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善と悪のプロローグ
20XX年、地球は核の炎には包まれなかったが、巨大な隕石が接近していた。
地球に落ちた場合の被害はとてつもなく、各国は軍事兵器によっての破壊を試みた。
結果は成功。
隕石は小さな欠片となり、大気圏で焼失していった。
だが、隕石に含まれていた謎の放射線だけは違っていた。
それは世界中に降り注ぎ、人々に変化をもたらしたのだ。
ある者は超人的な腕力に目覚め、ある者は目からビームを放つようになり、ある者は動物達を操った。
そうなれば起こるのは能力を使った犯罪である。
あらゆる可能性があらゆる場面で起こり得る状況で、各国はついに決意した。
能力には、能力をぶつける。
そうして生まれたのが、能力を持ちながら悪事に加担せず、むしろそれを許せない者達、そう、ヒーローである。
彼らは悪に立ち向かい、今日も戦い続ける。
これは、そんなヒーローの戦いを描いた物語である。