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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

神ちゃんの部屋〜不真面目神の玩具部屋〜

作者: ゆき

※深夜テンションの産物です。辛くなったらブラバ推奨

でも書ききれたから投稿するのは私だからなのよ!


〜♪某○○の部屋風BGM〜


 神「は〜い!どーもワタクシ復活と転生の神をやらせてもらってます、■■■■■(発音不可)と申しま〜す!気軽に「神ちゃん」って呼んでね〜、よろしく!」

 神「ここは私の仕事部屋なんですけど〜、見てくださいこの真っ白な風景!私の上司である魂魄神様が「お前はただでさえ神としての力以外はあまりにもあんまりな癖に、その巫山戯た口調で神らしさがないのだ、この白い部屋なら少しは「神っぽく」見えるだろう!……貴様は真面目にやればすごいのだから働いて結果見せろよ!……そうすれば上に掛け合えるんだからな」なんて言ってこの部屋に押し込んだんですよ〜。酷くない?真面目とか無理」

 神「そんなわけで、この何もない部屋だといくら仕事してるとはいえ退屈でしょ?だから少し工夫してみる事にしました!」


 神「作業中に来た面倒な奴ら(【転生希望者】)で机と椅子を作って、地上で有名な某部屋みたいな配置にしてみたの!この感じで転生先の希望を聴いてみようかなって!」


 神「そんなわけで〜今回の憐れな犠牲者(【転生希望者】)はこちら!とってもベタだけど初回だからいいよね!『猫を助けようとしてトラックに轢かれた』V君で〜す!」

 V「トラックに轢かれたと思ったらいきなりこんなとこに居て、美人のお姉さんに「ちょっと待っててね」と言われて期待と共にカメラ外に居たらそこにある机と椅子が俺と同類の人間だった事が判明して現在死にたくない一心のVですよろしくお願いします」

 神「自己紹介長いね!ウザイよ?」

 V「すみませんごめんなさい許してください何でもしますから家具にはしないでください」

 神「え?今何でもって……」

 V「それは言葉の綾で……って神様この話題といい某部屋といい地上の文化知ってるんですね」

 神「あーうん、君以外にも色んな人を転生させたり復活させたりしてるからね。その時に色んな話聴いたり、仕事サボって地上に行ったりしてるから〜ほら免許証」

 V「堂々とカメラの前でサボり宣言……ってうわマジだ、「神野生子」とかほんとにテキトーななま……」

 神「()()

 V「いやー素敵な名前だなー!この名前考えた人はきっと天才だろうなー!」

 神「まぁ実際地上に降りようと思った時にその場10秒で考えた名前なんだけど」

 V「なんかこの場に来てそんなに経ってないはずなのにこの神様に完全にいいようにされてるな……」

 神「それが神とそれ以外との違いさ。それはそうと私最初に「神ちゃんって呼んでね!」って言ったはずなんだけど……呼んでくれないの?」

 V「うっ……で、でも神様を愛称…?とか何がおこるか解らないし……」

 神「そういえば私の右に花瓶と花がないわね」

 V「神ちゃん!これでいいですか!?」

 神「おーけー!じゃあ本題行こうか!アナタには私が質問するいくつかの事を話して貰うよ!」

 V「おぉ……それっぽい?見た事ないけど」

 神「アナタに話して貰うのは……(瞬時に現れる回転式ダーツ)……おお!『トラック避けれなかったの?雑魚なの?』だね!」

 V「質問ではなく罵倒では?」

 神「質問だよ?ほら、「雑魚なの?」って聞かれてるじゃん」

 V「えぇ……まぁ少なくとも視界いっぱいに広がるトラックを避けれないのが雑魚ならば私は雑魚です」

 神「ほんとに雑魚なんだね、私ならデコピンでトラック破壊して生存出来るのに」

 V「人間は生身でトラックに対抗出来ませんからね?神さ「神ちゃん、ね?」……神ちゃん基準はやめてください、視聴者がいるのかは知らないけど虚しくなるので」

 神「視聴者?いるよ?ほらこれ(ポンポンと椅子を叩く)」

 V「(青い顔)……まさかと思うのですが……いや勘違いだと、そう勘違いだと、言って欲しいです、この家具って生きてます?意識もあるんですか……?」

 神「もっちろん!私は『復活』と『転生』の神だよ?ちゃんと生きてるし意識もあるよ?なんなら息もちゃんとしてるからね!」

 V「……え……死んで…ない…?」

 神「ん?どした?」


 V「…………うぷっ」




───しばらくお待ちください───




 神「…………大丈夫?この部屋にでの君は魂を無理やり身体の形にしてるだけなのに、魂の形を崩してまで吐けるってよっぽどだよ?何があったの?」

 V「……あなたの、やったことが、ですよ」

 神「ワタシが?一体何をやったってのさ?ワタシは徹頭徹尾いつも通りで、おかしな事はなにもしてないんだけど?」

 V「貴方のしていることは……生命への冒涜だ!死体を加工したなら猟奇的な行動に恐怖するだけだった!なのにあんな状態になって生きているだって!?巫山戯るな!こんなのは人とは言わない!」

 神「誰がいつこの椅子や机が『人』だなんて言った?」

 V「は?」

 神「これは『椅子』って生命体だよ?」

 V「……何を、言っているんです?」


 神「ワタシが、『生命と転生の神』たるワタシが 創った新しい生命の形だってことさ。元の魂が人ってだけで、死んだ人間の魂が次は獣や虫なんかになるなんてザラだからさ、この『椅子』や『机』は偶然にも記憶を継承して、人間だった頃そのままの意識を椅子なんて生命に持ち込んだバカというだけだろ?」


 V「……け……な」

 神「ん?」

 V「ふざけるな!神だかなんだか知らないけどな!人をそんなおもちゃみたいに扱いやがって、絶対に許さない!お前は、存在しちゃいけないやつだ!」


 神「……はぁ、シラケるわぁ。ちょっと萎えるような発言やめてよねもー」

 V「……なに?」

 神「いやね?いるんだよ結構。前世の倫理観とか独自の正義とかここに持ち込んで暴れようとする奴らがさ?別にいいじゃんね?私神様なんだし、だって誰も困ってなんて─────」


 V「ふざけるな!どんな理由があろうともこんな風に命を粗末に扱っていい理由にはならない!」

 神「いや、だから」

 V「ぶっ殺してやる!うおああぁぁぁぁぁ!」

 神「ちょ、そんな充血した目して殴りかからないで怖いから!……あれ、これヤバいやつ?この世界で肉体変化してるってまさか?」


 V「うるぁあぁあぁあぁっ!ぶっ殺してやる!ブっ殺してヤる!ブっcoロしteヤる!ぐruるaぁぁaァっ!#%@*&§¥!!」


 神「……あーあ、魂の器崩れちゃったかぁ……ちょっと壊れるのも早くない?肉体もハ○クみたいになってきてるし……」


 神「いや、()()()()()()仕事の内だし、正直コレめっちゃ疲れるしやりたくないんだけど、やるしかないのがなぁ、めんどくさいけどやるかぁ?ハァ……」



 神「ちょ〜へ〜んしん!神ちゃん、スーパーモード!」



 ■「─────────(我、復活神にして転生神なり、天上なる最高神よ、禁忌を許したまえ)」


 ■「─────────(偉大なる輪廻よ、この冒涜を許したまえ)」


 ■「─────────(偉大なる生命よ、この冒涜を許したまえ)」


 ■「─────────(器なき魂に、新たなる形を授ける)」


 ■「─────────(新しき魂の形、それは()())」




 ■■■■■「─────────っ!(権能解放!ソウル・リフォーム!)」



─────────────────


 神「は〜いどぉ〜も〜!神ちゃんだよ〜!」

 神「今回はこの部屋に新しい仲間が出来たので紹介します!ちょっと待っててね、今顔を家具から顔を生やすから」


 神「まずは先輩から!1番の古株で、転生希望が「貴方の『椅子』になりたい」というド変態!Cちゃんだよ!」

 C「はぁはぁ、女神様のお尻……柔らかいですわぁ」

 神「こんな風に座られてる間ずっとはぁはぁ言ってる気持ち悪い女の子!」


 神「続いて、Cちゃんの話を聞いて「ならば私は貴方の飲んだコップが倒れて中の口の付いた飲み物が体いっぱいに広がるのを期待して『机』になる」というあまりにあんまりなチャレンジャーな性癖持ちのD君だよ!」

 D「女神様が飲み物を倒した事がない事を聞いた後は何故服にしなかったか後悔している」

 神「うん、それは絶対却下だし、たとえ出来ても一生タンスの中に置いとくぐらい気持ち悪いね!Cちゃんが椅子なのは単純に1人目だったのと、女の子だしギリセーフだからだね!」


 神「最後に新入り君!この子は二人のエピソードを中途半端に聞いて勝手にキレて魂が壊れちゃったから治すついでに『()()』にしたV君だね!この中で唯一無断変化させた子だよ!」

 V「……今受け入れたくない現実が目の前にあるのですが、もしかして私怒る必要なかった?前の二人は望んでこれになってたの?ていうか何故花瓶……」

 神「うん、そうだよ?君はあまりに的外れな怒り方で魂だけの人間が出来る感情を越えちゃったんだ。バカみたいだよね」

 神「ちなみに花瓶な理由は君の頭文字がVだったから。vaseだね!CちゃんD君がまさかの奇跡的マッチングだったし、コレはもう揃えるしかないなって!」

 V「……まぁいいです。ちなみに私はいつまでこのままで?」

 神「私が飽きて壊すか、ゲストの人の不注意で壊れるまでかな?」


 V「そんな……」

 神「ふふふ、君もう少しで二度と輪廻に戻れない化け物になるはずだったんだから、その体で少し癒しなさい。ついでに花瓶の生も楽しんでみるといいよ」

 V「これ生きてるって言えるのか?いや、正気に戻れただけマシなのかな?」


 神「さて、そ〜んなワケで!今回の新メンバー紹介はおしまい!次回からは普通にゲストが来るからね、普段は口だけ出して置くから、先輩達と仲を深めてね!じゃあ私は地上に遊びにいってくるわ〜!みんな〜ばぁいば〜い!」


 V「え、ちょ、まっ」


 C「(耳ガシッ)よし新入りくん?女神様の尻について語りましょ?」

 D「(耳ガシッ)そんなことより女神様の愛らしい唇について───」

 V「待って神様!動けない状況でこんな変態の巣窟に放置しないでぇぇぇ!」



 ここは神ちゃんの部屋

 ここでは誰も居ない時には何故か尻唇爪の性癖持ち達の気持ち悪い変態の会話が聞こえるらしい───



 めでたしめでたし?


読了ありがとうございました

これを読み切ってくれた事に感謝を!

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