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第一章−6

                 


 「オリビア様、こちらにいらしたんですか。いきなり、玩具と本を持って走って行かれたのですから皆驚いていたんですからね‼」と苛立ちというより呆れているようにみえる女性が入ってきた。おそらく侍女だろう。

 「皆〜!こっちにいたわよ〜!」

 

 「いたんですか!よかった〜」

 

 「アメリア様の部屋にいたって」と口々にメイドさんたちが言ってほっとした表情を見せている。どうやら突然いなくなったオリビアを追いかけて来たようだ。


 「だって、アメリアと一緒に遊びたかったんだもん。」


 「わかりました。次からは、一言言ってからにしてくださいね。そうじゃないと、いつも大人しいのでみんな心配しますから。」

 

 「うん、今度からそうするね、ばあや」そう言ってくるりとこちらを見て、笑う。私も、笑い返す。

 

 ばあやと言っているからにはオリビアの乳母なのだろう。そういえば私の乳母は?と思ったら、「今日からはお2人の乳母ですからね。なので、オリビア様もほとんどこの部屋で過ごすことになると思いますよ」と言った。

 なるほど、そうなるのか。         

 

 私が納得していると「オリビア様、本を読んでいますがアメリア様と遊ばなくて良いんですか」とばあやが言った。

 

 すると「だってアメリアまだゆりかごから出れないでしょ?ホントは一緒に本読んだりしたいけど..」


 (ちょっと本が分厚いから、小説かな?楽しみ〜)


 退屈だった私には嬉しい以外なかった。

 だがこの時、私は知らなかった。この世界の異常さを。

 

 「そうですね。ゆりかごと同じ高さの椅子を持ってきましょうか。そうすれば、アメリア様にも見えますよ」

 

 「うん!お願い」


 ばあやが持ってきた椅子によいしょっと頑張って座ろうとしてるのかわいい〃〃天使に見える!


 「アメリア、見える〜?」そう言って見せてくれたのは、びっしりと書かれた文字と大学院レベルではないかと思うくらいの数式でできた複雑すぎる魔法陣だった。

ちょっと、長くなってしまいました!

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