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『クトゥルフ神話系ストーリー』 事象の境界線に立つ少女の記録  作者: S.R.Scarlet
第1章 少女が過ごしたハーフたちとの4年間
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Story6

Story6 Development(強化戦術)


ある連休の日、私はドリームランドの縞瑪瑙の城の地下室にいました。その場にいるのは私とカチューシャさんの2人だけ。あのボストンでの事件以来、より警戒を強化することを決め、そのために私設軍隊の強化を行うことになりました。そして、今日から学校の都合などで11日続く連休を利用して新たな眷属などの開発に乗り出すことにしました。


ロストヴァ「それで、新しい眷属は空戦と対地戦と海上戦闘用の3つということね。」


カチューシャ「可能ならば3つを同時に運用可能にしたいですね。艦載機とでもいうのでしょうか?アメリカ軍のF/A-18のような。」


ロストヴァ「なるほどね。だとすれば日本の潜航空母が役立ちそうね。どちらにせよ潜航空母を持っているのも日本とアメリカのハーフくらいしかいないのも事実なのよね。」


カチューシャ「艦載仕様になると短距離離着陸機能も必要ですよね。」


ロストヴァ「電磁カタパルトはどうかしら?人間でも作れるようになった通常の方式よ。あるいは旧来の蒸気で打ち出す方式にするかね。」


カチューシャ「蒸気は位置がすぐにばれる可能性がありませんか?」


ロストヴァ「となるとやっぱり電磁カタパルトの方がいいわね。本当ならもっと別の方法もあるけど、ここでの開発ならこれしかないわね。ところでどのくらいの基準排水量を考えているの?」


カチューシャ「17万トンを考えています。」


ロストヴァ「日本の朱雀型より大きいわね。」


カチューシャ「どのくらいで開発できそうですか?」


ロストヴァ「フル稼働で30日というところかしらね。それ以上に資材調達で時間がかかるかもしれないわね。」


カチューシャ「資材調達ならもうできています。この前のボストンで友人になった教授から鉄材などの資材を提供してくれるとのことで。」


ロストヴァ「・・・なんというか、あなたの人を引き付ける力はすごいわね。」


カチューシャ「たまたま出会った友人がいい人ばかりなのですよ。ただ、資材調達の代わりに私と同盟を組むことでの合意になっています。」


ロストヴァ「ということはメリーが全力でこっち側につくことにしたのね。」


カチューシャ「さすがに陸戦だけではだめだと判断したらしく。」


ロストヴァ「なるほどね。資材調達はいいとして、朱雀型を元にした設計図を・・・。」


そうして2日かけて設計図を書き上げました。同時に性能諸元を創ることになり、以下のようになりました。


性能諸元

CV-1 ヘイブン型多目的潜航航空母艦

基準排出量:17万8000t

全長:500m  全幅:80.5m  喫水:13.1m  速力:47.8ノット(88.5km/h)以上

外殻:75cm  内部装甲:80cm  潜航可能深度:7000m

兵装:30mm機関砲、P-750カチューシャA、VLS144セル、S-100グラードA

    IGB-1スーパーノヴァ

RA-1両用レールガン2門、対魚雷用アクティブ防護システム

電子装置:DLK-1対空レーダー、SoS-1水上レーダー、SoS-2航海レーダー

SDS-1ソナー、ArA-1ESM/ECM、チャフ投射機22基、フレア発射機22基

機関:EKR-1核融合エンジン8基、操舵機4基

補足事項:スーパーキャビテーション可能。最大速力は500ノット(926km/h)。


ロストヴァ「今の技術の粋を集めるとこんなのもできるのね。」


カチューシャ「ロシアのシュクヴァール魚雷をヒントに開発しました。単艦での作戦を可能にすることもあって、武装もありとあらゆるものを使っています。AIにはCSFをベースに開発したものを使います。」


ロストヴァ「弾薬が切れた場合は考えてあるの?」


カチューシャ「スーパーキャビテーションを用いて敵艦に突撃を敢行します。先端部分は砕氷船の技術を使っているので戦艦でも真っ二つに折れると思います。」


ロストヴァ「旗艦はこれでいいとして・・・あとは随伴艦ね。」


カチューシャ「随伴艦はもっと採算性を持った駆逐艦の方がいいですね。」


ロストヴァ「そうね。潜航駆逐艦を開発するとして・・・次は艦載機ね。」


カチューシャ「対空用はできるだけ数をそろえられるタイプがいいと思います。対人戦でも有利に立てるようにするには無人機でしょうか?」


ロストヴァ「そうね。無線操縦か、あるいはヘイブンのAIを使って操作を一元化するかね。」


カチューシャ「艦隊上空の制空権確保のみのタイプと攻撃隊援護用の戦闘機に分けますか?」


ロストヴァ「それがいいかもしれないわね。」


そんな話をしながら、戦闘機は2つのタイプが出来上がりました。


性能諸元

EKM-1FA 要撃機フレイアA


全長:7.09m  翼幅:8.85m  全高:2.1m  空虚重量:2.9t

動力:IGE-1水素燃焼型エンジン×4基

最大速度:M3.2  最大航続可能距離:10000km

戦闘行動半径:50km  実用上昇限度:18000m

武装:S-100グラードB  30mm機関砲


EKM-1FB 領域制圧機フレイアB


全長:7.09m  翼幅:8.85m  全高:2.5m  空虚重量:3.7t

動力:IGE-1水素燃焼型エンジン×6基

最大速度:M5  最大航続可能距離:50000km

戦闘行動半径:20000km  実用上昇高度:18000m

武装:S-100グラードB  30mm機関砲  R-180ルサルカA  IGB-1スーパーノヴァ


ロストヴァ「要撃型とエリア制圧型の2種類が出来上がったわね。」


カチューシャ「エリア制圧型は要撃型とは違い、航続距離を伸ばしています。さらに対地攻撃能力を付加し、完全なエリア制圧を目的としています。」


ロストヴァ「これも製造にまわしておくわ。早ければ1号機が2日後にはできるわ。」


カチューシャ「最後に攻撃機ですね。」


ロストヴァ「純粋な攻撃機よりも爆撃機の方がいいんじゃない?」


カチューシャ「確かに領域制圧型が対地攻撃を持っている以上、攻撃機でなくとも構わないのですよね。・・・爆撃型に換装しましょうか。」


ロストヴァ「どのタイプにするかも重要になるわね。自由落下爆弾を上空から落とすタイプにするのか巡航ミサイルを積んだタイプにするのか。」


カチューシャ「巡航ミサイルの速度では撃墜される恐れがあるのでは?F-22(ラプター)のAIM-120AMRAAMやMIM-104Patriotで迎撃可能ですし。」


ロストヴァ「ということは自由落下爆弾を落とす方が効率的ね。」


カチューシャ「ステルス性を持ち、レーダーに不可視の状態で侵攻し、大規模な空爆を行える爆撃機・・・一番効率的なのはこういうタイプでしょうか?」


ロストヴァ「アメリカの試作爆撃機XB-70(ヴァルキリー)とB-2(スピリット)のような爆撃機・・・?」


カチューシャ「全翼機のB-2を参考にしては高価すぎませんか?むしろB-1(ランサー)のような可変式の翼で尖ったF-117(ナイトホーク)を大型化した形状の方が良いのでは?」


ロストヴァ「その考えもあったわね。あるいは弾道ミサイルのような円錐形にするか・・・」


そんなこんなで爆撃機も5日かけてできました。


性能諸元

EKM-1B  戦略爆撃機ミハイル


全長:30.81m  全幅(可変時):25.88m  (最後退峙):1.28m  全高:1.28m

空虚重量:78t  動力:AME-1反物質型高出力エンジン×4基

最高速度:M30  最大航続可能距離:60000km

最大爆弾搭載量:100t

武装:DSB-1核融合式自由落下爆弾×1

AMB-1炸裂式反物質自由落下爆弾×25


カチューシャ「結局弾道ミサイルのようになりましたね。」


ロストヴァ「マッハ30を最高速で出すとなればこれしかなかったのよ。しかも胴体内に爆弾槽を積んでいるから強力な爆弾を1発分しか使えないのが難点ね。」


カチューシャ「ちなみにこの爆弾を使うとどうなるのですか?」


ロストヴァ「投下地点は間違いなく跡形もなく吹き飛ぶわね。核融合式なら炸裂した高度によるけど半径1kmは地面すら残らないはず。反物質なら2kmは吹き飛ぶわね。その上放射性物質も一切出さないクリーンな爆弾よ。」


カチューシャ「これで開発は完了ですね。」


ロストヴァ「・・・1つだけ残っているわね。」


カチューシャ「なにが残っているのですか?」


ロストヴァ「哨戒機がないのよ。潜水艦がいかに万能でも感知できる範囲が広い方がいいでしょ?」


カチューシャ「確かにそうですね。」


ロストヴァ「哨戒機は・・・S-3のようなタイプかしらね。武装はエリア制圧型のクラスター系はどう?」


カチューシャ「ソノブイのような観測装置も必要ですね。搭載量は・・・1tを考えて作りましょう。」


そうして作られた哨戒機は小型ジェットの形をした航空機になりました。


性能諸元

EKM-1P  海洋哨戒機グラヴィティウェーヴ


全長:8.09m  翼幅:10.85m  全高:4.1m  空虚重量:2.9t

動力:IGE-1水素燃焼型エンジン×2基

最大速度:M1.6  最大航続可能距離:10000km

戦闘行動半径:50km  実用上昇限度:18000m

武装:各種機雷、爆雷、爆弾、ミサイル

センサー:ソノブイ以下、多数のセンサー類


カチューシャ「なんだかフレイアAと変わりませんね。」


ロストヴァ「仕方ないわよ。艦載型対潜哨戒機を作ったことが過去にないのよ。」


カチュ-シャ「まあ仕方がないですよね。」


そんな感じであっという間に11日という期間を使い切ってしまいました。潜航航空母艦のヘイブンは出来上がるまでに時間がかかるので先行して航空機部隊を編成することになりました。


カチューシャ「この編成でしばらく乗り切ろうと思います。それではまた明日。」


ロストヴァ「ええ、また明日。」


いつもの会話を最後にして、私は目覚めました。

今回はもともと裏話的な感じで作ったので短めになっています。

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