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小説を書こうにもネタがない!だが高校生探偵に仕事は舞い込む  作者: 荒木刑
第二章【高校生探偵と新たな組織】
19/21

【新しいネタか...。首のない死体とくたびれた刑事】

前回から随分時間が空いてしまって申し訳ございません。


言い訳はしませんが、これからはより一層執筆作業に励んでいきたいと思いますので、

応援よろしくお願いします。

____あの名無しの殺人鬼(ジャックザリッパー)事件から1カ月、俺は本庁へ出向いていた。

何かの変死体が見つかったらしく、前置きもなく呼び出されたのだ。


少しのイラつきを感じながら本庁へ到着した俺の所へ、

水瀬さんと秋乃さんの二人が出向いてくれたので、まぁ許そうと相成った。



「いきなり呼び出してゴメン。」

「いいですよ。こっちも暇してましたから。」

「後でご飯おごるから。護がね?」

「え?ちょっと聞いてな「アリガトーゴザイマース!」...はぁ...。」



やったぜ、これで昼飯代が浮いた。

それは置いておいて、事件の話を聞くとしよう。


今回の事件は、過去にアメリカ合衆国で起きた連続殺人事件を模倣したものと警察は睨んでいる。

その事件とは『キングズベリー・ランの屠殺者(とさつしゃ)』、

別名「クリーブランド胴体殺人事件」。

アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランドで起こった連続殺人事件。


犯行手口はいたって簡単。斬首だ。それも鋭い刃物で一撃、こんな芸当出来るのは筋肉モリモリマッチョマンだけだろう。ウーマンの線はない。


遺体の写真を見せてもらったが、斬られた首の断面は綺麗だった。

こんな断面早々みられない。おそらく犯人はこの手の経験があるのだろう。


例えば肉屋での解体経験があるとか、または......戦場での遺体処理の経験がある、とかな。

後者はまずありえないが、前者はよくある話だ。この手の事件で真っ先に疑われるのは肉屋の店主だからな。お気の毒に。


だが、今回の事件はそう簡単なことではない様だ。


現場に残っていた証拠の資料を見せてもらったが、まともなものがなかった。

というか確かな証拠になるようなものが残されていなかったんだ。


前回の名無しの殺人鬼事件もまだ解決してないってのに、立て続けに連続殺人事件が起こったんじゃあ警察も天手古舞だろうな。現に俺がそうなっている。


アイツから受けた傷も癒えきってないのにさ、何してくれんだよ連続殺人犯!


.....こんなところでダレてたってしょうがない。早いとこ担当刑事のとこに行って詳しい情報を貰うとしよう。


今回の担当刑事は、あの『セント.リーバン』を検挙した『環瀬勇岱(わせゆうだい)』刑事だ。

ハキハキとした印象を持っていたのだが、第一課に着いて見た彼は酷く老けて見えた。



「......あ、霧本君、か...。よく来たねぇ......。」

「...差し入れのリボボタンGです。」

「おぉ...!ありがとう...!」



こんなんで喜びすぎだろ。一体何徹してんだよ。クマやべぇ...。



「環瀬さん。ご自愛ください。」

「あはは...このくらいはだいじょうびさぁ......心配しねぇでくださいぃ...。」



.........これは重体だ。早いとこ資料を貰って帰るとしよう。

俺が帰らないと環瀬さんも肩の荷が下りないってもんだ。



「環瀬さん、今回の事件の資料を。」

「...いつも悪いねぇ...事件の捜査を手伝ってもらっちゃってさぁ...。」

「良いんですよ。俺なんかでも役に立つのなら好きなだけ使ってください。」

「......助かるよ...ありがとう...。」



資料を受け取り環瀬さんと別れた俺は、水瀬さんと秋乃さんと一緒に昼食を食べに行った。


手軽なものがいいと思ってくれたのか、水瀬さんは喫茶『Arden』へ連れて行ってくれた。

店内には、芳しい珈琲の香りが漂っており凄く落ち着く空間になっていた。


そこで簡単な昼食と、事件資料の見識を同時進行で進めていった。


資料の見識が終わったのは、秋乃さんが3杯目の珈琲をお代わりしたころだった。



「.........。」


「...どうだい、霧本君。今回の事件は。」

「......また、とんでもなく面倒くさい事件ですね。」



今回の事件も、名無しの殺人鬼(あのサイコ野郎)事件と同じで犯人の意図が全く感じ取れない。

現場に残っていた証拠は、恐らくほとんどが役に立たない。

それどころか、より事件を複雑で不可解なものに変えてしまう事にもなりかねない。


今回の犯人ももの凄く頭のキレる奴みたいだ。

本当に、面倒くさい事件だ。



......久々に、鷹田さんの情報に頼ってみるか。


次回もお楽しみに

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