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俺のコードネームは「D」  作者: 庵本探
11/24

第11話 終わりが見えない

「フフフフフ。さて、爺、行きますか?」

「ハハハハハ、そうじゃな。」

 俺たちは、T国大使館の前で張っている。

 目的の人物が現われるのを。


「ビンゴ。チョウさんを見つけた。」


 俺は、チョウさんをつけていった。

 チョウさんは、近くのレストランで注文している。

 おれは、その席の近くに座り、ホットコーヒーをひとつ注文した。

 そして、頭の中で爺と会話する。


「爺。お願いいたします」

「うむ。・・・・・・・・・・・・・・・完了じゃ。

 しかし、ひどい奴じゃのう。

 この場で、ユウランのようにビンタしてやりたいわい」


 記憶いただきました。爺が怒るほどひどいことをしている奴なのか。


「まあ、ここは我慢しよう。オウ君が疑われたら可哀そうだしね。」


「そうじゃな。仕方ない。

 和也よ、それでは、

 早速、こやつの配下どもに挨拶に行くか?フフフッ」


「そうだな。ストレス発散しに行きますか。フフフフフ」

 俺たちは不気味に笑いあった。

 その後、コービーを美味しく飲んだ俺たちは

 優雅にレストランを後にしたのであった。


 とある料理街

 一軒のお店に入る。


「黄金龍会のリュウさんですか?」


「誰だ。お前?」


「何か、色々とチョウさんに頼まれて、

 ひどいことをやっているのでお仕置きに来ました。

 あと、この先、

 あなた方が私の仲間に危害を起こさないための忠告です。」


「ドアとカーテン閉めろ」

 

 リュウさんが指示を出すと、一瞬で席に座っていた男たちが動き出す。

 

 7人か?いや。

 2階から階段を下りてくる音がする。

 ありゃりゃ、15人くらいか。すごいな2階で何をしてたのやら。

 合わせて22人。

 俺でも相手できそうだが、ここは、ストレスが溜まっている爺に。

 

「では、爺どうぞ」

 一瞬で体の支配権を入れ替えた。

 

「この間よりは、楽しめそうじゃのう」


 まずは正面からナイフを持った奴が襲いかかってきた

 爺は体を反転しギリギリでよけて

 相手の首裏に手とうを喰らわして一撃で倒す。

 リュウさんが「面倒そうな相手だな。リンチだ」と呟いた瞬間

 その瞬間、見たことのない武器をもった5人が一気に襲ってくる。

 その後ろには日本刀をもった3人、

 そのほかの奴等は、壁際で笑みを浮かべて観戦している。

 全員で来ればよいのに、まあ無理か。この店は狭いし。

 

 爺は、武器を持った男の懐に入り、

 溝内に一撃、何か気功みたいのだしているよね。

 相手が血を吐いて倒れた。

 もう一人は、武器をもっている手首を返して、

 顎に掌底、飛んで倒れる。

 倒れた奴の後ろから日本刀の奴が切りつけてくるが、

 半身で避けて、アッパーカット

 更に背後からの奴に、後ろ回し蹴りで武器ごと顔面に打ち抜き、

 日本刀1人が振り下ろし、もう一人は日本刀で突き刺しに来たが、

 爺が避けてしまえば味方同士で殺しあってしまいそうなので、

 俺が、精神エネルギーで一人を膝から崩れ落とし、

 爺は日本刀を突き刺しに来た方を簡単に避けて、

 思い切り右ストレートを顎にかました。

 

 うん。まあ、まだまだ足りないな。もっときなさい。

 そう思っていると、はい出た。拳銃

 他の奴等は、拳銃ですか?

 この練習を爺はやりたがっていた。普通、練習できないもんね。

 あえて、爺は窓際から階段の方向に体を移動させた。

 窓から銃弾が飛び出し、外の人に迷惑が掛からないようにである。

 

 そして、10人以上からの一斉射撃。

 6秒くらい続いたであろうか。

 

 「まだまだ修行が足りないようだぜ。和也。

  3分の1くらいは、和也の精神エネルギーで守られたか。

  ちくしょう。」

 

 「いや、爺、

  3分の2も肉体で弾丸を落としているのだから大したものだよ。

  俺では、10分の1くらいしか出来ないよ。」

 

 爺は、手や足に精神エネルギーをまとわせて

 弾丸を止めていく。

 さばききれない弾丸は俺の精神エネルギーで防御したのだ

 俺たちは脳内で会話を終えると

 

 「さて、では、暴れさせてもらうぜ。」

 

 そう、これからが本番。

 俺を見て固まっている奴らは、

 何が起きたかわからない様子だったが、

 爺が動こうとすると、

 危険を感じたのか、近くの武器をもって一斉に襲いに来た。

 2分くらいの出来事であったが、爺は一撃で倒すのではなく、

 ボコボコに倒していく、

 顔面が倍になるような、

 内臓がズタボロになるような、

 骨がおられ、

 ギリギリ生かされているように。

 少し、残虐であるが、

 こいつらの脳の記憶を見て爺は激怒していたのである。

 こいつらの残虐な殺し方に。

 先ほど一撃を喰らって倒れた者も全て。

 

 いや一人を除いて。


「ここに座れ。」


「は、は、はい。」


 リュウは怯えている。

 これまでも死の恐怖は何度も味わった。

 でも、生き残って、裏組織のトップまで昇りつめた。

 自分に恐れるものなど無い。俺は強い。

 そう思っていたはずなのに。

 目の前で、常識はずれなことが起きている。

 逆らえば、絶対、負ける。

 怒らせれば、絶対、みんな死ぬ。

 目の前に座っているだけでも死にそうだ。


「話は簡単だ。

 今日の夜、おまえにチョウから仕事の依頼がくる。

 株式会社のぞみの役員や社員、誰でも良いから数人。

 襲えと、殺しても構わないというね。

 その仕事の依頼を受けるな。それだけだ」


 爺は俺の思っていることを話してくれた。


「はい。絶対に受けません。」


「名前は覚えたか?」


「か、株式会社のぞみです。」


「良し。悪いことはしても、嘘はついちゃいけねぞ」


「は、はい。」


 どこかで聞いたセリフだな。

 とりあえず、仲間たちが狙われることはなくなったかな。

 次行ってみよう。と俺は甘い考えをしていた。

 そう、他に、小娘役員4人を消そうとする者のことを知らなかった。


 


 闇将軍 田中信一郎は午前10時丁度にホテルのロビーについた。

 相手は、ソファーに先についているようである。


「これが、リストだ。」


「確かに。任せろ。」


「報酬は終わってからだ」


「大丈夫だ。信用しているからな」


「久しぶりじゃないか。俺に直接頼むなんて。Mr田中」


「もう、失敗が出来ない。お前以外に信用できない。」 


「安心しろ。俺が失敗したことがあるか?」


「だからだよ。信頼している。」


「しかし、そんな大物なのか?相手は

 まあ、この国内ならどんな大物でも関係ないがな。」


「いや、単なる小娘たち4人だ」


「ヒュ―。もったいない。

 俺が少しだけ楽しみたいな。」


「ふっ。もの好きだな。まあ、好きにしろ。

 結果が同じなら、構わない。」


「タイムリミットは?」


「今日中だ。早く不安を無くしたい。出来るか?」


「了解だ。問題ない。」


 そして2人は何事もなかったように別れる。

 田中信一郎は考える、

 仕方ない、会社の役員全員が連続死。

 不自然だが、証拠が無ければ陰謀論の噂が広がるだけ。

 いざとなれば、警察も動かせる。

 一番恐れるべきは、民意が変わることなのだ。


・資本主義が最も優れている。

・民主主義で決まったことなのだから従うべき。

・我々は、自由を与えられている。

・お金持ちが成功者だ。

・成功者は努力している。

・我々の制度が正しい。正義であると


 この民意が崩れてはならないのだ。

 この先にある世界を目指すためには。

 自分は、正しいことをしているのだ。

 犠牲はやむを得ない。

 人類の為なのだ。

 

 それなのに、それなのに、あの会社は危険なのだ。

 今は影響力は小さい。

 しかし、ほっとけば蓮の花のように

 あっという間に、沼一面に広がる可能性があるのだ。

 広がる前に排除する。

 だからこそ、あの方は俺に指令した。あの会社を消せと。

 あの方、私の尊敬する偉大なる絶対者。

 人である限りあの方に絶対に勝てない。

 

 和也は、いや和也達は、知らない。

 危機が4人の小娘役員たちに危険が迫っていることに。


 和也達は、危険が去ったと安心している。

 しかし、


「和也よ。まだ終わりではないぞ」


「わかっている。でも、

 とりあえず直接手を出す奴は抑えたのだから、

 危険は除去したと思うけど。」


「いや、チョウさんが誰から指令を受けたのだが、

 そこを追う必要があるじゃろう。」


「そうだな。とりあえず、末端は抑えてたけど、

 これから上に行くしかないよな。」


「じゃろ。チョウに指示したのはこの国の官僚じゃ。」


「うん。そうだよね。」


「官僚に指示できるのは、相当じゃぞ。」


「そうだな。まあ、行くか?」


 俺たちは呑気に財務省へ向かったが、

 受付で、「目的の部署とご用件をこれに記載して・・・・」

 部署?ご用件?

 部署までは、チョウさんの記憶ではわからない

 ご用件は、とっちめす。

 うん。帰ろう

 知っているのは、顔と名前だけ。

 結局、その官僚に合うことは出来なかった。


「爺。今日のところは帰ろう。」


「そうじゃな。しかし、何故か嫌な予感がするのじゃ。」


「そうか。・・・・・よし。

 恐らく、仮に狙われるとしたら役員の小娘4人組だ

 今日は、俺の家にさりげなく集めてみよう。その方が安心だ。」


「うむ。そうした方が良いじゃろう。」


 俺は、日向に電話した。・・・・・・・・つながらない。

 珍しいな?

 倫花に・・・・・琴美に・・・・・希美ちゃんに・・・・・・・・・・・・・・

 

 会社に電話する。

「全員、会社にはいませんけど。」

 花子が電話に出て、答えてくれた。


「みんな、どこかに行くとか言っていた?」

 

「珍しいのですが、誰も行き先を言わずに姿が見えないのです。」

 

 ヤバイ。何かあった。


「爺。クソッ。」


「和也。ヤバイぞ」


 爺と俺は、思考を加速する。

 久しぶりに焦る。

 油断したわけではないのだが。

 結果がすべてだ。落ち着け。

 焦って、冷静な判断が出来ない。

 俺が怠慢だった。

 畜生。少しばかり修行で力がついたからって。

 いい気になりやがって。この俺の糞野郎。

 俺を殺してやりてえ。

 今、どうすれば最善なのか?考えろ。考えろ。


 

 とある室内。


「すみません。お仕事なので」

 

 ソファに腰掛ける男は優雅なセリフを吐いた。

 希美達4人は、ロープで縛られている。

 しかし、希美たちを連れ去った男達も、何人か負傷している。

 ひとりひとり眠らせて連れ去ったのだが、

 希美だけは背後から襲った時に気付かれて乱闘になった。

 希美は小さいときから、空手と柔道、護身術を教わっていた。

 父親が、絶対的に可愛い希美は襲われるはずだと思い込み

 習わせていたのだ。

 そして、最強の美女格闘家が生まれたのだが。

 さすがに、殺し屋の4人相手には勝てなった。

 格闘技と実践は違うのである。

 希美だって実践は経験してきたのだが、それはレベルが違う。


「お前たちは、俺が呼ぶまで控えていろ」


 すると4人の男たちは部屋を後にした。


「ちょっと。いくら私たちが美人だからって、

 強引すぎるんじゃない?」

 希美が言い放つ。


「いや、あなたには全く興味が無い。」

 

 男は、

「すばらしい光景。

 大丈夫。私が相手している間は生きていられます。

 ですから、生き延びるために私に対して頑張ってください。

 私が飽きたら終わりです。」

 

 さすがの小娘4人組も意味が解っているようである。

 

「順番は、最初にあなた、次はあなた、その次はあなた。」

 倫花、日向、琴美の順番だった。

 

「ちょっと。私は?」

 

「だから、あなたには興味が無い。

 男にアッパーカットするような女性。」

 

 希美は外された。

 このままで好き勝手されて殺される。希美以外は。

 しかし、小娘4人組は諦めない。

 なにか生き抜く方法を考える。

 しかし、諦めないがどうしようもない。しかし諦めない。

 

 しかし、

 さあ、まずは君だ。

 奥の部屋に行くよ。

 縛られた倫花をお姫様抱っこして、隣の部屋に連れ込む。


「思い出のお姫様だっこを。てめえがやるな。離せ、降ろせ、」


 倫花が叫んで暴れる。

「ふざけるな、くそやろう。倫花をはなせ」

「やめろ、このやろう。倫花に手を出したら殺す。」


 日向と琴美が普段使わない言葉で罵倒を浴びせる。

 そんな言葉はむなしく。男は隣の部屋に倫花と入っていく。


「さわるな、やめろー」

 隣の部屋から倫花の声が聞こえてくる。

 くそっ。もう駄目だ。諦めかけたそのとき、


「助けて。うんこマン」

 希美が泣きながら叫ぶ。




「ドカンッ」




 部屋のドアが壊れた

 そのまま、ドアを壊した男が隣の部屋のドアも蹴り飛ばして壊す。

 部屋の中から悲鳴が


「ヒエ―――――――」


 しばらくして、男が倫花をお姫様抱っこして帰ってきた。


「うんこマン。登場です。」


 4人の小娘4人組は泣きながら

「うんこマ――――ン」を叫びあうのであった。


 そして、俺は、4人の小娘たちの縄をほどいた。

 かわいそうに、手首と足首に縄の跡が赤くついている。

 怒りがこみ上げたが、ここは心を落ち着ける。

 まあ、スカートの中を少し覗いてしまったからだが。

不可抗力です。


 ジャックとその配下4人は俺たちの前に正座している。

 俺と爺は、

 蛇の道は蛇だという考えからジャックのU大使館に来た。

 入れてくれないので、全員、眠ってもらったのだが、

 途中、4人の特殊部隊が俺の前に出てきたが、

 スルーでとおしてくれた。

 廊下を走ってジャックの部屋に向かったところ、

 希美ちゃんの泣き叫ぶ声が聞こえたのだ。

 そして、ドアをぶち壊して入り、

 隣の部屋の気配から隣の部屋のドアもぶち壊した。


 そして、ジャックも、

 実は希美の「うんこマン」の叫び声で固まっていた。

 そして、後ろを見ると「うんこマン」。

 悲鳴を上げるしかなかった。

 まあ、とりあえず4人とも無事でよかった。

 

 しかし、俺も悪かった。

 仲間に手を出すなと言ったが、

 ジャックたちは「うんこマン」の仲間は

 「浣腸マン」しか知らない。

 ここで、ジャック達を怒るのは、可哀そうだろう。

 

 そして、ジャックたちが話を出来ないようなので俺が話す。


「彼女たちに謝ってください。

 そして2度とこのようなことをしないと約束してください」


 俺は、ジャック達にお願いした。

 しかし、ジャック達は恐怖のあまりうまく話せない。

 首を縦に何度も振るばかり。

 やっぱり、すこし可愛い。


「和也さん。どうしてしまったのでしょうか?この方たち」

 倫花が俺に問う。


「自分たちの過ちに気が付いたのでしょう。

 反省が大きすぎて、このような状態に。」

 

 俺は誤魔化した。まあ、普通なら誤魔化しきれないだろうけど、

 この小娘たちなら大丈夫かな?

 

 しかし、希美は考えていた。

 何故、この人たちは、和也君に従順なのかと。

 そして理解した。やっぱり和也君は。そして話し出す。


「和也君。何か隠していますね。」


 ここで、希美ちゃんがつっこむか?

 一番、何も考えていない小娘が?

 しかし、勘が鋭いときがある。

 侮れない小娘なのだ。


「いや何も隠していないよ。俺が何を隠しているって?」

 

 俺は、少しオドオドしながらも答えた。

 いつものスルーは出来ない。



「わかってしまったのです。

 まだ病気が治ってなかったんですね。可哀そうに。

 和也君は、まだ変態プレーをやり続けていたのですね。

 この方々と。」

 

 違います。全然違います。止めてください。

 いつもどおりスルーします。

 

「でも、すごかったですね、あの破壊力。和也さん」

 

 琴美が、どうでも良いことを聞いてくる。

 正直、俺からすれば紙を破る程度なのだが、

 普通の人はビックリするよね。

 

「俺でも信じられないよ。

 火事場の馬鹿力だね。必死だったから

 あと、やっぱり海外製品は壊れやすいんだよ。ハハハ」

 

 ジャックと4人組が俺の顔を見る。

 俺は、睨みつけてアイコンタクトをとる。

 俺の意思は通じたようだ。


「どうして、ここに和也さんは来られたんですか?

 どうして、私たちが捕まったとわかったんですか?」

 日向が質問してくる。


 さすが日向。そうだよね、不思議だよね。

 でも、話せないよね。

 ユウランにごめんなさいと思いながら、

 嘘をつくことにした。


「本当に偶然なんだけど、元同級生がここで働いているんだ。

 それで、僕が働いている会社の役員が連れてこられたって、

 連絡してくれたんだよ。それでね。急いで来たんだよ」


 誰だよ元同級生って。

 そして、話を続ける。

 

「どうやら、ジャックさんたちも勘違いしていたらしいよ。

 希美ちゃんたちがU国の情報を探るスパイなんじゃないかと。

 それで、少し怖がらせてやろう。みたいな・・・ねっ」

 

 俺が、ジャック達を睨みつけると

 ジャックと4人組は首を縦に何回も振る。

 

「やはり、スパイとは危険なんですね。良い経験をしました」

 日向が考え込む。


「そうですね。すこし興奮しましたが。あれはあれで。」

 えっ。倫花、凄く嫌がっていた声が聞こえたけど。どっち?


「まあ、何事も経験ですよね。これからは大丈夫」

 琴美。駄目ッ。君には絶対危険な目に合わせられない。ヤメテ。


「やはりさすがU国大使館。

 この間、屋根裏でお昼食べたのがバレたのね。

 ごめんね。みんな。私のせいみたい。」

 

 凄い。希美ちゃん。大使館の屋根裏?

 そんなレベル上がっていたの?

 というか、不法侵入? 

 大使館の場合、どういう犯罪になるの?

 捕まっても、文句言えないじゃん。


 まあ、この場はすべて琴美ちゃんが悪かったことにしよう。


 そして、俺と小娘4人組は丁寧にお見送りをされて

 U国大使館を後にした。

 

「爺?」

「うむ。大丈夫じゃ。田中信一郎じゃな。どうする?和也」

 

「今度は、この国の闇将軍か。」

 もう、終わりが無い感じがしてきたが。

「爺、付き合ってくれるか?フフフ」

「付き合いたくなくても、離れられないのじゃ。仕方ないじゃろ。ハハハハハ」


 俺たちは、終わりが見えない戦いに足を踏み入れてしまった。

とうとう終わりの見えない戦いに足を踏み入れてしまいました。

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