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Story8-3

ハッサン「いったいどういう事なんだ!隣国が分裂時よりも統合時に攻撃するとは!」


カチューシャ「落ち着いてください、ハッサンさん。分裂時よりも今に攻撃をしたい理由は簡単ですよ。自国民の保護、宗教上の問題・・・あげて行けばきりがないですよ。」


カルジ「だが、どうするのだ?我が国の軍隊は元々海賊だった者や地元の民兵だった者ばかりなのだぞ?どう考えてもそれなりの軍隊を持つ相手に勝てるわけがない。」


カチューシャ「まあ落ち着いてください。・・・さきほどアメリカ、フランス両国に連絡をしました。アメリカ軍は本紛争には一切言及をしない。フランス軍はジブチに駐留中のフランス軍の撤退を決めました。同時に、私が持つ私設軍隊をインド洋から本国に向かわせました。すでに展開を終えています。」


カルジ「敵の数は?勝ち目はあるのか?」


カチューシャ「ジブチは全軍合計で5160、エリトリアは陸軍20万、海・空軍合わせて1800、エチオピアは10万2500というところですね。偵察画像からは全軍を侵攻に割り当てたみたいで、防衛のための部隊はいない模様ですね。一方でこちらはせいぜい1万9000がいいところでしょう。ジブチとであれば単独でも戦術次第で勝てるでしょうが、エリトリアとエチオピアは無理ですね。一方で私の投入する私設軍隊は陸戦要員以外の海・空軍が合計1万です。」


カルジ「・・・勝てるとは思えないが?」


カチューシャ「プランを説明いたします。本国に侵攻部隊を一度越境させます。その後、私の部隊が大規模な空爆を行います。他方で、連邦軍は魚雷艇での海上ルート、ジープでの陸上ルートを用いて敵首都の制圧を行います。」


カルジ「そううまくいくのか?」


カチューシャ「信じるしかないのです。」


カルジ「分かった。私は本戦闘には関知しないことにする。各軍指揮官とエカチェリーナ大使に任せる。」


カチューシャ「ありがとうございます。」


カルジ「頼むよ。私は議会を開けるように努力してくる。」


カチューシャ「それでは。」


そう言ってカルジは部屋の外に出て行った。それと同時に携帯電話のベルが鳴り響く。電話の呼び出し主はトーチカだった。


カチューシャ「トーチカ?作戦はどう?」


トーチカ「現在侵攻してきたエチオピア軍と全戦線にわたって迎撃中。トラップ、無人攻撃機を用いておりますが、少し押され気味です。増援を求めます。」


カチューシャ「分かったわ。そちらに無人攻撃機を増派します。」


トーチカ「了解しました。戦線を維持します。」


そう言って、トーチカは携帯を切った。


カチューシャ「アフメッド陸軍大臣。ジープを用いて陸路での強行突破を願います。ハッサン海軍大臣は魚雷艇を用いて海路での突破をお願いします。どちらも私の部隊が援護を行います。敵首都を強襲、政府要人の制圧後、越境部隊も制圧します。それと、タイムリミットは明日の18時までとします。それ以降はこちらの問題になるので。」


アブドゥル「その問題とは?」


カチューシャ「日本との貿易交渉があるからです。日本からは多くの機材を買い込む必要があるでしょう。それに、できる限り私は教育にも力を入れたいと思っています。」


アブドゥル「わかりました。・・・ところで今回、空軍は何をすれば?」


カチューシャ「空軍の任務はアメリカ軍から購入したEA-6を20機用いて敵軍を妨害してください。今回の任務は国防において非常に重要なことになるでしょう。」


アブドゥル「了解しました。ただちにアデン・アッデ国際空港に配備してある空軍に出撃をかけます。」


カチューシャ「よろしい。それでは・・・全力で叩きに行きましょうか。二度とこんなことさせないためにも。」


そう言って私は部屋を後にした。向かった先は執務室の下に作っておいた小さな地下室だ。そこにはいくつかの機器が並んでいた。そしてそのうちの1つ、カプセル式の装置に入った。


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