ずっと一緒
「ふぅ…」
ルカに紅茶をかけてから時間も経って今はもう夜も遅い時間だ…
流石にそろそろ寝なければと思い、読み途中の本を閉じて椅子から立った。
「本、面白かったかい?」
「……っえ!?」
急に声が聞こえたので驚きながら振り向くとルカが笑いながら私の事を見ていた…
なんでこの部屋にいるの?…というかどうやって入ったの?この部屋の扉を開けた音はしなかったのに…
「る、ルカ様ですか…はい…面白かったですよ。それでルカ様はなぜこの部屋に?」
「うん?それはもちろんエリスの様子を見に来たんだよ」
「そうですか、ではもう様子を見たと思うので帰ってください。邪魔ですので」
「………」
何も反応がないわね…?流石にこれだけ言われたら帰ると思うんだけど… 動かないわね。
「あの…ルカさ……まっ!?!?」
……っえ?気が付いたら私は自分のベッドの上に倒れていた…
「ふふっ…エリス…ねぇ…君もしかしてさ…僕に嫌われようとしていない?」
「……っ!?」
な…なんでバレて…
「なんでバレたのか分からないって顔をしてるね。急に態度が変わったら気付かないわけないでしょ。ねぇ…エリスは僕から嫌われて婚約破棄してもらおうと思っていたの…?」
「そ、それは…」
「エリスはどこにも行かないと…僕とずっと一緒にいると約束したよね…?エリスはそれを破るの?僕とした大事な大事な約束を破るの?」
「だ、だって…」
「だって…?」
「ルカ様が私の腕を強く掴んで痕が残ったり、一生閉じ込めておきたいって言うから…!
私は自由にのびのびと暮らしたいから…
だからルカ様とは結婚したくないんです!」
「………」
「る、ルカ様…?」
「ねぇ…エリス…僕は君がこんなにも好きなのに捨てるのかい…?僕は君だけが居てくれたらいいのに……やっぱりお仕置きが必要みたいだね…」
そう言ったルカは口は笑っていたが決して目は笑っていなかった…
ルカは私が倒れているベッドに向かってゆっくりと歩を進める…
「お、お仕置きって…?」
「エリスの身体をいじめてあげるんだよ…安心して…エリスの純潔は結婚してからもらうからさ」
「な…!そ、そんなこと王子でも婚約者の公爵令嬢にやったらだめですよ…!父様に言いつけます!」
「ふふっ…大丈夫だよ…もう歯向かうことが出来ない身体にしてあげるからね…それにそんな怯えなくていいよ…!気持ちいいだけだから」
「ひっ……」
私は怖くなってベッドから急いで降りようとした。
やばい…このままじゃルカに…早く逃げないと…!!
「逃さないよ」
ルカは私の両腕を掴みベッドに押し付け、
私の体の上に乗っかって馬乗りの状態になった…
私の顔が絶望の一色に染まる…
怖くて怖くて体が震えて涙が溢れて止まらない…
視界がぼやけてルカの顔もよく分からなくなってきた…
「ふふっ…そんなに泣かないでエリス…大丈夫
ご飯を食べるときもお風呂に入るときも服を着るときも本を読むときも僕らはずっと一緒だよ…ずっとね…」
皆さん読んでいただきありがとうございます。
短かったですかね?続きは投稿しようか迷い中です。少し中途半端に終わってしまいましたからね。
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