あとがき
もし本編を読んで下さった方がいるなら、心から感謝します。
特に山場もなく、オチもありふれている日常系なのかアクションなのかわからない作品ですが、主人公のテーマとしては『主要登場人物に届かない引き立て役』を念頭に置いたつもりですので、無双する主人公やハーレムを考えてた人には満足出来なかったのも当然かもしれません。
しかし、自分としては王道の作品を書く前に、『名前も出てこないような脇役ポジションの人物から見た主人公達』を短めの作品で描いたのことは、思いのほかいい経験になったと思います。
アニメや小説ではよくある『一掃された』『あたりには敵の残骸がころがっている』『瞬殺』『ちぎっては投げ』のような表現は主に登場人物の強さを引き立てるのに使いますが、それをやられる方としてはたまったものじゃありません。
主人公のように無敗を貫くオレンジ
ラスボス並みに容赦なく全滅させてくるジャック
黒幕のように全てを手のひらの上で踊らせる友
そんな公式チートに囲まれた一般人。
普通だったらクトゥルフ並みにろくなことになりませんね。
今回が『一般的普通主人公』なら、次回作では『個性的主人公』が活躍する予定ですので興味があれば読んでください。
余談ですが、公式チート組は次も出すつもりです。