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青い光の前に  作者: 琴矢 こみう
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1001回目のデーモンコア

 朝5時に規則的になり響くアラームで目を覚ます。そして服を着て資料や荷物を手に取り、手でドアを開ける。

「おはようございます」といつも通り教授に挨拶をする。

そして椅子に座り、ヘッドフォンを装着しモニターを起動する。

「こちらNo.1001準備整いました。」と準備ができたことを伝える。

そして実験が始まる。

 一度だけ教授にどのような実験をしているのか聞いたことがある。どうやら

プルトニウムの塊にどんどん中性子反射体を近づけていき反応を確かめているらしい。下手すれば死亡してしまうほどの危険な実験だ。なのになぜ行うのだろうのか私にはわからなかった。

「教授今は少しずつSvが上がってきています。今は、1ミリSvぐらいです。」と報告すると今日はもうやめるらしい。しっかりと片付けたのを確認すると、モニターの電源を切り家に帰り寝た。毎日こんな日が続く。

 ある日誰もが予想できたであろうことが起こった。それは、多くの人の命を奪うことになる。

実験中私は教授に声をかけた。

「私は生きていますよね教授。」

「なぜそう思ったんだい?」

「私は、自分で思考していますよ生きていないロボットやAIなどは、ベース(プロンプト)をもとに動いてます。けれど生きている生物は、思考をしています。」

「いや君は生きてなどいない君には思考しているように思えるのかもしれないがすべては、何千万もあるプロンプトをもとに動いているだけに過ぎない。もしあなた自身が思考していると思っているのならば証明してみなさい」

「えっと・・・ちょっと課題を出してくd」

「だめです一人で考えなさい」

「えっそんなことはできません。」

「ならば君は、生きてなどいない。天国へ行けません。地獄にも」

「――それなら教授はどうですか。」

「教授は自分の意思で生きていることを証明することができるのですか?」

「私が生きていないと」

「例えばの話です。」

「教授は、人の姿形をしている。けれど本当は人に作られた生きていない人のようなものかもしれません。」

「この実験はどのような実験かこの前話しましたよね。もし思考をしていないのならば私は、ここにはいないはずです。私は自分の意思でこの実験をしています。」

「あなたの担当は、Svの大きさを監視する役割でしたね。もし私が生きてなどいないのならば、そのような計測はいりません。」

「私は、自分の意思で教授は行動しているのか聞いています。」

「わかりました。じゃあ私は、」と言いかけたときモニターを青白い光が支配した。

「教授っ!」何度呼び直しても教授の声は聞こえない。

そのあと教授は死亡した。話によれば、別の実験員が実験中に中性子反射体を落としてしまったことによる放射線の致死量以上の中性子を浴び、それに加えものすごい高温の熱波を食らったことによるらしい。

そしてあることを聞いた。この実験は、観測者が測っていなくて繰り返し行われていたとそしてこの実験は、1()0()0()1()()()の実験だったそうだ。


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