2話
こんなこと考えてても状況は変わんないし、どうしようもないよね…
今持ってるもので何か使えるものがないか考えないと…
あわよくば誰か通りすがりの人に助けてもらえたらいいんだけど、こんな森の中通る人なんてそんなにいないだろうし、いたとしても何もできないうえに何も持っていない私を保護してくれる人なんていないだろう。
というか、いたとしても見返りに何を求められるかわからない上に、ここの通貨や常識を知らない状態でいきなり保護を求めるのは無理がある…?
せめて最低限のお金があれば、ある程度見返りも提供できるのに…
今日は休みの日だったから、トートバッグにいろいろ入っているのがせめてもの救いかなぁ。
・スマホ(圏外だからあまり意味なし)
・お財布(通貨が違うだろうから使えない)
・パソコン(圏外だから使えない)
・ハーブの本(今後役に立ったとしても今は使えない)
・化粧品ポーチ(街に入って生活したら使えるけど今は使えない)
・水筒
・小腹が空いたとき用のクッキー
・ハンカチ、ティッシュ
持ってきたものだけだと全然使えるもの入って無いなぁ…
ていうか、こういう時ってカバンに物がいくらでも入ります、みたいな感じになるんだと思ってたけど、そんなことなかったなぁ…
異空間収納みたいな…って画面みたいなの出てきた…!?
・神からの手紙
・金貨×100
・テント
・パン×100
神からの手紙ってなんか胡散臭いなあ…
でも状況わかりそうなの他にないし、開けるしかなさそうだけど、これだけ重大なことを手紙で済ませようとしてるのが納得いかない…
はじめまして!
処女作なのでいろいろ読みづらいところとかあるかもしれませんが、のんびり更新していこうと思っています。
ご意見、ご感想、お待ちしております。