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最強最悪の悪役令嬢に転生した私は、やがてメイドとなる主人公に恋をする。  作者: dm
悪役令嬢17歳(地獄の予兆)

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主人公は断罪イベントを壊す


遡ること数分前の話。私はいつも通りレイスの稽古に付き合っていた。そして、稽古が終わったので教室にいる先輩を探して一緒に帰ろうとしていた。


「あれ?ローズがいない?」

「センパイはこの時間帯なら絶対掃除をしているはずだ。いや、あるいはもう掃除を終えた後なのかもしれねぇ。」

「だとしても私達を呼びに来るはずだよね。うーん……とりあえず一回お手洗い見てくる。その間にちょっとレイスはマイ達にも聞いといて」

「あぁ、わかった」


結論から言うと、お手洗いに先輩はいなかった。

そして段々嫌な予感がしてきた。とりあえず私は教室に戻り、マイ達にもそれを伝えた。


「私がここに来るまでの間もローズは見ませんでしたね。私も、兄様も」

「僕も、見ませんでした」

「迷子になっている、とかでしょうか?」

「ローズに限って迷子は有り得ませんわ。お祭りみたいに人が多いならばともかく、もう一年近く通っている学校で迷子など」

「待って……マイの雫、光ってない?私、凄い嫌な予感がする」

「これは……闇の魔力!?場所は……この校内のどこかです!」


話していて、マイの目元の雫がうっすらと光っていることに気がついた。実は、マイの目元の雫は、光の魔力だけではなく闇の魔力にも反応する。そして、マイ本人はその雫を介して闇の魔力を感じ取ることが出来る。


「……私、嫌な予感がする。もしかしたら、ローズはこれに巻き込まれてるのかもしれない」

「ローズなら大丈夫……と思いたいですけど」

「ローズ様はとても繊細で、怯えてしまったり心に傷を負ってしまうと力が出なくなりますもんね……」

「……とりあえず、手当り次第探していこう。何があるか分からないから、なるべくみんなで一緒に」

「はい、もちろんです!」


って感じで私達は色々なところを歩き回っていた。そして気づいたらよくわかんないところにいた。けど……


「あはは……迷っちゃったね」

「いえ、でも良かったかもしれません……闇の魔力が少しずつ近くなってきてます」

「……待ってください、リリー様、マイ様。今、こんなチラシを発見しました」

「え……?なに、これ」

「何故、ローズ様が……!?」


ジークが拾ったチラシに目を通すと、「ローズ・コフィールの断罪」と書かれていた。後は場所だったり、煽り文句のようなものだったり。場所がわかったのは助かった……けど、なんで!?私も、先輩も断罪イベントを避けるため精一杯やってきたはず!


「……レイス、私と一緒に来て。全力で飛ばすから」

「しゃあねぇな。センパイの為だし俺も全力で飛ばすか」

「他のみんなは後から来て。状況にもよるけど出来たらローズのケアをお願い」

「わかりましたわ!リリー、レイス、気をつけて」

「うん、わかってる。それじゃあ、行くよ」


場所はここから丁度直進してった所だ。恐らく三秒もあれば行けるだろう。私は全速力で飛ばし、それにジークもついてくる。そしてドアの前まで来た時、言葉が聞こえてきた。


『ローズ・コフィールは……有罪、死刑。全員、放て!』


私は、すぐに剣を取りだして会場に入る。そして、魔法を全て切り裂いた。レイスの方を見ると、無事先輩も救出できたみたいだ。


「遅くなってごめんね、ローズ。ここはもう大丈夫だから、ゆっくり落ち着いて。もうちょっとしたら皆も来るから」


先輩はゆっくりと頷く。そして私は扉を閉める。

さぁて、後はこいつらか。……本来のローズ様ならば私も黙ってたかもしれない、が。生憎と今のローズ様は私の大好きな先輩だ。だからなのか、今凄い頭に来てる。


「流石にダメでしょ、大勢でよってたかって一人を殺そうとするなんてさ」

「リリー・クレスアドル……と、レイス・ビーズですか……何故ローズ・コフィールを庇うのです?」


審判官らしき男が、私に問いかけてくる。……なるほど、彼も先輩を殺そうとした一人なのか


「何故ってもちろん、彼女が何もしてない事を知っているからっていうのと……彼女は大切な友達だから」

「ですが、あなた方も彼女の犯した罪を存じているはずでしょう」

「悪いが、全くもって知らねぇな。少なくともセンパイは絶対に罪を犯すような人ではねぇ」

「話しても無駄と来ましたか……我らの断罪を邪魔した罪も含めて……報いを受けてもらいましょう。皆様、魔法を」

「あんまり戦いたくないんだけどなぁ。私今……凄いイライラしてるから、加減できないんだけど文句はなしだからね」


速力強化をできる限りかけて、片っ端から殴っていく。自分で言うのもなんだけど私はその気になれば馬鹿みたいに早くなれるので他の奴らは反応する間もなく倒されていき、最後に審判官らしき男一人が残った。


「なっ!?」

「さっきも言ったけど、私今凄く怒ってるの。話は後で聞くからとりあえず今は眠ってて」


少し弱めてその男を軽く殴って失神させる。……よし、とりあえずこれはラーベル達に話して後から話を聞かないとな。

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