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木こりの男

真川(さなかわ)摩天楼(まてんろう)が100m級の

巨木を切っていた。


「ふん!」

スパーーーー!!!!!!


「いつ切ったのだろう?」その光景を見たものは、口々にそう言う。


「俺は、そんなに早く切ってるつもりは、

無いのだがな・・・・・・。」


本人は、あれが本気じゃないらしい。





俺は、注文を受けていた。


「摩天楼さん。家の所に切れない木があるんです。切ってくれませんか?」


「はい!今すぐ行きます!!!!!!」


木こりをやっていると木を切っている感覚が癖に

なって楽しくなって俺の周りには、木のない野原になっている。


5年前。


俺がまだ10歳の頃。

東京から群馬県の南牧村に引っ越してきた。

その時に引っ越してきた家では、

ライフラインのほとんどが通って無かったが、

唯一水が通っていた。

利根川の出来たてホヤホヤの水道水が美味しい!!


お父さんとお母さんは、前橋市に仕事に行っていたので俺は、家族のために木を切りに山へ行った。

これが俺の木こりになるきっかけだ。


初めは、少しづつしか切れなかったが中学1年生の

成長期とともに力が凄く増えて

今のように1発で木を切れるようになった。


それから2年後。


現在である。


「あっ、すいません。

こっちの木も切ってくれると助かるじゃ」


「はい。」


俺は、腰を痛めた近所のおじいさんの手伝いを

していた。

当然、親戚なのでお金は、取らない。


30分後。


「ありがとう、お疲れ様。

良かったら、おにぎりどうぞ。」


親戚のおじいちゃんのおばあちゃんが

握ってくれた真ん丸の塩むすびを3つ

持ってきてくれた。


「ありがとうございます。

いただきまーす。・・・・・・美味しい!!!!!!」


「そうじゃろう、そうじゃろう。

ばあさんが作ったおにぎりじゃぞ。

美味しいに決まってるであろう!!」


俺は、おばあさんの事を熱く語るおじいさんが

物凄く好きだった。

何か凄いほっこりするからだ。


家に帰って五右衛門風呂に4等分してある木の幹や

枝を竈に入れてカチンッと火打石で火種を作り

それも竈に入れた。


ふー!!ふー!!!ふー!!!!ふー!!!!!!


当然、お風呂の水は利根川の出来たてホヤホヤの

水だ!!!!!!


たくさんふーふーしながら時間待つ・・・・・・。


パチッ!!バチッ!タキタキ・・・・・・。


竈の中では、火が激しく燃えていた。


「今だ!!!!!!」


シュタッ!

俺は、瞬時に服を脱いでお風呂に直行した。


・・・・・・ジュッ!!


「ブァッッチーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」


ドカーーー!!!!!!


「痛っ!!!!!!!!」


俺は、五右衛門風呂の熱い熱い床に木の板を

敷き忘れた。

あまりの熱さに天井まで飛び上がって

天井にぶつかってその勢いでまた風呂に入った。


「あちっ!いて!あち!いて!あち!いて!あち!

いて!・・・・・・」


ドカンッ!バシャンッ!ドカンッ!バシャンッ!

以降 繰り返し。


「秘技!!!!!天井蹴り。」


俺は、天井を違う方向に蹴って

この地獄のループから抜け出した。


「やったー!!」


次は、ちゃんとお風呂の床に木の板を敷いて

入った。


「ふー。極楽極楽。」



空の上で・・・・・・。


「これがあなたの言う凄く強い勇者候補なんだな?」


「はい。私は、この人に勇者の才能があると

思います。」


「じゃあ、勧誘来てきて〜」


「はーい。」


地上では・・・・・・。


「極楽。」






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