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Story8-2

建国から5時間、私は大統領府の一室で書類の山を処理していた。アメリカ、日本、イギリス、ドイツ・・・その他多数の国から連邦設立の祝電が送られてきた。そんなうれしいことと同時に、国内のインフラ、治安維持、議会運営・・・数えきれないほどの内務を行うことになった。大統領は私の事を国家の陰で独立して働く人間として、そしてソマリア連邦の全権大使としてみている。そんなことが続き、書類の山の1つを終えたところである書類が現れた。それは教会やモスクの各宗教組織からの書類だった。書類の内容は国教を我々の信ずる宗教にしてほしいということだった。しかし私はそれを不許可にした。理由は憲法にあった。『ソマリア連邦憲法第17条、本連邦はどの宗教も補助しない。連邦と宗教は政治的かかわりを持つことはない。』この文を作った理由は、宗教的な戦争を起こさせないためだ。どれかの宗教を応援すると、その宗教の戒律に則り、勝手なことをする人間が現れるからだ。


カチューシャ「不許可・・・と。執務官?これを全宗教団体に送りなさい。『連邦政府はどの宗教も平等に扱い、どれかを優遇または冷遇することはない。』そう書いておいたわ。」


執務官「了解しました。」


そう言って出て行った。そしてそれから数分後、とんでもない報告が上がってきた。


執務官「エカチェリーナ様!大変です!」


カチューシャ「どうしたの。私は書類の山に追われていて・・・。」


執務官「本国と国境を接しているエチオピア、ジブチ、エリトリアの3か国が本国に宣戦布告を我が国に行いました!」


カチューシャ「なんですって!すぐに大統領と各軍指揮官を呼び出しなさい!」


執務官「はっ!」


そう言って急いで出て行った。その一方で私は驚いた演技を辞め、冷静に電話をかけた。


カチューシャ「トーチカ?私よ。隣国のエチオピア、ジブチ、エリトリアが宣戦布告を行ったわ。すぐに第1親衛隊と第7武装師団を連邦に派遣しなさい。到着時刻は?・・・3分ね。侵攻が確認され次第、攻撃をするわ。」


そう言って電話を切った。そしてすぐに次の場所に電話を行った。


カチューシャ「あ、ヒトミさんですか?私です。カチューシャです。はい、お久しぶりです。実はさきほど隣国のケニアを除く3国に宣戦布告を受けまして。・・・はい、アメリカは本戦争に関わりを持たない。ありがとうございます。それではまた。」


そう言って電話を置き、再び電話を回す。


カチューシャ「フランス大統領ですか?初めまして、ソマリア連邦全権大使のエカチェリーナ・C・リトヴァクと申します。実は先ほどケニア以外の隣国から宣戦布告を受けまして・・・はい。すでにヒトミさんからの情報をお持ちでしたか。はい。ジブチに駐留中のフランス軍に撤退命令を・・・。ありがとうございます。今後とも本連邦をよろしくお願いします。・・・はい。それでは。」


そう言って電話を切った。これを行ったことで、各常任理事国に距離を置いてもらえた。そして会議室に向かう。会議室には大統領とそれまでの分裂した国の大統領が各軍の指揮官として座っていた。

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