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Story15-2

1週間後、イラクの首都バクダートでトルコ外相とシリア外相の間で会談が持たれた。会談の内容は簡単なもので、シリア軍による領空侵犯の即時停止であった。一方でシリア側は余裕の表情を浮かべ続けていた。そんなことを1時間も続けてくるとさすがに進展がなさすぎるため、ここで一度切ることになった。


カチューシャ「あのシリア側の余裕は何なのよ。・・・トーチカ、情報は?」


トーチカ「はい。EPS情報部からの報告になりますが、最新鋭の装備を中央アジアルートで多数入手したとのことです。」


カチューシャ「最新鋭装備?具体的には?」


トーチカ「T-90E戦車を20両、AK-12を200丁というような武器です。それも複数のルートを使っての購入になっています。」


カチューシャ「おかしいわね。そんな金どこから見つけてきたのかしら。」


トーチカ「EKB社が洗っていますが、どれも極東のあたりで止まっています。」


カチューシャ「極東?」


トーチカ「中国、日本、韓国・・・いくつかの国の場所を経由してのロンダリングらしく、足取りがつかみにくいと。」


カチューシャ「EKB社には連絡はついているのね?」


トーチカ「極秘ですでに2000名が入国し、バクダートに入っています。」


カチューシャ「よし。それなら何とかなりそうね。さてと・・・そろそろ会談の再開時間ね。」


そう言って私たちは再び会談場所へと戻った。しかし、そこで驚くべき事実を聞かされることになった。


カチューシャ「シリアがトルコとイラクに宣戦布告!?」


ハリド「先ほど連絡がありまして、我が国に対し宣戦布告を行ったとのことです。同時刻に国境付近でシリア軍の猛攻に会っているという連絡が入りました。」


カチューシャ「なるほど・・・トーチカ!すぐにGATO諸国との通信を開けなさい!GATO全体でシリアに宣戦布告よ!」


トーチカ「了解しました!」


それからは早かった。最新鋭装備で固めたEKB社の傭兵が駐屯し、首都だけでも絶対に守るという意思を早々に見せつけた。そして、今まで防衛に回していた派遣部隊をシリアへ逆侵攻させるための部隊にして国境付近にまで押し返しに向かわせた。

これが崩壊の序曲になるかもしれない。そう私は思った。

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