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第一章−2

　その次の瞬間、「奥様、出産おめでとうございます！！」「女の子ですよ！」「まあ！オリビア様に似ていて、とてもかわいらしいですね！」...........ん？？

私、死んだはずじゃ...。そう思って唐突に理解した。どうやら、異世界モノに転生してしまったようだ。なぜそのようになったのかはわからぬが......

確かに、"異世界に転生しちゃった"や"悪役令嬢"系はたまに漫画とか読んでたんだけど.....まさか、まさかだよ?!さすがに自分自身がこうなるとは思いも考えもしなかった。だって転生を夢見て考えてたら、さすがにヤバい中二病野郎だとか、アニオタだって思われるでしょ。まあ、一旦落ち着いてこの事はしばし置いておくとして。さて、今現在の状況を把握しよう。私（千里）は交通事故で死んだ。そして、赤ちゃんに生まれ変わった。そういえば、生まれたばかりだからまだ名前が決まってないのか。

「オリビア、妹の名前何がいい?」「オリビアはねえ...」「アメリア!アメリアがいい!」そう、この日からわたしは凛改め、アメリア・ドゥ・ディーンフランになったのだ。