団欒彼女
ぼくのいもうと
ニねんニくみ かじはら みはる
ぼくにはいもうとがいます。びよういんというところにすんでいます。ぼくはまい日がっこうのかえりにいもうとに会いにいきます。ドッジボールであそぼうとすず木くんやはら田くんにいわれたらちょっとまようけどぼくはいもうとのほうをえらびます。
びよういんはきょ年のれるようになったじてん車ですぐです。いもうとはびよういんの右らへんの小さなへやにいます。白くてつやつやしたろうかをあるくときゅっと音がなってどきりとします。でもいもうとのへやのとびらをみたらどきりはどこかにきえます。とびらをあけたらいもうとがいます。
いもうとはまい日わらっています。ぼくはいもうとが母さんのようにおこったところや、こけたときのぼくのようにないたところは見たことないです。大人にこれをはなすとみんなおどろきます。すごいねーと言います。えらいねーと言います。かわいそうにねーと言います。ぜんぶわからないけどさいごのは一ばんわかりません。それをいう大人はよくりょうちゃんはあんなにかわいそうなのになかないんだからおまえもないちゃだめだよと言います。あ、りょうちゃんと言うのはいもうとの名まえです。えっと、ぼくはわからないです。どうして大人はいもうとをしんぱいしないのですか。
いもうとがえらいこだからってやっぱりぼくがらんぼーなことを言ってしまったらむかむかぷりぷりするだろうし、こけたりおちゅーしゃしたりはいたいんじゃないかなーとおもいます。のんだことはないけど(ぼくはげん気だからでしょーか)おくすりもまずそうです。けほけほせきしてくるしそうです。ぼくはしんぱいです。
ぼくはいもうとにおこってほしいしないてほしいです。うんどうじょーのさくらの木にたくさんついてるけむしをなげつけたらこのまえの田なかさんのようにそうしてくれるのかなーでもなげつけたさとうくんを先生はしかっていたからだめなことなのかなーとかんがえました。ぼくは先生にもいもうとにもきらわれたくないのでやめとこうとおもいました。だからかわりにお兄ちゃんになろうとけっしんしました。ぼくが涼ちゃんのことをずっといもうととかいたりゆうはこれです。
あんどうくんはいもうとはお兄ちゃんにしたがうもんだといっていもうとからおかしをとりあげてるときいてぴーんとひらめいたのです、ぼくがお兄ちゃんになって涼ちゃんに「なけ!」といえばいいと。めっちゃナイス。ぼくはげんきでかしこいしょーねんなのかもしれません。そーりだいじんのひしょさんくらいにはなれるかなー。うらかたばんざいです。こんなぼくだったら涼ちゃんも「みいくん」じゃなくて「お兄ちゃん」にしてくれるとおもいます。
というわけでぼくはいもうとのためにがんばってそーりだいじんのひしょさんになりたいです。