表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『クトゥルフ神話系ストーリー』 事象の境界線に立つ少女の記録  作者: S.R.Scarlet
第1章 少女が過ごしたハーフたちとの4年間
33/73

After Story5 彼女たちの思い

エリカ「何とか逃げ切れたわね。」


火星と木星の間にあるアステロイドベルトにエリカ・N・メッサーシュミットはいた。彼女がこの地に隠れたのにはわけがあった。


エリカ「この宙域のいくつかを鏡張りにしていて正解ね。」


そう。この場所に位置する小惑星のいくつかに鏡を取り付けている。なので、正確な場所をわからなくさせる一瞬の妨害ができるのだった。


エリカ「エカチェリーナ・C・リトヴァク・・・あの子がどんな判断をするのかしら。ふふふ・・・私とあの子と私を作ったあの子がいれば世界なんて簡単に私たちの物にできる・・・。ああ、早く私の物にしたい!私なら彼女たちを有用に、そして最大限に使えるのに!どこにいるの?エカチェリーナ・C・ロストヴァ!」


彼女は空気の無い宇宙で自身が世界を破滅に導く魔王のように叫んだ。その声は伝わらないはずだった。しかしその言葉を見ていた者がいた。


ロストヴァ「・・・やっぱりあの子はダメになったわね。」


エカチェリーナ・C・ロストヴァはその姿を眺めていた。彼女自身が作り上げた超極小の監視衛星でその言葉を見ていた。


ロストヴァ「あの子は混乱の常に中心に立つようになった。・・・エカチェリーナ・C・リトヴァク。あなただけはそうならないようにしないと・・・。あの子があんな風になった責任は私にある・・・。」


エカチェリーナ・C・ロストヴァはそう落胆した目で見ていた。紅茶を飲みながら、悲しい目をしながら、自分が犯してきた罪を・・・第二次世界大戦の原因の片棒を担いだことを思い出していた。


そのことを知らずに、エカチェリーナ・C・リトヴァクは考え事をしていた。日本についてから彼女はシュブ=ニグラスこと、メリーと会話をよくしていた。そのメリーは、今の所はドリームランドの一区画に逃げ込んでいた。そして夢で会うことが多くなっていた。そして、それとは別の事も彼女も考えていた。これからどうすればいいのかを。エリカ・N・メッサーシュミットは自分の自由にさようならを告げろと言っていた。それはつまり、自分自身を売り渡すという事であった。


カチューシャ「私は・・・どうすればいいの?」


考えても考えて、出た答えは単純明快な物だった。


カチューシャ「・・・私が使える部隊数を増やせばいい。・・・周りを固めて、一度あきらめさせるのよ。そうすればあの事も終わる。今度カチューシャさんの所に行って相談しておこうかしら。」


彼女たちの思い、それはさらに物語を加速する。そして世界はそれを知らない。この思いが、世界を大きく変えてしまうほどの事象になることを、世界は・・・まだ知らない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ