Story12-4
今回乗ることになったクーガーは特殊仕様のクーガーになる。APS装備仕様で、連邦軍がイスラエルのウィンドブレイカーシステムを基礎にした強化型になっている。このクーガーは随伴歩兵などを考慮に全く入れないため、対戦車ミサイルなどの攻撃を全方位でカバーできるようになっている。迎撃体はショットガンのバックショットが元になっているが、小型のナットなどを多数射出する物になっている。そのため、意図的に接近しすぎた敵に対しても攻撃が可能になっている。射出可能回数は10発だが、それでも十分すぎる。
トーチカ「発進!」
運転はトーチカが行う。理由は至って簡単で、仮に前面の強化ガラスが打ち破られても平気だからである。
カチューシャ「大統領。これはまだ構想中の案なのですが・・・。」
ジャン「どういった案でしょうか?ぜひとも聞きたいところです。」
カチューシャ「それでは。我が国は現在、中東とアフリカの情勢を安定化させるために行動をしています。」
ジャン「そのようで。今回の我が国へのPKOを見てもわかります。」
カチューシャ「しかし、連邦軍だけでは数が足りません。また、我が国は現在AU(アフリカ連合)への加盟も拒否されています。」
ジャン「我が国もです。治安が安定していないなどの理由で拒否をされました。」
カチューシャ「そこで、我が国が有志の間で新たな連合・・・いえ、軍事同盟を作るというのはいかがでしょうか?」
ジャン「軍事同盟・・・ですか?」
カチューシャ「はい。AUへの加盟を禁止、ないしは停止させられている国を原加盟国とした軍事同盟を設立する。アフリカ版NATOの設立を目指すという事です。加盟国は互いの国の治安を守るために軍を派遣し合えるなどの条文を持つ新たな軍事同盟です。」
ジャン「なるほど。AUへの対抗にもなりますね。」
カチューシャ「まずは貴国と連邦での締結。そして、加盟国を募るという事を行う。」
ジャン「分かりました。連邦で締結を約束します。」
カチューシャ「議会はどうするのでしょうか?」
ジャン「議会は我が国では下部組織です。私に全権が与えられていますから。それよりも貴国こそ大丈夫なのですか?」
カチューシャ「ご安心を。全権大使ですので。」
ジャン「なるほど。あなたが影の・・・。」
カチューシャ「それ以上はシークレットでお願いします。」
トーチカ「会談中申し訳ありませんが、合流地点にまで着きました。」
カチューシャ「あら?もうそんなところ?さて・・・大統領。こちらに。」
トーチカ「連邦までお気をつけて。さて・・・分隊!ゲリラ部隊とテロリストどもを掃討するわよ!」
その声でトーチカたちはクーガーを使って戻って行った。一方で、私たちは連邦へ一度巡洋艦にまで向かい、海上から首都へと向かった。




