あらすじ(~Ver.2.02)
以下あらすじとなります。
途中まで読んだけど久しぶりなので忘れてしまった、という方に大まかな内容を掴んで頂くお手伝いが出来れば幸いです。
尚、ネタバレ要素が含まれておりまだ本編を読んでいない方の楽しみを損なう可能性があります。
ご注意ください。
【 Ver.1.01 全てのはじまり】
三木充はこの春、入学したばかりの高校一年生。
幼馴染の和家綾と龍ヶ谷出雲と共に飛鳥市立第二高等学校に通っている。友人のジョーこと丸塚丈一の誘いでオンラインゲーム部に入ったりそれなりに毎日を過ごしていたが、ある夜神社で鬼と戦っている人間と遭遇。巻き込まれて瀕死の状態に追い込まれてしまう。
そこに現れた謎の仮面と、管理者と名乗る女性エッセ。
彼女の話によれば充は一般NPCであり、この世界は先ほど鬼と戦っていた主人公と呼ばれる者たちが活躍するオンラインゲームのようなものだという。
その不条理に打ちのめされつつ充はエッセと契約を交わす。
彼女の目的を手助けすること、それと引き換えに命を繋ぐのだった。
【 Ver.1.02 プレイヤー 】
鬼と戦っていたのは出雲と、彼らの学校の副生徒会長である伊達政次だった。出雲は充が命を取り留めたことに驚きつつ、命を落とす羽目になったことについて謝罪し親友同士であることを確かめあった。
まず一般NPCから重要NPCになる、ということを当面の目標にした充。まず自衛の力を身につけるために出雲の助言で狩場に向かえるよう装備を整えた商店街。
そこで生徒会長である月音・ブリュンヒルデ・フォン・アーベントロートと遭遇、彼女を庇って伊達の間に因縁を作ってしまうことになる。
狩場に向かった彼は地道にレベルアップをしていくが、そのうち同じ狩場にいた2人の主人公と知り合いになる。
奇しくも同じ高校の同じ部活に所属している魔術師天小園咲弥と、マッチョな大学生神官こと松平 鎮馬、彼女らとパーティーを組んで狩りを楽しむのだった。
【 Ver.1.03 進む道の先 】
何が目的か伊達が綾に生徒会への加入を誘う。
その行動に危機感を覚えつつ充は部活にうつつを抜かしながらも斡旋所登録、偶然出会ったボクシング部の佐々木俊彦からボクシングを習ったり、上位主人公のDVDを見たり、など様々なことをこなしていく日々。
そんな中、斡旋所の依頼を受ける際、そこにあった自らが瀕死になった理由のひとつである鬼こと羅腕童子の手配を見、充は気合を新たにするのだった。
【 Ver.1.04 拳 】
オンラインゲームでイベント戦闘を楽しんだりしていると、佐々木からボクシング部の対抗戦と呼ばれる試合に出て欲しいと頼み込まれ、お人好しの充はこれを受けてしまう。
まぁどの道体も鍛えないといけないし、と気を取り直して狩りに励むもそこに本来現れるはずのないボスモンスターである無双の槍毛長の襲撃を受ける。
雑魚の槍毛長を呼び続けるという特殊能力に苦戦し一度は全滅の覚悟をするも、仲間の協力もあり見事打ち倒すことに成功するのだった。
【 Ver.1.05 宣戦布告 】
筋肉痛で苦しむ充はこっそり寝ていた図書室で月音と遭遇。会話を弾ませ仲良くなるがそれを伊達に気づかれてしまう。
生徒会室に呼び出された充は部屋から出てくる咲弥を発見。その後の伊達との会話から彼女から自分が同じ学校の生徒であることが判明した可能性に気づく。
伊達の身勝手な要求、そしてそれに晒される月音の姿に思わず充は伊達に手を出してしまう。偶然エッセから呼び起こされていた能力がわずかながら目覚め、それを盾にひとつの賭けをすることになった
ボクシングの交流戦で負ければ伊達の要求を受け入れる、勝てば月音に手を出さないという賭け。
その際に手にしたスマートフォンから主人公だけが可能なステータス表記を見る、ということが可能になった充は、音無川での狩り、百目ちゃんと隠身との隠蔽系の技能の練習などにもより一層励むことになる。
一方、伊達は対抗戦に細工をすべく対戦相手校の有力選手に接触するのだった…。
【 Ver.1.06 運命の一日 】
いよいよ始まった対抗戦。
充の試合の相手は全国大会優勝の経験もある有力選手になってしまう。
佐々木やジョーの勝利もあり2勝2敗で迎えた最終戦、出てきた相手選手は伊達によって細工をされた規格外の怪物と成り果てていた。
全身をボロボロにしつつなんとか勝利を掴んだ充。
だが一難去ってまた一難、病院からの帰りに羅腕童子の襲撃に遭うことに。様々に小細工をしてなんとか食い下がるもあまりのレベル差に絶体絶命となったその瞬間、実体化したエッセが庇って攻撃を受けてしまう。
消滅したエッセの力を吸収した羅腕童子への怒りから自らの能力“簒奪公”を発動。見事勝利を収め気を失う。
実は鬼だったといういきつけのマスターに助けられた充は長い一日を終え帰宅する。
だがそこに彼の家はなかった。
【 Ver.2.01 自らに問う 】
“簒奪公”を発動し逸脱した者として成長してしまったがゆえに家族を失ってしまった充。丁度伊達との取引を終えた魔女ことモーガン・ル・フェイと遭遇、彼女が宿泊しているホテルに囚われてしまう。
そこで紆余曲折ちょっとした手違いから彼女の使役している煙狼を吸収してしまったものの、概ね友好的な関係を築くことに成功。モーガンの勧めで最後の日本狼の八束煉と出会った充はテンションが上がりまくりつつ、能力の使い方を少しずつ学んでいった。
【 Ver.2.02 千殺弓 】
充は友人である出雲たちが自分のことを忘れていないかどうか確認しに学校へ向かった。だがそこは伊達の罠に満ちていた。レアモンスターとして伊達に先導された主人公たちに追われ、助けてくれた鎮馬も失い途方に暮れる充だったが、追ってきた咲弥が姉である天小園聖奈を巡って伊達と対決している味方だと判明。一縷の望みを託して助けを呼んでもらう。
助けが来るまで逃げ切ろうと目論んだが、綾を人質にした脅しに屈し囚われることに。そこで行われる伊達の狂気の数々。そしてついに綾の殺害という絶望を突きつけられた後、意識下に現れたいつぞやの仮面の男との邂逅を経て、充は自らの能力である“簒奪公”を“簒奪帝”へと進化させる。
一方、綾は隠身と葛城葉子という二人の上位主人公により襲撃を退け、月音も襲われたところを“南”という謎の人物から能力を与えられるが、知る由もない。
充は圧倒的な力で主人公たちを蹂躙、そして激戦の末伊達を下す。
自爆を選び消え去った伊達を見送った充。その耳にありえるはずのない人物の声が届くのだった。