Story4-2
アイリス「どうも。私はアイリス・Y・クロノスと申します。あなたが・・・」
カチューシャ「そう。私がエカチェリーナ・ロストヴァ代理のエカチェリーナ・C・リトヴァクで、後ろにいるのが今回派遣の1個旅団です。」
アイリス「分かりました。部隊もそろっているみたいなので一度我々の所に。」
カチューシャ「はい。すぐに参りましょう。」
そう言ってまぶたを閉じ、しばらくして開けるととても不思議な世界が広がっていました。
アイリス「ようこそ、影の世界に。」
カチューシャ「ここが?」
その世界はどういいあらわせば良いか難しい世界でした。世界の多くは2次元的な平面。それでいてどこか立体的でもある。そんな世界でした。
アイリス「こちらにどうぞ。クフィレル様がお待ちです。」
案内をされてついていくと城のような建造物がありました。扉を開けると、そこにはメイドが1人立ってました。
クラリス「初めましてエカチェリーナ様。」
メイドの姿を言うのであれば、アイスブルーの瞳と長い髪を三つ編みにしていました。
カチューシャ「初めまして。私はエカチェリーナ・C・リトヴァク。みんなからは暴風雪のカチューシャと呼ばれているわ。」
アイリス「それでは私はこれにて。」
クラリス「道案内ご苦労様。エカチェリーナ様。こちらにどうぞ。クフィレル様がお待ちです。」
メイドに道案内をされ、しばらく道を進むとそこには1人の女性が座っていました。
クフィレル「ようこそエカチェリーナさん。そこの椅子が空いているから座ってちょうだい。」
とりあえず言われた通りに座っていると前の扉からお茶やお菓子をもったクラリスさん以外のメイドが現れて置いていきました。
クフィレル「ありがとうね、ベルフォガー。」
ベルフォガー「いえ、お客様がいらっしゃっているのにお茶とお菓子の1つも出せないようではいけませんので。エカチェリーナ様、何か不都合がございましたら何なりと。できる限りのことをさせていただきます。」
そう言って下がってしまいました。
クフィレル「それじゃあ本題なんだけど・・・リーンウェブ?いるかしら?」
リーンウェブ「お呼びですか?」
そう言って声のした方向を見てみると4m位の大きな翼を持った男性が立っていました。
クフィレル「紹介するわ。私の腹心の部下でシャドウキャッスル隊隊長のリーンウェブ。リーンウェブ?こちらはエカチェリーナ・ロストヴァの代理でいらっしゃったエカチェリーナ・C・リトヴァクさん。」
カチューシャ「エカチェリーナです。1個旅団を率いてまいりました。」
リーンウェブ「なかなかの方だ。私はリーンウェブ。紹介された通りシャドウキャッスル隊の隊長だ。」
カチューシャ「リーンウェブさんもかなり強そうな方ですね。」
リーンウェブ「そりゃそうだ。なんせワイバーンのハーフなんだからな。」
カチューシャ「なるほど。」
リーンウェブ「さて、今回の援軍感謝する。こちらは不正規戦の特殊部隊だからな。人数が少なくて困っていたところなんだ。」
カチューシャ「こちらはPzH、グヴォズジーカ、ストレラ、ノーナS、オブイェークト219AS、シルニー、グラーチュ、ジュラーヴリク、ラーストチュカ、アクーラ、トールを連れてまいりました。」
リーンウェブ「そうか。兵器名で区別しているそちらと違い、こちらは兵科という物で区別している。陸6、海2、空3ではないのでな。私は突撃兵科だ。あと5人ほどいるが、あとで1人ずつ紹介するとしよう。」
カチューシャ「それでは今回の作戦を。」
リーンウェブ「今回の作戦はアフガニスタン北部で行われている民族紛争の対処だ。アメリカ軍がアフガニスタン戦争で勝利したが、その分一部地域で民族紛争が増してしまった。そのため、本部隊を支援する民族への救援を行う。」
カチューシャ「敵性民族の人数は。」
リーンウェブ「おおよそ150人。馬に乗っている戦闘員が多く、岩場の下にアリの巣のように地下道を掘って待ち伏せを行うやつもいる。」
カチューシャ「アメリカ軍など、他国の軍隊は。」
リーンウェブ「今回の作戦では交戦の可能性がないと思われる。」
カチューシャ「了解です。作戦終了時期は。」
リーンウェブ「4月8日を考えている。」
カチューシャ「ぎりぎりですね。」
実は学校の始業式、4月9日だったのでした。
リーンウェブ「とりあえず裏庭に出てもらいたい。紹介後にアフガニスタンへと向かう。」
カチューシャ「わかりました。」
裏庭に行くとリーンウェブさん以外に4人が立っていました。
知っている方もいるかもしれませんが、この話の途中が、以前書いた『夏火の思い出』の最後の部分になっています。クフィレルやクラリス、そして前話でエカチェリーナ・C・ロストヴァが言っていたジェノサイドの話を知りたい方は『夏火の思い出』を読んでみてください。ちなみに『夏火の思い出』はこの話の9年ほど前に当たります。




