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僕が勇者ですか?  作者: 爆天死
2/3

2-異世界にきちゃった?

「勇者ですか?」


待って待って!意味がわからない

突然、美少女に声をかけられ

勇者にならない?と言われても

理解に苦しむぞ!


だが女性の頼みは、僕の主義に反する。

それに、こんな美少女に言われたらお断りする

理由がない、とほほ……なんかすごく嫌な予感しかしない。


でも、勇者ってゲームやラノベじゃあるまいし

この僕に資格があると思えない。


「ぼ…僕なんかでいいんでしょうか?」


「いいよ!」


即答すぎるだろ!この美少女は……

だが!僕は、先輩マサさんに頼まれた

煙草を買いに行かねばならない。


「その前にコンビニ寄ってからでいいですか?」


「コンビニ?いいよ!一緒に行くよ」


交差点の信号が青になり、

コンビニまで一緒に行くことになった。

しかし、周囲の目の視線がすごい。

僕の隣にこんな可愛い美少女が一緒に歩いているのだから。


しかもその美少女の服装が

露出度これまた半端ないのですよ。


と!く!に!


胸が豊かな為か、歩いていると

ポイン…ポインと揺れているではないですか。

いかんいかん。

そういえば、勇者って何するのだろ?

こんな現代社会にモンスターが現れると思えない。

ラノベみたいに異世界に行くわけでもないし

まさかな……


っと!そんなこんな考えていたら

コンビニに到着してしまった。


「ちょっとここで待っててもらえませんか?」


「わかったよーん」


とコンビニの入口の前に美少女を待たせて。

僕は、店内へと入る。

えーと、一緒に来てもらってるし

あの美少女に飲み物でも買ってあげよう

何、飲むのかなー?


と商品棚を見て考えていると。横から物凄い視線を感じるのだが。


横に視線を変えては、いけない気がしてきた。

だって超おっかなそうな不良みたいな人が

こっちを見ている。

あわわ背筋から物凄い汗が出る。

適当に飲み物を取って、急いで会計しよう。

うん。そうしよう。


「おぉぉい兄ちゃんや!」


んな、店内に響き渡る声

不良の方に声をかけられてしまった。

しょんべん漏れそうになるぞおおおお


「は…はい?何でしょうか?」


「兄ちゃんの財布落ちてたぞ」


と財布を受け取り


「いいってことよ!」


とスタスタと不良の方が店内を出られた。

ふう。

怖かったぞ!親切な方で良かった。

さてと、会計を済ませて

店内を出る瞬間に、目の前から超絶眩しい光が迫ってくる……


「ま…眩しい」


目を開けるとそこには、


「え?人?」


薄暗い洞窟っぽい所でそこに、

王座みたいな形をした椅子がぽつんと置いてあるだけ。

そこの王座に座っている、

いかにも魔王っぽい姿をした感じの

黒マントにキラキラ輝く小さな王冠に

黒の巨大な角が2本生えており、人の形をした

魔王っぽい人が座っていた。


「クハハハハハ」

「ようやく来たか!」

「この世界にようこそ!勇者よ」


なんか言ってるよこの魔王っぽい人は、

どうせコスプレか何かでしょ?

僕は、美少女を待たせているんだ

ここから帰らねば


「あの~人待たせているので帰りますね!」


驚いた顔している魔王っぽい人が


「え?帰るの?」


僕は、また超絶眩しい光に迫られて

コンビニの入口に戻ってきて

入口の前に待っている美少女に

何も無かったような顔で


「お待たせしました」

と飲み物を渡した。

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