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神と孤独
神と孤独
神に祈りを捧げるもの達は、いつの時代でも世界に溢れている。
しかし、神のために祈りを捧げるものは、どの時代の、どの世界にも、ほとんど在りもせずーーーそれは神にとって、どれほどの孤独なのだろうか。
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高く在ることーーーそれが、対価だった。
人の手の届かない場所へ手を伸ばす行為に対する、神の対価。
私は神と呼ばれるようになって、色んな人たちの『願い』を聞き届けてきた。
その度に、私は『独りじゃない』と思う。
たとえ今は一人でも、いつか、きっと。