プロローグ前編~逃げるんだよっ!~
はじめまして、小説書くこと事態が初めてなので後々書き直しもあるかもですがよろしくお願いします。
時は現代桜舞う4月、と言ってもこの地域は既に散っているし咲いていたとしても真夜中なので見えないのだが
「結構食べたなお腹いっぱいだ」
とある店から1人の高身長な男が出てくる、彼の名前は天道 翔
身長は180cm位あり、街を歩けば女性から声をかけられるから顔は良い方なのだろう本人は忙しいからと言って相手にしないが
世の中のモテない男性に今すぐ土下座して欲しい
大学に通いながらコンビニ店員をしている
「よしっ!2件目行くぞっ!」
そして翔に続いてまた1人今度は小さな男が出てくる、この元気いっぱいな身長150cm位の男が留守 彰、翔と同じバイトをしている
身長が低くて顔も幼いので初見の人は彼を中学生と勘違いする程である
だが耳や口に眉にピアスをしているのでその顔も可愛いと言うより痛々しい感じだが、そして
「いや先輩落ち着きましょうよ」
そう、翔は18歳で彰は28歳である、周りから見たら逆にしか見えないが年齢でもバイト先でも彰が先輩である
「いや、梯子ってなんか憧れない?なんかこう大人っ!、みたいな?」
「まずラーメン屋を梯子って発想がおかしいんで落ち着いて下さい」
この2人酒は飲んでいない、ラーメン屋の帰りである
更に言えばコンビニのバイト上がりなのだが
「そう言えば今日ずっと聞きたかったんですけど先輩は何でスーツなんですか?」
翔の言う通り、彰はバイト上がりなのに何故かスーツなのである
「服探すのが面倒だったっ!反省と後悔はいつか気が向いたときに棺桶の中でするよ」
「せめて生きてる間にして下さいよ」
自販機でコーラを買いながら答える彰にツッコミを入れる翔
「ところで話を変えるが翔くん」
彰はコーラを取り出したついでに靴紐を直している
「なんですか?変な事は言わないで下さいね」
返事はなれている感じだ基本的に彰はボケて翔がツッコミなようだ
「とりあえず、あの変な光から逃げようと思うから本気で走れ」
と先程までのふざけた感じではなく、真面目な顔で彰が指を指す
「真面目な顔して何言ってるんですか」
また変な事言ったよと思いつつも彰が指差す方向を見れば
「は?何あれ?」
2人に向かってくる魔方陣のような光があった
「いいから逃げるんだよっ!さっさと来い!」
と彰は混乱した翔を引っ張り走り出す
「先輩っ!あれ何なんですか!?ってか段々追い付かれてますよ!」
走り出す前まではゆっくりと、近付いていたのだがこちらの意思に気付いたかのように光はどんどん速さを増していく
「そんな事より良いこと思い付いた!成功すれば助かるぞっ!」
彰はこれでもかという程の笑顔をしながら翔へ話しかける
「僕を囮にして先輩が助かるって案じゃなければ聞きますっ!」
大抵この顔をしたときの彰はろくでもない事しかしないと思いつつも翔は咄嗟に己のなかで考えきれる最悪の案を否定しておく
「それも中々に魅力的だけど、少し違うな」
彰はそう言うと翔を横道に突き飛ばす
「痛っ!こんな時に何するんですか先輩!って、え?」
突き飛ばされた翔はやはり彰が自分を囮にして逃げるのかと思い振り向くと
「正解は逆でしたーってか、とりあえず生きてたらまたな」
そう言うと彰は光に飲み込まれていった。
読んで頂きありがとうございます。
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