3-召喚準備
主人公は、今回出てきません。
魔王っぽい人がいる
ある異世界…
「弓兵構え!」
将軍の合図で
城門手前に構える、約5000人の弓兵が一斉に構える。
兵士達の目の前には、凶悪なモンスターが約1万匹を越えている。
黒ゴブリン、黒オーク、
巨大な赤い色のケルベロス…
またその後ろには、人の姿をした。
「「スカイドーク」」
小さな王冠に黒の角を2本を生やした黒のマント
その巨体に、クロス大剣という武器を挙げながら
歩いている。
「カイ将軍や!魔物が多すぎるのぉ…我々魔導師隊は、どうしたらええかの?」
「炎壁で敵の前衛を足止めを頼みます」
我々の魔導師隊の戦力は、1つの大国を滅ぼす戦力だ。だが敵の魔物の中に一匹やっかいな魔法を使う人物がいる。
「にゃははは!人間の癖にしぶといやつらだ!あたしの魔法黒箱にひれ伏せ!」
「ハーミル!!ここで、黒箱を使うな」
「え~ドーク様使ってもいいじゃないですか~つまんないのぉ」
「すまないハーミルの黒箱は、強力すぎるのだ!ここでもしそれ使ってしまうと周りのゴブリンやオーク達が倒れてしまう」
そう黒箱を使わせてしまったら人間やゴブリン達が倒れてしまう。それでは、今後の戦力を整えるのに時間がかかってしまう。
「矢を放てえええ!!!」
一斉に放たれた無数の矢は、魔物達に向かっていく。
「ミハール!!」
「わ…わかってますよぉ……空間変異」
黒い霧が、魔物達の頭上を覆う。
「ぎゃあああああ」
兵士達に先ほど放った矢が刺さっている。
「何事だ!」
「カイ将軍!ご無事ですかの?」
「大丈夫だ問題ない。それより魔導師これは魔法か?」
「いかにも。我々が使うとなると大量のマナを消費して死に至る可能性があるのじゃが。仕方ない、例の召喚魔法を使うかの…召喚には、準備の時間が掛かるそれまで持ちこたえられるかの?」
「持ちこたえてみせるよ。その前に魔導師、召喚魔法とは一体?」
「勇者召喚じゃよ」