表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Tips~  作者: blue birds
25/31

大切なもの

世界録:伝承:在りもしないモノを「見る」



大切なものは目には見えないと、キツネは王子に語った―――けれど。

そんなのは当たり前の話だと、私は思う。


なぜなら大切なものなんて、この世界には一つも―――在りはしないのだから。




世界録:反証:見えないモノが、「在る」意味を知る。


大切なものは、目には見えない―――というのは、一つの言い回しに過ぎない。

……重要なのは、見えないものが「在る」と「知る」ことだ。


人の視野の限界は、その者の観世界の果てと同義。当然その最果ての先を見ることなど出来ないし、感じるとることも不可能だ……けれども。


だからと言って、人が自身の内側をすべて見通せるかと言えば、そうでもない。

むしろ、自身の内の方にこそ、問題が在るのだろう。


―――見えないということは、「存在しない」とイコールではない。同時に、見えているものが「そのままのカタチで存在している」という考えも、ある意味では間違いなのだろう。



だからこそ我々は知り、探さねばならない。

我々の視野の外あるかもしれないを。おそらく、それは「大切なモノ」と呼ぶにふさわしい価値を秘めているはずなのだから。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ