作戦コード『SANNTASANN』
伏字これで大丈夫かなー
こんなことでBAN食らいたくないなー
深夜を回り25日になるかけている暗い時間帯
10人ぐらいの人間がとあるマンションの部屋の前にいた
カチャカチャ...ガチャ
「おい、無線機を渡してくれ『こちら「トイ○○スA班」鍵開け出来ました突撃可能』司令部どうぞ」
『了解、他の部隊の準備終了しだい作戦を開始する、しばし待たれよ』
無線機を切る
すると
「なあ先輩、俺は条件が厳しいが稼ぎの良い仕事があるって聞いてきたんだけど、何で俺たちはこんなに犯罪臭することを深夜にしてるんス?」
となりの黒い厳つい装備した奴が、服装にあってない軽い言葉で質問してきた。
※ちなみに装備内容は
スタンガン
何かのガス管
暗視ゴーグル
※服装は
黒いヘルメット
防弾チョッキ
装備などを隠す黒いマント
大きな盾
などなど
無線機を持っている奴はその質問に
「おい、今それ聞くか?」
質問で返した
「だって、これはさすがに聞いてないというか」
「言ったら通報されるだろうが」
「自覚はあるんスネ・・それならなぜ?」
「...あー、わかったわかった教えてやるよ、どうせ忘れることだがな」
「はい?」
聞き捨てならない言葉があったらしいが、聞き返しては来ない、今は理由の方が大切らしい
だから、そのまま言葉を続ける
「まずな、俺らがこれからやることは、犯罪じゃねえ」
「警察側が承認している。人に知られてはいけない極秘の大規模イベントだ」
「んんんんん???」
「わからない、という顔だな」
「まあ仕方ねえ、俺も最初は理解出来なかったからなー」
「..これはな正確には、大企業が行う商品の宣伝だ」
「とりあえず先にこの質問だ、サンタさんというものは、存在しない、なのになぜいつも枕元にプレゼントが置かれると思う?」
「俺らが、企業の商品の宣伝のために置いているんだよ」
「え……じゃあ後ろの..お前!そうお前!お前のもっているそれは」
「そうでゴワス!、おもちゃでゴワス!」
後ろにいる、盾を持った大同じ服装をした柄の大男のやつがそう言った。
黙っていれば威圧感のあるその存在もまた
同じように、服装とキャラがマッチしていない
「おい、開けるなよ。ラッピングは面倒なんだ...つまり俺達10人がいないはずのサンタクロースの正体ってわけだ」
「このイベントがいつから始まったかは知らねえ」
「もしかしたら、サンタクロースという存在自体がこの昔のイベントの俺らみたいな存在、なのかもしれないな」
「話を戻そう、このイベントは何なのか、同じことを繰り返すが、商品の宣伝だ」
「それぞれの班が、指定された家にこっそり忍び込み、子供の欲しい商品、もといおもちゃを置いて回るんだ」
「まあ、食べ物で例えるなら試食みたいなものだ」
「それをもらった子供が、そのおもちゃに関する商品をさらに買うか親にねだる」
「これにより企業は多くの利益を得られるってわけさ」
「へー、..あれ?でも、置かれるおもちゃは、親が買ったものではなかったスか?自分、それでサンタはいないという悲しい現実を知ったたはずだったスけど」
「馬鹿か、なんでキリストの誕生日に親が子どもの好きなものを買わないといけないんだよ」
「俺らが、親に「自分たちが買って子に与えた」と思わせているだけだよ」
「お前も持っているガス管。その中に記憶をそういう風に書き換える特別な気体が入っているんだよ」
「そうやって、記憶を書き換えないと大騒ぎになって大変だからな」
「子どもの枕元に見知らぬおもちゃが、置いてあったら怖いだろ?」
「まあガスに害はないから安心しろ、むしろ体に良い成分しか入ってねえよ。肩こり腰痛に効くらしい」
「まあその時、親に起きられて暴れられると困るから、こんな大装備なんだがな」
「なるほどっス、この装備にはそんな理由があったんスね..」
「ちなみにこの事、お前に説明するの5回目だ」
「え?」
「情報が洩れたら困るからな、アルバイトは記憶消してるんだよ、俺に記憶があるのは20回アルバイトしても仕事中に人様の家で問題を起こさなかったからだ。つまり、信用されたってことだ」
「でも、自分はあの時、着ぐるみ着るアルバイトでお金を稼いだはずでは..」
「着ぐるみのバイトで、あんなに給料が高いわけないだろうが、消した記憶のつじつま合わせだよ」
「そうだったんスね」
「まあ、そのお前の記憶も終わったら違う記憶に代わるんだがな」
「なんか怖いっスね」
「まあ、なれるさ、来年も誘うからあと15回がんばれ」
すると突然
ピーピーと無線機が小さく鳴った
『こちら司令部、トイ○○ス全班および、ユ○クロ・アッ○ル・ド○モ、スポーツの○○、などの全班に通達、全ての班の準備が完了したことが確認された、これから極秘作戦【SANNTASANN】を始める!メリークリスマス!』
その言葉と同時に俺たちは、煙突ではなく現代風に玄関から入る。
俺らサンタクロースの仕事のためにも、これを読む紳士淑女の子供たち、早く寝てくれよ?
いい夢を、good night
読んでくれてありがとう