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最強最悪の悪役令嬢に転生した私は、やがてメイドとなる主人公に恋をする。  作者: dm
悪役令嬢17歳(地獄の予兆)

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悪役令嬢と戦闘訓練 終


「マイ、私が相手してあげるよ」

「……ありがとうございます、ローズ様。では……全力で行かせてもらいます。……咲け、炎の華!」


有難いことにマイは私の一対一に応じてくれた。けど……開幕この前の炎の華か。私が覚えてる限りだと全ての華が爆発するんだよね。確かにこの一発くらえば終わりのルールだとかなり強いかもね。


「なら……水よ、波となれっ!」

「そうすると思ってまし、たっ!」

「バレてたか……って、これは!?」


水魔法で炎の黒い炎の華を一通り流す。が、マイの狙いはまた別だった。マイの狙い……それは、炎の華をフェイクに使い地面に時限爆弾のような火球を潜ませておく事だった。


ギリギリで気づいた私は、何とか飛行魔法で空へ飛び、間一髪で交わした。……ちょっーっと手、抜きすぎたかも。


「な、空に逃げるなんてずるいです!」

「まぁまぁ、これも対空訓練だと思えばね。……炎鎖!」

「追尾式……そう来ましたか。なら……水よ、削げ!」

「そういえば魔具の事は完全に忘れてたな。じゃあ私も……雷よ、ていっ!」


炎の鎖を地面から生えさせて、それをマイにぶつける。が、マイは逃げながら水のネックレスをつけて、水魔法で鎖を壊した。……流石はマイ、ちゃんと水魔法の使い方も完璧だ。


「雷魔法!」

「流石にこれはきついでしょ。そうだなぁ……よし。《弾丸(バレット)》!」

「流石にこれは私も本気で行くしかないみたいですね。……我が内なる魔力よ、その全てを解放せよ!」


マイの目元の黒い雫がすうっと消え、マイから異常なまでの魔力が発せられる。……流石に普通の弾丸程度じゃ全て燃え尽きるか。多分他でやってもダメだろうし……さて、どうしようか


「おぉすごいねマイ!魔力解放をものにしてる!」

「自分で勉強したり、ジークさんに色々教えて貰ったりしてかなり使いこなせるようになりました……闇の炎よっ!」

「しかも……まぁ、当然のように魔法も超強化されてるよね。並の炎魔法じゃ打ち消されるし……水魔法は基本蒸発する。……風よ、吹き飛ばせ!」


マイが魔力解放をしたからか、炎の色がより濃い黒へと変わっていた。もちろん、色が変わっていただけではなく威力も嘘みたいに上がっている。軽く炎魔法で対応してみるが、押し負けた。水魔法も撃ってみたが、黒い炎に触れた瞬間蒸発して消えた。


流石に無視したら他の皆に行って危ないしなぁ。多分あれは魔力を感じただけでもやばいと思うし。ここは風魔法で受け流すのが一番か。……よし、もうそろそろ決めてもいいかな。


「流石に今のマイ相手に長期戦っていうのは私も厳しいからね……次で決めるよ」

「望むところです、ローズ様。なら私もありったけを……」

「水よ、槍となりて貫きたまえ。……水槍」

「な……そう来ましたか。流石にそれは、目で追えませんね」


水槍にできる限りの速力強化を付与して、投げる。

水槍はまるで一瞬の出来事のようにマイの頬を掠めて、消えていった。……よし、何とかギリギリ?だけどマイを落とせた。……一応ちゃんと回復魔法をかけた。さぁ、残るは……


「流石だね、イリア……私が近づきづらいようにするなんて」

「リリーは超がつくほどの近接タイプですもの。対策は取りやすいですわ」

「一回食らったら負け、なんてルールじゃなかったらちょっと無茶して一発で決めれたのにな」

「なんだかんだ言ってリリーこそ、中々しぶといじゃないですか。これでも私、かなり本気なんですのよ?」


イリアは雷を全身に纏って、リリーが一切近づけないようにしながら、雷魔法や炎魔法を使って攻めている。一方リリーは、攻める隙を伺いながら避け続けている感じだ。はぁ……リリー、剣使えば全然苦労しないと思うんだけどな


『あれ、ローズ……もう終わった?』

『うん、終わったよ。マイを落とした』

『そっか……じゃあ、しょうがないか。私も終わらせよっかな』

『ちょっとイリアが可哀想だなぁ……』


「ごめんだけどイリア、私もそろそろちょっと本気で行かせてもらおうかな。……私に応えて、神秘の剣!」

「これは……私のタイムアップ、ですわね。なるべくリリーが剣を手にする前に終わらせたかったのですけれど」

「でもこれでわかったね。ルール次第によっては私は一切イリアに手出しが出来ないってことが。……捻れる斬撃っ!」

「まぁ、結構上出来な方でしたわね。リリーと戦えて嬉しかったですわ」


私が終わった事に気づいて、リリーも神秘の剣を出してすぐさま捻れる斬撃でイリアに攻撃をヒットさせてチェックメイト。


……丁度、私達が終わったタイミングでジーク達も良い感じにキリがついたみたいだ。


「ジーク、ありがとね。助かった」

「お役に立てて何よりです、ローズ様。それにしても……先程の試合、凄かったですね」

「まさかこれほどまでとはな。本当、あなたが味方でよかった」

「マイ様とイリア様も流石でした。俺達は何も出来なくて申し訳なかったですけど……」

「そんな事はないですわよ、チアキ。色々あなた達にも助けてもらいましたから」


と、少し話して……その後はまた他のみんなに軽く魔法を撃ってもらったのだが、今朝よりもとても良いものになっていた。やっぱり流石だな、ジーク。

そんなこんなで一ヶ月程訓練を繰り返し、もうみんなはとてつもなく強くなっていた。……が、ここで一つ、事件が発生した。




いつからか……マイが、行方不明になった。通信魔法も一切繋がらない。情報も何も無い。完全な行方不明になってしまった。

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