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小説を書こうにもネタがない!だが高校生探偵に仕事は舞い込む  作者: 荒木刑
第一章:【高校生探偵と現代のジャック・ザ・リッパー】
4/21

【新作完成!事後整理と新作小説】

事件のまとめです。

___さて、今回の事件の顛末でもお話ししようか。


今回の事件は偶然から始まったと言って良い。

周囲の期待から逃げたくなった『森崎陽和もりさき ひより』は、

今は亡き祖父母の家に逃げた。


そこにいたのが今回の犯人『仲田愁一なかた しゅういち』だ。

空き家だと思いそこに住み始めた彼の元に森崎陽和が来たことは計算外だった。

警察に知られるのを恐れた彼は、彼女を監禁するとか思いつかなかったのだろう。


そして森崎陽和を監禁した後、逃げられないように入り口の襖に

南京錠を取り付けた。それも部屋の中に鍵を忘れて。


彼女の名前は、床に落ちていた生徒手帳で知ったらしい。

彼の身柄は拘束され、警察で事情聴取を

受けている。有罪は免れないだろう。



「___と、こんな感じに仕上がるか。まだ改善の余地はあるし、

もうちょっと頑張ってみますか....。」


家に帰ってから小説を書き続けていた俺は、茜里がベッドを

占領して寝てるのも無視し、珈琲片手に画面とにらめっこしていた。

午前0時を超えると、目が死にかけてきたので寝ることにした。

だが、ベッドは使えないため毛布を持ってきて椅子で寝ようと腰かける。


そんな時、寝ていたはずの茜里が話しかけてきた。


「...寝るの?」

「あぁ、流石にこれ以上は明日に響くからな。」

「じゃあ...一緒に寝る?」

「んなッ!?」


....確かに魅力的な提案だ。

春先と言っても、流石に夜中は冷える。風邪を引く可能性がある。

だが、思春期の男女二人が同じベッドで寝るのは些かマズイ。


「...魅力的な提案だが、思春期の男女が同じベッドで寝るのは些か問題が...。」

「はいはい、眠いんでしょ。ほら、こっちおいで?」

「お、オイ!」


くどくどと説教を始めた俺を、茜里は腕を掴んでベッドの中に引き込む。

何やら楽しそうに頭を撫でてくる。


「ハイハイ、ねんねしなぁ~、なんてね?」

「....ちぇ...。」


....温かい。久方ぶりに感じる愛しい温かさだ。

自然と心が安らぎ、眠気が襲ってくる。

それに頭の所に何やら柔らかいものが当たっており、心地いい。


「ふふっ、なんだか本当の子供みたいね?」

「....うるさい....。」


ダメだ。これ以上は本当に溺れてしまう。

抱きしめられ、頭を撫でられるたびにどんどん茜里に溺れていく....。


「...お疲れ様。今日はもう寝ましょう?」

「.....うん....。」


___次の朝、久方ぶりにすっきり起きられた俺は昨夜のこと、

茜里に抱きしめられていたことを思い出し、ものすっごく恥ずかしくなった。

それを掻き消すように急いでベッドから抜け出す。


朝食の準備をしようとキッチンへ向かうが、そこには既に朝食を作る茜里がいた。

昨日のことが頭によぎり、少し恥ずかしくなる。


俺の心を見透かしているような茜里は、笑みを浮かべながら完成した

朝食と珈琲をテーブルに並べていく。


「はい、朝食よ。」

「...いただきます...。」

「ふふっ、召し上がれ?」


今日の朝食はトーストとオムレツ。サラダに珈琲という献立だった。

こんがりキツネ色になったトーストとフワフワオムレツとの相性は抜群だ。

さらに丁度いい濃さの珈琲が眠気をスッキリさせてくれる。


茜里はこっちを眺めながらニコニコしている。

何となく気恥ずかしさを感じながら、俺は朝食を食べ進めるのだった。



次回もお楽しみに

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