Story5-5
カチューシャ「トーチカ?ヒトミさん達が何を言っているかわかるかしら?」
トーチカ「聞いていますがかなりノイズが激しいです。思念を見ようにも莫大な量で処理が無理です。」
カチューシャ「可能な範囲でいいわ。聞き取って。」
トーチカ「・・・どうやら湖で飛んでいるシャンタク鳥を4体見つけたみたいですね。それで戦闘部隊に連絡をしているみたいです。」
カチューシャ「なるほど。・・・もう少し奥に行きましょう。万が一があるかもしれないわ。」
トーチカ「わかりました。」
少し奥に進むと天井が開いて月明かりが入ってきている場所を見つけました。
カチューシャ「ここでいいわ。」
トーチカ「はい。・・・どうやらこの女性も気が付いたみたいです。」
そう言われてみるとゆっくりと目を開けて周りを見回しているようでした。
カチューシャ「・・・大丈夫ですか?」
???「ここは・・・どこなの?あなたは?」
カチューシャ「私はエカチェリーナ、こっちは部下のトーチカです。ウィスコンシン州の森であなたが倒れていたのでここまで運びました。・・・ところであなたは?」
???「エカチェリーナにトーチカ・・・?それじゃあ、あなたたちが救援者なの?」
カチューシャ「それはいったい?」
メリー「・・・私の名前はシュブ=ニグラス、千匹の仔を連ねた森の黒山羊とも呼ばれているわ。と言っても人間にわかるレベルでもこれくらいなのよね。気軽にメリーと呼んで。」
カチューシャ「外なる神にして大宇宙の副王ヨグ=ソトースの妻・・・!あのシュブ=ニグラス!?」
メリー「一応合っている・・・けど、ハスターの妻でもあるの。」
カチューシャ「本当に文献通りなのですね・・・。えっと・・・シュ」
メリー「メリーって呼んで。カチューシャちゃんからもそう呼ばれていたから。」
カチューシャ「・・・メリーさん?それにカチューシャさんと面識があるのですか?」
メリー「あるもなにもあの子が生まれて以来、近くで世話をしていたのよ。」
カチューシャ「ひょっとしてカチューシャさんの正体って・・・」
メリー「知らなかったの?彼女はニャルラトホテプと人間の試作品から生まれた存在よ。」
カチューシャ「カチューシャさんもハーフだったのですか。」
メリー「そうよ。・・・それはそうと、助けてくれてありがとうね。」
カチューシャ「驚きましたよ。大きな音がしたかと思ったら倒れていたのですから。」
そうしたやり取りをしながら今回の事態を聞きました。彼女の話した内容はエリカ・Nメッサーシュミットが何か再び世界征服を企んでいそうだったから止めようとした。いつものように止めようとしたらいつの間にか力関係が逆転していてなんとかヴァンアレン帯にまで逃げてきた。しかし途中で追撃隊の攻撃に遭って撃墜されこの場に不時着をしたということでした。
カチューシャ「エリカ・N・メッサーシュミットとはいったいだれなのですか?」
メリー「彼女もニャルラトホテプのハーフよ。写真があるわ。・・・これよ。」
カチューシャ「この人は・・・!2年前にぶつかったあの!」
そう、その姿は2年も前に聖線大学の医学部キャンパスでぶつかった子でした。
カチューシャ「・・・この女性がエリカ・N・メッサーシュミットなのですね。ところで地球に他の救援可能な勢力はいないのですか?」
メリー「娘のハルナならいるけど・・・ちょうどイタリアのラクイラで起こった地震の後処理があって出られないの。フェデリカちゃんも中東地域で潜入捜査を続けていてとても会える状況じゃないわ。」
カチューシャ「・・・本当に私がかくまう以外ないみたいですね。・・・トーチカ、メリーさんの護衛を頼むわ。一足先にカチューシャさんの持っているアーカムのセーフハウスにまで逃げておいて。」
トーチカ「了承しました。」
そう言って私は2人と別れました。ログハウスに戻ってみると全員が外に出ていました。どこに行っていたのかを聞かれたので大きな音がして何が起こったのかを確かめに行っていたと言いました。カーナーさんの仲裁もあってそれ以上の追及もなく済みました。




