0003
「...ん?、、なぜ人がここにいる?、、、まぁ、いい。(ボソボソ」
目の前の女性は、なにか考え始めた。しかし、すぐに止め話しかけてきた。
「お前は、何者だ?なぜこんなとこにいる?」
(適当にあしらうか、、、意味あってるよな?)
「...俺は、記憶がないんだ。目が覚めたらここにいた。」
「..そうか、、ならばここから離れろ。ここは、オークの集落の近くだ。離れたほうがいい」
(ここって、王都の近くだよな?なんでそんなところに、、、聞いてみるか)
「なぁ、ここって王都の近くだよな?」
「...?何を言ってる、ここから王都までは、馬車で数日だぞ?」
神鵺は、衝撃を受けた。なぜならここに来るときに、お願いして了承も得られたからだ。...にも関わらずここは王都ではない。
「...は?、、あ、いや、そうか。ありがとう」
「よく分からんが、気を付けろよ?ちなみに王都は、あっちの方向だ」
そう言って東?の方向を指す。
「そうか。分かった。じゃあな」
「うむ」
女と別れて、神鵺は歩き出した。そして、数歩行った時点で気づいた。
(そうか!魔力で翼を作れば、、、)
神鵺が集中すると、背中には黒と紫の、禍々しい感じの翼が出てきた。...生えてきた?
「これなら、、いくか!」
バサッ! そう音がして神鵺の体は、空え持ち上げられた。そして、、、叩き落された、、、
「おわっ!...いってて、、、ムズイぞこれは」
(いやでも、感覚は掴んだしいけるか?)
再び神鵺は、翼をたし、飛んだ。今度は落ちなかった。
「よし!じゃあいくか!」
そして、神鵺は王都に向けて飛んだ。...その道中、、、
(早っ?!でもこんくらいならすぐつきそうだな。...暇だし、この翼の名前でも決めよう。ん~漆黒、、違うな、ツバサ?...さすがにいやだな。と、なると、、、魔人翼?...うん。魔人翼にしよう)
こうして名前が決まった。ネーミングセンスがあるのかは、分からないが、、、そんなこんなしてる内に、街が見えてきた。
「あれかな?..やべぇ楽しくなってきた!」
そして、すぐ近くに降りて正門?的な場所に行った。
「...ん?見たことない顔だな」
「ああ。初めてきたからな」
「ふっ、そうか。まぁいい。身分証を」
「...盗られた」
「なに?」
「盗賊に」
「...なるほど、ならば再発行するぞ。こっちにこい」
「分かった」
そして休憩室のような場所に連れてこられ、登録をされた。
「...よし、これが一応通過できるものだ。あとは、街で登録でもしてこい。これは、10分しか効果ないからな。」
「ああ。助かる」
「あと、通過料として銀貨1枚だ」
なぜか神鵺は、手をポケットに入れた。お金は入っていないのに、、だがポケットには銀貨3枚と金貨3枚があった。
(なんでだ?まぁ、いい)
そういい、払ってちゃんと王都に入った。
(さて、中には入れたが、、広いし、人多いな~。東京には負けるけど)
東京と比べるものがおかしいが、気にするな。周りは人だらけ。だが、裕福なのか人々の顔には、笑顔があった。
「よさそうなところだな。まぁ、それはいいとして、ギルド?にいくか」
そういい、歩いていくと、2つの剣がクロスになっている看板の建物を、見つけた。
中に入ると、ファンタジーの光景あるあるの、男共が酒を飲んでいた。そいつらは、俺を見て、ニヤニヤしてる。
(ウザいな。ほっとこう)
神鵺は、早々に受付にいった。そして、予想してた通りやはり受付嬢は美人しかいなかった。
(やっぱり、美人なのか、、よし慣れた)
神鵺の適応力は相変わらずだ。
「あの、、」
「はい?どうされましt...なっ?!」
受付嬢は驚いた。理由は言わずもがな、、イケメンだからである。...それもかなりの、、日本にいるならあのグループには、絶対いたほどのイケメンなのだ。 しかし、神鵺はそんなこと知らない。
「?なにか?」
「あっ、い、いえ//...コホン、どうしました?」
すぐに戻ったのは、さすがと褒めるべきだろう。
「冒険者登録に、、」
「かしこまりました。先に、登録料として銀貨2枚頂けますか?」
「これでいいか?」
「はい。ありがとうございます」
「では、こちらに名前を、、、」
(名前か、、、神鵺は、、やめるか。じゃあ~、レティス?...うん。レティスでいこう)
紙にレティスと書いた。
「...はいこれ」
「お預かりいたします。、、、レティスさんですね。はい、問題ありません。 いい名前ね(ボソッ」
幸い、神鵺には届いていなかった。
「では、これに血をたらして、、、早いですね、、、」
神鵺は、、、否レティスは、すぐ行動に移した。
「はい、これで完了です。次は、色々説明いたしますが、、聞かれますか?」
(これで、聞かなかったら面倒だしな、、後々)
チラッとさっきの男たちを見る。
「ああ、頼む」
「分かりました。では、まずギルドです。ギルドは、依頼をもらいそれを、冒険者に渡し、報酬をわたします。依頼時には、依頼主から、報酬と仲介料をもらいます。仲介料は、依頼ランクにより、変わります。あとは、魔石や素材を売買したりしています。売買といっても、ギルドから買うことは、できませんが、、、最後に、ギルドは冒険者の争いには、基本的にかかわりません。 次は、ランクです。冒険者ランクには、G、F,E,D,C,B,A,S,SS,SSSがあります。冒険者が受けられる依頼ランクは、自分のランクのひとつ上までです。ただし、??級に関しては、SSSではないと、無理です。、、まぁ、今のところ、三人いるSが最高なのですが、、、依頼ランクに関して、言ってませんでしたね。依頼ランクは、基本SSまでです。まぁ、ほとんどありませんが、、、SSS、??級はモンスターのランクのようなものです。、、、これで、説明は終わりですが、なにか質問はありますか?」
「...い、いえ。だいじょうぶです」
(この人すげえ。何文字しゃべったんだ?さすが受付嬢というところか、、、)
レティスは軽く引いてるが、相手がそれに気づかなかったのは、幸いちいえようか、、、
「それで、受付嬢さn「サラです」、、、サラ、いい宿知らないか?」
「それでしたら、馬の宿ですかね。料金も安いし、ご飯もおいしいし、新人冒険者からは、人気ですね」
「そうか。あっ、あとひとついいか?」
「あ、はい。なんですか?」
「受付嬢って、みんなサラみたいに美人なのか?」
「...ふふっ、そうですね。受付嬢は、容姿も良くないとだめですから」
「そうか、、ありがとう」
「いえ、それでは、、レティスさん。あなたの活躍、ギルド、王国共に期待しております」
「ああ、まかせろ!」
レティスが、ニカッっと笑うと受付の中にいた、受付嬢達は顔を赤くした。レティスは、気づかなかったがミオも赤くなっていた。
「...ッ!は、はい///頑張って下さい!!」
そう言われレティスはギルドをでた。
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(サラ side)
「ねえ、ねえ!あの人名前何て言うの?!」
「うん、うん。私も知りたい!」
「すごいイケメン、、、はあぁ~」
レティスが出ると、ギルド内は受付嬢によって騒がしくなった。
「ふふっ、レティスよ」
「レティスさんか~、レティス、、いい響き~!」
「最高、、、私、あの人の専用受付嬢になる!」
「あっ!ずるい!私が目を付けてたのに!」
「あらあら、私も忘れないでください」
(はぁ~、やっぱりこうなるわよね、、、)
と、サラは半ば呆れながらも会話に参加していた。
それからしばらく、おさまれことはなくギルドマスターに怒られたのは、また別の話...
レティスは、やっぱり気づかなかった。また、かなりの冒険者から恨まれたとかなんとか.....