【ネタの整理だ。神々の狩猟団と反逆者】
前回の続きです。
少し文字数が多くなってしまいました。まぁ、休暇中なのでもう少し内容を練ってから出すようにしているせいなのかなと思います。
それとどのゲームとは言いませんが3周年来ましたね。
新しいキャスターですが、なんとなく引いてしまい、素材が足りません。
これも日頃の行いでしょうか?まぁ、だらだら生活しているだけなんですが。
次回ももう少し練ってから投稿したいと思います。
____前回得た情報を整理するとしよう。
鷹田さんから見せてもらったファイルの中に興味深い資料があった。
「最近、世界中の様々なところである名前を聞くことが多くなった。何かの宗教団体や、それに準ずるものかと思ったが、そうでもないらしい。
その名は『神々の狩猟団』、
あの『прощальный』のメンバーが多く在籍しているらしい。прощальныйとの関係性は現在調査中だが、今世界で起こっている殺人事件の約5割に何かしらの関与をしている痕跡がある。細心の注意をして調査に当たってほしい。」
『ワイルドハント』、神々の狩猟団かпрощальныйとは随分違うな。
それに国だって全然違うし、ロシアと北欧じゃ全然話が繋がらない。
何となぁく、今回もがпрощальный犯人だと思ったのになぁ...。
あの後、泣きつかれて眠ってしまった茜里を鷹田さんが俺も一緒に車で送ってくれた。
「...すみません鷹田さん。情報提供だけでなく家まで送っていただいたりして...。」
「いや良いんだよ。これくらいさ。」
にこやかに返してくれる鷹田さんに、俺も申し訳ないという言葉を何とか飲み込んだ。
それから俺達は茜里が起きないように無言だった。
「......。」
「......。」
「...(気まずいなぁ...)......。」
そのまま家に着いて、茜里を抱えてお礼を言って車を降りる。
鷹田さんは、茜里を家に運んでくれると言っていたが流石にそこまでしてもらうのは悪いと言って丁重にお断りした。
眠り姫を抱き上げ、自室のベッドへ運ぶ。
「.........。」
部屋に着きドアを開ける、その音で茜里が薄らと目を覚ました。
「......?」
「お?起きたか。」
「......あれ?家?」
「あぁ、あのままお前が寝ちまったから鷹田さんが車出して送ってもらったんだよ。」
「...そう、なの?」
「そうだよっと。」
今だ寝惚け眼の茜里をベッドに寝転がらせ、薄手のタオルケットをかける。
そこで茜里はまたうつらうつらし始める。
本当に疲れたんだろうな。ごめんな...。
そう心の中で呟いて、茜里の髪を梳く。
「...んぅ......すぅー...。」
「.........。」
茜里が深い眠りに入ったのを確認し、部屋から出て仕事部屋に向かう。
出来るだけ早いうちに今回の事件を解決するため、情報などを仕入れるためだ。
...おそらく今日も徹夜になるだろう。夜食の仕込みでもしておくか...。
と、俺が茜里の部屋を出て直ぐのことだった。
突然、
『~希望の花ぁ~繋いd』
...電話がかかってきた。番号は知らないし、一体誰から?
ピッ
「...もしもし?」
『......あ、あの...霧本茂さんの携帯でしょうか...?』
「...そうですけど...。」
『あ!あの!ワタシ、『ハイセ・リューゲート』さんかr』
「ハイセ!?どうしてアイツから!?それにどうして君がアイツのことを!」
ハイセ・リューゲートとは、прощальныйのリーダーだった男。
俺が刑務所に放り込んだ初めての犯罪者。
...そういやアイツ、あの時随分あっさりと掴まったんだよねぇ...。
いまさら思うけど、何だか納得いかないとこも多かったんだよなぁ......。
............あ!そういや今電話中じゃん!
「...っと、すまない。いきなり声を荒げちゃってさ。」
『...ぁ、いや、あの...こちらもすみません...。いきなり電話なんかしてしまって...。』
「いやぁ!そんなことは......ところで、何か用でもあったのかい?」
『は、はい...。』
弱弱しい声の電話の少女は、ぽつりぽつりと話し出した。
彼女の名前は『シャフェル・ハルピュイア』、フランス人の13歳の少女らしい。
シャフェルちゃんにはお姉さんがいて、そのお姉さんの相談だという。
お姉さんの名前は『エディ・ハルピュイア』、シャフェルちゃんとは歳が離れて21歳の女性。
両親が事故で亡くなってからシャフェルちゃんと日本で二人暮らし、昔は毎日話す時間があったが、新しい仕事が見つかってからほとんど家に帰って来なくなってしまった、とのことだ。
新しい仕事のことを聞いても、「シャフェルには、関係ない。」の一点張りでまともに取り合ってくれない。そんなとき、夜中姉が電話をする声を聴いてしまった。
その内容に、戦慄を覚えた。
『......えぇ、次の殺人対象は......東野茜里と霧本茂、ね?了解した。』
「...............。」
『......あ、あの...。』
「...あぁ......大丈夫だ。」
次のターゲットは俺と茜里...俺はまだしも茜里は関係ないだろ!
また俺のせいで茜里を危険に晒してしまったのか...!
「......クッ...。」
『霧本さん......。』
俺が落ち込んでいると、電話の向こうから男性の声が聞こえてくる。
その声は、聞き覚えのあるどうやっても間違いようのないアイツの声。
『...よう、久しぶりだな。霧本茂君?』
「!お前は!リューゲート!」
『お、声で分かってくれるとは...嬉しいねぇ...。』
「どうしてお前が電話に......?まさか!」
『それは違うよ。シャフェルに言って変わってもらったんだ。今までテレビ通話してたからな。』
「電話中ずっとか?」
『Правильно、その通りだ。』
「......何が目的だ?」
『...特に目的はないが、そうだなぁ......強いて言うなら...。』
電話の奥でハイセが、何か企んでいるような気がしてならない。不穏だ。
『気に食わないものを消す手伝いをして欲しいんだ。君にさ。』
「......気に食わないもの?」
『あぁ、君も知っているだろう神々の狩猟団という集団のことさ。』
「......名前だけなら...。」
『ハハハ、嘘はいかんよ。こちらはお前が鷹田情報官の所に行ったことぐらい把握している。』
「...なら、俺の知っている情報量くらい把握してるんだろ。」
『無論だ。』
「............。」
...こいつの、何だろう、この何でも分かってますよって言う感じの言い方!すっげぇムカつく!
......まぁ、あの時から勝てる気はしなかったが、これからもこいつには勝てないなぁ...。
『...という俺も、少しのことしか知らないんだがな。』
「...はぁ?」
『いや、なぁ?俺は今もこうやって特別収容所に入れられてるわけであって、外の情報を全部把握するのは難しいわけ。だからこうしてシャフェルちゃんに手伝って貰ってるんだよ。』
「......どうして彼女なんだ?」
『それはこの子がпрощальныйの情報担当だったからだよ。』
「んなっ!?」
こんな小さな娘がпрощальныйの一員だった!?
何故?どうしてそんなことに!
「......お前が、引き入れたのか?」
『...この子たちの親はさ、俺の側近と言える奴だったんだ。その延長って言えるのかなぁ。』
「......この娘は、あの時から仲間だったのか?」
『...いや、あの時は俺達実働部隊しか動かなかったから、この子は関係ない。』
「............そう、か......。」
良かった。こんな小さい娘が、あの時の責任を負う必要がなくて、俺の敵じゃなくて......。
...それにしても、謎だ。なんでこいつはテレビ通話なんて出来るんだ?特別収容所に入ってるんじゃないのか?......あ、そういえば水瀬さんがなんか言ってた気がするなぁ...。
何だっけ?確か......
「......今回の事件だけど、ある人物に協力してもらうことになったんだ。霧本君もよく知る人物だよ。」
......って言ってた気が......まさか...!
「......なぁ...。」
『ん?何?』
「...まさか、水瀬さんが言ってた協力者って...!」
『お、聞いてたのか。そうだよ。協力者ってのは、俺のことさ。シャフェルちゃんも含めてだけどさ。』
『...はい...。』
......俺の携帯番号を知っていたのはそう言うことだったのか...。やっと思考が繋がった。
...ま、一応確認を取っておくか。
「......俺の番号は水瀬さんから聞いたのかい?シャフェルちゃん。」
『...いや...あの...。』
ん?どうした?何でどもってるんだ?何か理由でも…?
「...どうかしたのかぃ?」
『......ッキングです...。』
「...え?」
『ですから!クラッキングですクラッキングッ!!』
......え、クラッキング!?
「ど、どうやってクラッキングを!?警察庁のサーバー?それとも俺のPCから!?」
『...それは...『警察庁のサーバーだ。』...はい...。』
......マジかい......あの何重ものセキュリティゲートを全部突破したってこと?
それだったら世界中のコンピュータをハックすることなんて造作もないんじゃ...?
......やべぇ娘だな、流石はпрощальныйの情報担当だなぁ...。
『...どうだ?ウチの元メンバーは?』
「......あぁ...改めて、恐ろしいと思ったよ...。」
...最大の敵が味方になった時ほど心強いことは無い。
待ってろ神々の狩猟団!絶対に天の鎖で繋ぎ止めてやるからな!
次回もお楽しみに




