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最強最悪の悪役令嬢に転生した私は、やがてメイドとなる主人公に恋をする。  作者: dm
悪役令嬢17歳(地獄の予兆)

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悪役令嬢の文化祭計画 その二


「それで、まずは演目だけど……何にしよっか」

「私は、やるのであれば童話がいいと思う。童話なら知っている人が多い分たくさんの人に楽しんで貰えるしな」

「童話か……いいな!たしかに童話ならちっちゃい子達も楽しめるしな!オイラは賛成だ!」

「んー……童話やるなら何やろっか!私あれ好きだよ!白雪姫とか、シンデレラとか!」

「それはあれだろ、単に王子様に憧れてるだけだろ」

「で、でも別に好きなんだからいいじゃん!理由がどうあっても!」


あー……これは童話で進めていく感じね。でもまぁ別にいっか。色んな人に楽しんで貰えるという点では童話の方が強いしね。


「シンデレラか……確かにいいな。ガラスの靴とか小道具作りでも楽しめそうだ」

「えっと……だから今はシンデレラに二票って感じかな?」

「多分そうですね。あ、やっぱ三票で。俺もシンデレラ賛成です」

「んー……私もシンデレラがいい。ちょっと要望はあるけどね」


このままいけばシンデレラになりそうだ。……けど、リリーの要望とは一体?今まで通りだと少し嫌な予感がするんだけど……


「えっとリリー……要望って?」

「二つくらいかな。一つは少しシンデレラと台本を変えること。そしてもう一つは……主人公をいじめる役に、ローズをあてること」

「えぇ!?私、悪役やるの!?」

「これはあくまで一ローズファンとしての要望なんだけどさ。いつもとは真反対の、凄いわる~いローズも見てみたいんだよね。……コナツとかわかるんじゃない?」

「悪いローズ様……何それ、めっちゃいいじゃないですか!」


何故か勝手に私は悪役をすることになった。……いや、確かに悪役令嬢だから動じる方がおかしいまであるんだけど。にしても……台本の改編?


「確かに、普段からのローズ様からは想像できないかもしれないな。聖女と学校中で名高いローズ様の貴重な悪演技……とても面白い」

「よし、じゃその主人公をいじめる役にローズ様、台本はオイラが印刷するからそれをリリー様が直す形で」


一応……本来のローズ様のセリフ、覚えてはいるから最悪アドリブで本来のローズ様の真似をして乗り切ることもできるんだけど……まぁ台本通りにやるのが一番だよね。にしてもどんな台本になるんだろ。


「ほか、なにか意見あるか~?……よし、ないな。そいじゃ決定!あとは……他の役決めだ!」

「なら、私から推薦で!主人公はリリーがいいと思います!」

「え、私?」

「うん、私はリリーがいい」

「じゃあ……いいよ?私がやる」


仕返し?というかなんというか。普通にリリーは主人公以外しっくり来ない感じがするのでリリーを主人公に推薦した。


結局配役は、主人公がリリー、主人公をいじめる役が私とコナツ、謎の魔法使いにツジ、王子様にジン、チアキは裏方って感じになった。すぐ台本も入るだろうし、残り一ヶ月全力で練習をしよう。


「よーし、配役も出し物も決め終わったね。って事で……はい、かいさーん!」


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