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第一章−5
ビックリしておそるおそる見てみると...おもちゃだ。
誰だろうと思って、探すとゆりかご越しに視線が。
じ〜〜っとこちらを見ている。オリビアだ。
キラキラと目を輝かせ、少しふっくらした頬がぷくっとしているかわいい顔でこちらを見ている。
えっ、すっごく可愛い!何この生き物!
食べちゃいたいと思っちゃうくらい可愛いんですけど!
こんな可愛い子が私のお姉ちゃんになるんだと思うととても嬉しい。ああ、自慢したくなっちゃう。
ただ流石に、じ〜〜っと見ているままにさせるとちょっと可哀想ので、玩具を持って「あうあ!」と純粋に喜んだ。
すると、彼女はにぱっと笑い、「これはね、こうやって遊ぶんだよ〜」とおもちゃの遊び方を教えてくれた。
早速その通りに遊ぶと、こちらを見て嬉しそうに笑っている。そうして、彼女に見守られながら遊んでいると、
突然部屋の扉が勢いよく開いた。