プロローグ後編~紹介しよう!あれが俺の右腕だっ!~
初回なので2話投稿しました。
プロットとかストックとかないので続きは明日です。
僕の名前は天道 翔、18歳で大学生をしてて小遣い稼ぎにコンビニ店員をしている
服には特に興味はなく、基本ジーパンにTシャツ
余り認めたくはないけど友達は少ない、何が良いのかわからないけど街を歩けば女性からはよく声をかけられるけど
僕は正直に言うと恋愛とかよくわからないから断っては居るんだけど中にはしつこい人も居て一時期はそれが嫌でバイトが休みの日は家から出ない時もあった。
そんな状態の時にバイト先で仲良くなった先輩に相談したら
「要するに他人から声をかけられなければ良いんだな?」
と言われて僕はそれを肯定すると次の日にその先輩は髪を染めてピアスを沢山した状態で出勤していた。
幸いバイト先のコンビニは歓楽街にあるので注意はされなかったが先輩の幼い顔が痛々しい感じになっていた。
先輩は「こんな痛々しい奴が側に居れば話しかけ辛くなるっしょ!俺のこの憎き童顔も抹殺出来て一石二鳥!」と煙草を片手に軽く笑って居たけど後から他の店員から軟骨をあける時に「後輩の悩み解決の為だぁー!」と事務所で叫びながら痛みを耐えて居たと知った。事務所でそんな事するなよと思った。
色々、思い出してごちゃごちゃしてきたけど何が言いたいのかと言うと
先輩が消えた、正確にはあの光が先輩を飲み込んだ
光の向こうがどうなって居るかはわからないけど、先輩は重症の筈だ
何故なら今僕の前に先輩の右腕が落ちてきたのだから、意味もわからずに受け止めてそれだと気付いたら僕は頭の中が真っ白になって立てなくなってしまった。恐怖か悲しみかそれとも先輩を飲み込んだあの光に対する怒りかわからないが
恐らく僕を突き飛ばした時にあの光の外枠から腕が出ていたからだろう
片腕を無くして無事な人間なんて居るわけない、僕を逃がす為に先輩は自分を犠牲にして
それなのに僕は今地面に座り込んで居る、何をしてるんだ!先輩が作った時間を無駄にする気か!早く立ち上がって逃げるんだ!
考える事は出来るのだが体が動いてくれない、正確には震えて居て思うように動けない
やがて光は先輩の血も取り込もうとしてるのか地面にピタリとくっついて何度か明滅したかと思うと強く輝き僕は何も出来ないままその光に飲み込まれた。
そして光が消えると知らない部屋に武装した知らない人に囲まれて居て
「紹介しよう!あれが俺の右腕だっ!」
元気に声を張り上げ左手で僕を指す先輩が居た。
「あっ!ちなみにその右腕を抱えてるのは翔ね、多分だけど彼が勇者」
どうやら指してたのは僕ではなく先輩の右腕だったらしい
その姿を確認して僕は気を失った
読んで頂きありがとうございます。
見切り発車ならぬ目隠し発車状態なのでとりあえず更新の間を余り開けないように頑張りたいと思います。
「ここの表現が駄目!」や「ここの描写詳しくっ!」等の意見がありましたら後学の為にもメッセージでも感想でも良いので是非ともお願いします。
すいません、投稿した後に短すぎることに気付いて再編集しました。