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Story12-1

Story12 Operation Dawn Evening(後ろにいる者)


アメリカ撤退の翌日、私はナイル=アザニア共和国首都のマラカル市に居た。アメリカ軍の拠点となっていた基地の引継ぎや、部隊の配置などを行い、現時点では治安維持の目的で居る。ただし、いまだにテロ組織や近隣のゲリラ組織が攻撃を仕掛けようとしている。そのため、予断を許さない状況なのはたしかであり例外的に重火器の使用が許可をされている。主にテロの標的になっているのは、ここから北東20Kmの場所にあるコルドックという町だ。コルドックは未だに民族紛争が行われている地点に位置しており、それがテロリストなどにとっての隠れ蓑になっていた。アメリカ軍が掃討作戦を行ったものの、うまくいかず、結局は撤退に至った。


カチューシャ「アメリカは少なくとも1つの大きな誤りをした。自分たちが最高だという一種のおごりにも近い物。それは進化の妨げ。」


首都以外の州は現地軍が担当しているが、首都近郊やテロなどの起こりやすい地域ではPKOが例外的に派遣をされている。


カチューシャ「それで、大統領は何を聞きたいのかしらね。」


今回の目的は2つの目的があった。1つはPKF(平和維持軍)の派遣。もう1つが大統領との会談にあった。本来なら連邦の大統領が交渉などを負うべきなのだが、私が実質的な権限を握っている現状では全権大使として行く方がしっくりくる。ゆえにこのような状態になっている。そして今回、大統領を通じて会談をしたいという要請があった。


トーチカ「カチューシャ様。会談時間まであと30分です。」


カチューシャ「もう?ところで、何か不穏な動きはない?」


トーチカ「2つ気になる情報があります。1つはイエメン方面に展開中のEPS社より連絡があったのですが、テロ組織のALC連合の一部がそちらに移動しているとの情報を得たとの事。もう1つなのですが北東部の現地ゲリラを尋問したところ、近々首都への大規模攻勢をかけているとのことでした。それがいつなのかまでは不明でしたが、念のため。」


ALC連合とは、イスラム圏の国々で自爆テロなどのテロ活動を行っているテロリスト集団の事であり、国際的な脅威ともなっている。アメリカがこれまで幾度となく軍事作戦を行っているものの、その脅威が減少せずにいる。理由は、民間人とほとんど区別がつかない事などがあげられる。


カチューシャ「そう。なら、首都に警備を増やしておいて。さてと・・・そろそろかしらね。」


目の前の扉が開くと同時に大統領の姿が現れた。

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