シークレット・シェア・ゲーム パプリカプリ編
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★台本チェック推薦
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花村美月♀15歳
しっかり者
明るい
花村太陽♂20歳
クールな性格
だけどたまにぬけている
心配性
医者
美月被り
???♂♀
謎めいた人物
M心の声
美月♀医者;
太陽♂;
???;
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太陽M「俺達の親は……小さい頃に事故で無くなった。
だから親の顔ははっきりと覚えていない。
…それからは親戚の家に住まわせてもらった。そして俺が16歳を過ぎた頃から…妹とふたり暮らしをしている。
別に不幸だなんて思ったことはない。
それなりに幸せに生きている。これからも…それなりの幸せを継続するために…
俺は妹が成人するまで…責任を持って育てるつもりだ。」
間
美月「ただいまぁ!」
太陽「お帰り…」
美月「先帰ってたんだ!」
太陽「あぁ…仕事が早く終わったからな…」
美月「そっか!」
太陽「どうだ?学校の方は…」
美月「楽しいよ!友達もできたし!」
太陽「ならよかった。ご飯は?」
美月「もちろん食べるよ!お兄のご飯おいしいし!」
太陽「そう言ってくれると俺も作り甲斐があるよ。
あっ…」
美月「ん?どうしたの?」
太陽「塩買い忘れた…」
美月「もう!…変なところ抜けてるんだから!」
太陽「アッハハ…面目ない…」
美月「しょうがないな!買ってくるよ!」
太陽「いや、俺が買ってくるよ…」
美月「お兄は仕事したり家事したりで忙しいんだから!それぐらいやるよ!」
太陽「そう?…じゃあ頼めるか?」
美月「その代わり…アイス買っていい?」
太陽「それが目当てか?
いいよ!アイスぐらいなら!」
美月「ありがとう!じゃあ行ってきます!」
太陽「おお!気をつけてな!」
間
太陽M「あの日親を失った……
悲しかった…けど、俺は泣いてばかりはいられなかった…
その葬式で……俺は誓った。
妹を守ると…守り抜いてみせると誓った。
そのはずだったのに…」
間
美月「全く…お兄はホント抜けてるなぁ!
まだまだ美月がいないとだめなんだから!
お兄が結婚するまでは…私がしっかりお世話するんだから!フフ…
あっ…お金…えっ!?」
間
太陽「はぁ…はぁ…はぁ…
すいません!妹の花村美月が事故で運ばれたって!」
医者「えっと…君は?」
太陽「花村美月の兄の花村太陽です!」
医者「この子のお兄さんか…
親御さんは?」
太陽「いません!
ふたり暮らしなので…」
医者「そうか…」
太陽「それで?妹は?妹は無事なんですか!?」
医者「落ち着きなさい!
大丈夫!命に別状はないよ!」
太陽「そうですか…
ならよかった…」
医者「ただ一つ問題があってね…」
太陽「なんですか?」
医者「そこに座って落ち着いて聞きなさい…」
太陽「あっ…はい。」
医者「大丈夫かい?」
太陽「大丈夫です。」
医者「妹さんはね…打ちどころが悪かったみたいでね…油断を許さない状態だ…
もしかしたら…起きたときに何か問題が生じるかもしれない…
そのときのことを考えて…覚悟しておきなさい。」
太陽「わかりました。」
太陽M 「それから俺は…先生に無理を言って病院に泊まらせてもらうことになった。
もちろん眠ることなんてできず…
朝まで…美月の手を離すことはなかった。
そして次の日のお昼頃…自宅に荷物を取りに帰ったときのこと…俺のスマホに1本の着信があった。」
間
太陽「非通知?…もしもし…」
???「こんにちは」
太陽「…失礼ですがどちら様ですか?」
???「いやいや…失礼しました。
花村太陽さんのお電話でよろしいでしょうか?」
太陽「えっ?…そうですけど…」
???「よかった。合ってたみたいですね。」
太陽「同じことを聞きますけど…あなたは誰なんですか?」
???「自己紹介がまだでしたね。
そうですね…パプリ…とでも名乗っておきましょうか…」
太陽「パプリ…?…一体そのパプリさんが俺になんの用なんですか?
ちょっと急いでいるので手短にしてもらいたいんですけど…」
???「そうですよね…妹の花村美月さんが心配ですよね?」
太陽「な…なんでそれを!?」
???「妹さんが事故に合い、さぞ傷心のことでしょう…
でもご安心ください。
もうすぐ花村美月さんは目を覚まします。」
太陽M「はっ?何言ってるんだ?」
???「ですが花村太陽さんにはご協力願いたいことがありまして…連絡させていただきました。
花村美月さんの記憶を少しイジらせていただきました」
太陽M「何を……言ってるんだ…」
???「そこであなたに相談なのですが…」
太陽M「こいつは何を言ってるんだ?
美月が目覚める?記憶をいじった?
一体こいつは……何を言ってるんだ……」
???「あの…聞いてますか?」
太陽「…あんたは一体…」
???「はい?」
太陽「あんたは一体なんなんだ!!
なんで美月が目覚めるなんてわかる!
記憶をいじったってどうゆうことだ!
美月になにしやがった!」
???「落ち着いてください。
そんなんじゃ説明もできないし聞けないでしょ?とりあえず話をしませんか?」
太陽「落ち着けって言われても!」
太陽M「…そうだ。まずは話を聞け。
落ち着くんだ俺…」
深呼吸
太陽「ふぅ…すまなかった…
話を聞こうじゃないか…」
???「ありがとうございます。
まずは目を覚ますと言う件ですが…
私達が起きるのを少し遅らせていただきました。」
太陽「なんでそんなことを…」
???「それが、次のお話です。
記憶をイジらせていただいたのです…」
太陽「それがわからない…
どうゆうことなんだ…」
???「私達も時間がないのでね…
身勝手ではありますが…少し強引な方法を取らせていただきました。」
太陽「ずっと何を言ってるかわからない…」
???「そんなことはないでしょう?
少なからず…なんとなくでも…理解してるのではないですか?」
太陽「…妹になにをした?」
???「まだなにも…あなたの妹…花村美月が必要なのです。」
太陽「美月が必要?」
???「詳しくはまた後日…まずは病院へ行ってください。」
太陽「ちょっとまて!…切れちまった…
とにかく行こう…病院へ…」
太陽M「その電話のあと…俺は病院へと急いだ。
だが…そこにまっていたのは…俺の知ってる妹ではなかった。」
間
美月「あっ!お兄たん!!やっと迎え来てくれたの?キャハハハ!」
太陽「なんだよ…これ…
まるで子供じゃないか…」
美月「早く帰ろうよお兄たん!
お腹空いちゃった!」
太陽「体調は…大丈夫なのか?」
美月「全然へっちゃらだよ!キャハハハ!」
太陽「そうか…」
美月「早く帰ろうよお兄たん!キャハハハ!」
太陽M「それから…俺は妹を連れて家へと帰った。
医者にもう少し入院を勧められたが…自分の前に置いておきたい気持ちが強かった。
そんな子供のように戻った美月と過ごして1週間後…事件が起きた…」
間
太陽「ただいまぁ…あれ?
どこにいるんだ?勝手に外に出た?
いや…靴はある。靴も履かずにどこか出かけるわけもないよな…さすがに…
おーい!美月!」
美月「キャハハハハハ!!」
太陽「声?お風呂か…
ドアが空いてる?……美月?」
美月「あっ!お兄たん!おかえり!」
太陽「な…何してんだ美月!?」
美月「キャハハハハハ!!
見て見て!赤いのいっぱい!血がいっぱい!キャハハハハハ!!」
太陽「自分の腕を切って何してるんだ!?
やめろ!」
美月「えぇ!血がいっぱい出てるよ?
綺麗だよ?キャハハハハハ!」
太陽「やめろ!お願いだからやめてくれ!?」
美月「お兄たんどうしたの?
なんで泣いてるの?こんな綺麗なのに!
キャハハハハハ!!」
太陽「お願いだから…お願いだからやめてくれ…美月…美月ぃ!!!」
美月「血がいっぱい!血がいっぱい!
キャハハハハハ!」
太陽M「血だらけになった美月は救急搬送された。
警察にも呼ばれたが…妹の自傷行為として片付けられてしまった。
電話のことも相談はしたが、ただのイタズラとして片付けられた。
そして…その日の夜…また俺のスマホが鳴り響いた。」
間
太陽「非通知…またあいつか…」
???「こんにちは…」
太陽「妹に一体なにをしたんだ…」
???「言ったでしょ?記憶をイジらせてもらったと…」
太陽「記憶をいじっただけであんなになるもんなのか?」
???「花村美月の記憶をいじったと言ったけど…もう少し詳しく言うと細工したんだ…」
太陽「細工?」
???「君の妹の記憶に…私達が作った記憶を入れさせてもらった。」
太陽「なんでそんなことをした?」
???「今日は冷静に話を聞いてくれて嬉しいよ…
太陽「いいから言え!!」
???「……じゃあお望みどおり言わせていただこう。
私の代わりにパプリになってもらうためだ…」
太陽「……はっ?」
???「私は心臓病を患っていてね…
もう長くないんだ…
だから…私の代わりが必要だったんだ…」
太陽「ふざけんな…なんで妹が…そんなのしなきゃならないんだ…」
???「なんでかと言われたら…正直理由なんてないんだよ…」
太陽「なんだと?」
???「これは運命なんだ…
ようは…運が悪かっただけだ…
私の命は明日終わるかもしれない…
はたまた1年後かもしれない…
だから早急に変わりが欲しかった…
ただそれだけなんだよ…」
太陽「そ…そんなの断るに決まってるだろ!
大事な妹にそんなことさせるわけないだろ!」
???「フッフッフッ……アッハハハハハハ!!!」
太陽「なにがおかしい!」
???「君は何か勘違いしている…」
太陽「なに?」
???「これはお願いではない…命令だ!」
太陽「命令だと?」
???「君の妹…花村美月は…君の目の前にいるが…自由であって自由じゃない…
いわば人質なんだよ!
君に断る権限はもはや存在しないんだよ!」
太陽「人質…
くっ……助かる方法はあるのか?」
???「それは難しいかもしれないな…」
太陽「そんな…」
太陽M「これが…俺の運命だって言うのかよ…
こんなことってないだろ…もし存在するのなら…恨むぜ神様…」
???「でも…君に1つ朗報があるよ?」
太陽「こんな状況で…朗報って言われてもな…」
???「花村美月の脳の中に…
記憶を入れ替えることのできるチップが入っている。
これの意味がわかるかい?」
太陽「それって…まさか?」
???「戻すこともできるんだ!
それに…私達に協力するのは1年に1回…
まぁたまに2回あるときもあるが…それはごく稀
だ…
その時だけ私達に協力してくれればそれでいい…
しかも…楽な生活ができる報酬もでる。
意外と悪い話ではないと思うけどね…」
太陽「そんなことができるなんて…
???「ただし…先ほどみたいに警察に相談などした場合は…命の保証はできないと思ってもらえると助かる…」
太陽「そんなことまで知ってるのか?」
???「色々なところに私達の情報源はある…
ただそれだけだよ…」
太陽「くっ……」
???「さぁどうする?」
受けるか?受けないか?
その時以外は…普通の生活に戻れる。
もちろん…私達が用意した医者が…自傷行為をした傷も塞ごう…」
太陽「本当に性格が悪いなあんた…
わかったよ。…断れないんだろ?
受けるよ…」
???「いやぁ…アッハッハ…
助かるよ。」
太陽「でも…その協力ってなんなんだ?」
???「そうだった…私達が主催するゲームのゲームマスターになってもらいたいんだ。」
太陽「ゲーム?」
???「いわばデスゲームってやつかな…」
太陽「デスゲーム!?…そんなの美月に何かあったら!?」
???「安心してくれ…
君達がゲームの参加者の前に姿を表すことはない。
あくまでゲームマスターだからね…」
太陽「じゃあ…美月になにか被害があるってことはないのか?」
???「もちろん安心してくれて構わない…」
太陽「そうか…それを聞いて安心したよ…」
???「じゃあ詳しいことは…」
太陽「ちょっとまってくれ!」
???「……なにかな?」
太陽「1つだけ提案させてほしい…」
???「いいだろう…
聞くだけならただ…だからね。」
太陽「……そのゲームに……俺もゲームマスターとして参加させてほしい…」
???「ほう…面白いこと言うね…」
太陽「確かに安心だと言うことは聞いた…
でも…やっぱり不安は残る…
そのときも妹の近くにいたいんだ…」
???「ゲームマスターが二人か…
今までそんなことはなかったからなぁ…」
太陽「一人じゃなきゃいけないってルールがあるのか?」
???「いや?…特にないよ…」
太陽「じゃあ…どうだろう…
初の二人のゲームマスターっていうのは…」
???「フッフッフ……面白いじゃないか…
ボスからこのことについては私の判断に全権を任されている。
いいだろう!…任せてみようじゃないか…」
太陽「ありがとう…」
???「その代わり…優しい君にはつらい場面もあるだろう…
けど…耐えられるかい?」
太陽「耐えてみせる…」
???「君が逆らうようなことがあっても…
妹の命が危うくなるよ?」
太陽「もう逆らうことなんてしない…」
???「普通の人間には…どうだろうね…」
太陽「妹のために…俺は人間を捨てる…」
???「ほう…まぁ…妹の命は私達の中だ…
期待しておくよ…」
太陽「あぁ…もちろんだ…」
???「じゃあ…手術は面倒だし…
記憶のチップも…遠隔で少し中身を変えるとするか…」
太陽M「これでいい…もうこれしかないんだからな…」
???「そうだ!…名前も決めないと…」
太陽「名前?」
???「そうだなぁ…君にもゲームマスターネーム……名前がある方がいいからね…
じゃあ…カプリ…なんて言うのはどうだろう!
語呂もいいし悪くないだろ?」
太陽「案外適当に付けられるんだな…」
???「キャラクターの名前なんて大抵そんなもんだろ…」
太陽「キャラクター…ね…」
???「では君達は…ゲームマスター…
パプリカプリとして…
私達が主催する…シークレット・シェア・ゲームのゲームマスターに任命する!」
太陽M「俺は決めたんだ。
この先…なにがあるかなんてわからない…
でも…俺は何があっても妹を守り抜くと決めた。
簡単なことじゃないかもしれない…
でもゲーム中だけでもいい…
俺は…妹のために人間をやめて…ゲームマスターカプリとして…生きてやる!」
間
美月「あっ!お帰りお兄!!」
太陽「ただいま…」(優しく)
完