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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

自由詩『喪失』

作者: 久埜逢雅
掲載日:2026/05/15

彩色ありきは意の識灯りて

失色経ては意の識消え去り

縁繋いだ血縁は

面影すらも消え去りました

一つの肉体

現世に残されました


眼開くは無音無色

騒がしさありきの世界とは

犬猿比類す縁無し世界

万物変わり果てたのなら

独り残された私はなにをすべきか

迷い

彷徨い

地に伏せる

血反吐吐き

哀しみ流し

辛し

哀し

なんででしょうか


孤独重なる哀と逢

墓石連なる静寂の地

我花束と供物抱え

かつての血縁再会す

その姿見えなくとも

感じる漠然とした魂を

嗚呼

神よ仏よ

我は貴方ら呪わすよ


四季歩み

天降るは氷の結晶

遂に渡る時来たり

この刻を生命捨てるほど待ち侘びたり

止めよう止めよう

血の流れ

生命の廻り

その全て

止めよう止めよう

生きる苦痛

想う辛さ

その全て


恵みの終

肉体の解放

血に塗れ

全てを捨ても刃立てぬその臆病

切ろう斬ろう

連鎖と循環

肉の苦痛

もはや飴の様

嗚呼

神よ仏よ

見ておくれ

いまそちら、一つの生命舞い降りる

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