に刺さって抜けなくたった。この機を逃さず海斗が貝の殻を切りつけた。だが軽い傷だついたぐらいでダメージにはなってなかった。

太一が叫んだ。

「毒針が出ない管を切りつけろ。そこは目の役割をするところだ」

海斗は再び呟く「オン」

世界が再び止まる。海斗が止まった世界でも一瞬で管を切った。他人から見れば間違いなく神技だろう。海斗が「オフ」と呟いたときには貝の「目」が床に落ちた。前から海斗をピンポイントで狙ってたのが、今やもだえ苦しむようにただ毒針を発射してた。海斗が近づき貝の中にイベントの前に見つけた手榴弾詰め合わせセットの中からもらえる破片手榴弾を突っ込んだ。数秒後、貝の中から身がはじけた。だが貝は無傷のままその場にとどまっていた。

「貝討伐完了。太一と俺は海の中でコインを探す。明人と大輔は陸を」

五分後、太一がコインを見つけた。

このコインを祠に保管した後、作戦会議が始まった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海斗たちが貝と戦ってると同じ時間に二階堂たちは別のイベントモンスターと遭遇してた。海斗たちのイモガイよりも強く、速いシャコに。シャコは人の大きさにするとパンチは時速八十キロ、約19トンもの力を出す。目も人よりいい。イモガイ同様、このシャコも1.5メートルと大きくなってる。二階堂たちは苦戦してた。近づけばパンチで、逃げればすぐ背後に回りパンチ。そこで英太が作戦を立てた。

「シャコは常に最寄りの人を狙う。そこで九重さん。あなたがおとりになってください。その間、遠距離武器で目を狙います。目が見えなくなると弾幕を浴びせ、殺します。」

すぐさま作戦が実行された。だがすぐには目を当てれず、九重がパンチを食らった。何とか刀で受け止めたが、飛ばされ気を失った。その間目を狙った秋田がショットガンで目を二つともあてた。シャコは地面の上に悶えるように転がった。パンチを繰り返すがそこには誰もいない。続く弾幕。五分後、シャコは死んだ。

二階堂は九重に近づいて診断した。

「恐らく肋骨が折れてるね。しばらく安静だね。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

米田たちのグループも巨大な蟹に襲われた。この蟹は五メートルほどの巨体を持ってた。巨大な蟹は動くもの全てに攻撃した。米田は木の後ろで隠れて、信号弾を撃った。他のグループメンバーは戦いに出た。南がM16で蟹を撃つが、殻に弾かれる。南に気付いた蟹は彼をハサミで真二つにちぎった。これを見た米田達は、戦意を喪失した。無様に泣くもの、腰を抜かしたもの小水漏らすもの。その後、蟹は福井を殴り殺し、高圧で水を噴射し、相田の頭を飛ばした。

蟹が暴れまわってた間、信号弾を見た二階堂が駆けつけた。

「大丈夫?」

「こいつヤバイ。とにかく逃がして」

米田は二階堂にすがる。

「大丈夫。ここで待ってて。」

二階堂が武器空間から彼女のユニークアイテムの槍を取りした。彼女の槍は綺麗な朱色で、戦国時代に使われてたような作りだった。

だが、槍の美しさよりも、二階堂の綺麗な舞のように流れる槍さばきに米田たちは見惚れてた。蟹の関節に切込みを入れながらゆっくり歩いていた。蟹が、再び福井殺したようにハサミを振り下ろすとハサミが取れた。関節に入った切込みは関節を弱くして、遠心力で蟹のハサミがとれた。蟹が逃げようとするも、他の足も同じことが起きた。少し動かすだけでポロリと落ちた。蟹は手も足も失い、二階堂にとどめを刺された。

来月末にまた投稿します。

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