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勧誘勇者学園

「ここが勧誘勇者学園です。」


「ここが?学園か・・・・・・広いな。」


広い庭、大きく白い校舎、学園内のど真ん中には、

大きく美しい噴水があった。


「綺麗でしょ!!この勧誘勇者学園の中は!!!!!!」


「ラキアさん。また誰かを勧誘しに行くのか?」


俺は、よく分からん事を女神ラキアに聞いた。


「いえ。私が勧誘したのは、あなたが最初で

最後です。」


「えっ、まじで!?」


少し嬉しかった。


「私は、あなたの力に惚れて勧誘したんです。

そして惚れたあなたのパーティーに入りたいので

この勧誘を最後に勧誘部を辞めたいと

思っています。」


「まじでーーーー!!!!!!!!!!!!」


こんな美少、いやっ!!女神が

こんな俺に惚れてくれた事が

とてもとても嬉しかった。


「では!!しばしの別れ。」


「あ、ああ。帰ってこいよ。」


俺は、名残惜しいと思い天に帰って行くラキアに

手を伸ばした。


「まぁとりあえず仲間でも作って学園に

馴染もう!!」


仲間を作るために一人でいる奴を見つけて

仲間にしようと考えた。

あっ!!いた。しかも黒髪ポニーテール。

武道女子!!!!!!ていう感じがして可愛い。

よし!!話しかけてみよう。


「ねぇ君・・・・・・。」


「う、うわぁ!!」


「な、何?!」

ゴテッ!!


武道女子が転んだ。それに俺も巻き込まれた。


「痛ててて。何か顔に柔らかい感触が。

というより息がしずらい。」

ゴボゴボ。


「痛てて。あっ!?ごめんなさい怪我は、

ありませんか??」


武道女子は、俺の側から直ぐに離れた。


「大丈夫ですよ。ほらっ。」

たら〜。


「あら鼻血が出てますよ。」


「ん?!?!?!?!」


武道女子が俺の鼻血を拭いてくれた。


「あ、あの「上向いててください。」


「は、はい!!」


俺は、武道女子に言われるがまま上を向いて

ティッシュを鼻に詰め込んだ。


「これでOK。」


「ありがとうございます。」


「いえいえ、元々私がやった事なので

当然です。」


いい子だな〜・・・・・・。

は!?目的を忘れるところだった。


「あの、頼んでもいいかな??」


「うん、いいけど何を頼むの??」


俺は、緊張で顔を下に向けて学園のタイルを

目でなぞっていた。


「仲間になって・・・・・・ください。」


「いいですよ。私も丁度ここに来たばかりなので

仲間ができるのは、いい事だと思います。

なのでよろしくね。」


俺に笑顔でニコッと笑って俺を見た。


「じゃあ、中に入ろうか。」


「うん。」


俺は、校舎まで歩いて移動した。


「そー言えば、自己紹介がまだでしたね。

私は、剣道、柔道、空手の真の最強という理由で

勇者に勧誘されました。

金山(かなやま) (みのり)と言います。

気軽に『みのり』と呼んでください。

剣道、柔道、空手では、強すぎるため試合は

よく出場停止にされていました。

そして、練習試合の時とかに

柔道、空手の重量級、軽量級、男女の

世界チャンピオン、剣道の男女のチャンピオンと

戦ってみました。

ですがチャンピオンは、みんな私に2秒で倒され

ました。本当にチャンピオンなのかとこれ以上強い者は、この世にいないと思った時

悲しくなったんです。

その時に勇者の勧誘を受けました。

私は、勧誘を受けて自分よりも強い者が

居るのか?!

そう思った時、勇者になろうと思ったのです。

あなたは??」


長いな、おいっ!!


俺も勇気を持って自己紹介をしよう。

なんか変に緊張するぞ。なんでだ?


「お、おお俺の名前は、真川 摩天楼。

木こりだ!!

世界一太くて大きく丈夫な木

『ビックボーンツリー』を1発でこの斧で

切った。だけどこれを切ったのは、

結構前だったから理由は、違うと思うけど。

多分これが理由で勧誘を受けた。

俺は、世界で少数人しかいないたった1人の

ちょっと凄い木こりだ!!!!!!」


俺は、別に木こりを恥じなかった。

木を切るのは、大好きだったしこれを理由に

あんな美女神に俺だけ勇者の勧誘を

受けたのだからな。


「ほー、木こりですか・・・・・・。

まさか!!あなた『群馬の木鬼(ぐんまのきき)』と呼ばれた

あの摩天楼ですか??」


俺は、素直に首を縦に振った。


「そうだが??ていうかそんな噂が

流れていたのか!?!?」


「わ、私!!群馬の木鬼のファンなんです。」


ま、まさかの俺の情熱的なファンだった!!!!!!

嬉しい!!!!!!

こんな美少女が俺の熱狂的ファンとか

・・・・・・照れちゃう。


「私の年齢は、15歳。言い忘れていました。」


15歳?!この胸で!!!!!!?

俺は、『みのりん』の大きな胸を見てみのりんの

年齢を疑いそうになった。


「みのりんは、田舎暮らしだったでしょ!!!!!!」


「そうだけど。長野県の浅間山付近に住んでい

ました。」


だからこんなに胸が大きいんだな。

田舎美人は、大好きだ。


会話が長引いて校舎の周り一周していた。


そしてやっと校舎に入った。

昔ながらの木造で少しテンションが上がった。

廊下だけ。

廊下以外は、大学のように綺麗だった。

まぁテレビで見た大学に似てたから

そう思った。


俺達は、スリッパに履き替えて奥に入って行った。

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