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めぐる季節と最後の1年  作者: 五十嵐
5/5

4話


❄︎第四話❄︎


暇だ…

とてつもなく暇だ。


ぐれっちこれ食べる?


「そう話かけてきたのは、

俺と同じ部活で今日はじめて

顔を合わせた女性。

名前は「早乙女さおとめ 椿つばき

髪は背中あたりまであり

ハツラツとした子だ!

学校では、真面目なのに

部室にくるととても

はっちゃけてる。

学校だとメガネかけてて

でも部室に入ると

コンタクトにかえる

なんか不思議な人だ。」


桜)ふゅぅ〜

暇だねぇ〜、

部長〜



「部長は最初に公園で

出会った「葉桜 栞」だ。」


栞)最近依頼がまったく

こなくて、


椿)まあいんじゃない?

ダラダラサイコーでーす!


「と、ここでいきなり

ドアを、叩く音がした。」


栞)どうぞ〜!


生徒)依頼したいんですけど!!


栞)依頼の内容は?


生徒)私達の学校で今

噂になってる七不思議の一つ

「真夜中のゴーストの叫び」

の事なんですけど。


栞)なにを調べるの?


生徒)そのゴーストの叫びを

聞いた生徒が、次から次に

消えていく。

実際私の友達も

その七不思議を調査してくる。

って言って3日前から

学校こなくて。

私も行こうとしたんですけど……

怖くて行けなかったです。

それで、

調査部の人達に依頼したくて。

調査内容は、

夜なにが起きてるのか

消えてしまった人の行方。


栞)了解。

じゃあ完了しだい

連絡するからここに

電話番号と、名前

お願いできるかしら?


生徒)これでいいですか?


栞)じゃあまた連絡するは、


生徒)じゃあ、お願いします。


栞)じゃ〜今回は

時雨君と椿ちゃんで

どうかしら?


時雨)了解っす!


椿)だるぅー

まじゃだぁー

ぐれっち1人でいいじゃんよ?


栞)さすがに1人でじゃ

心配よ。


椿)まぁ、わかりました

行って来ますよ!




❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎



時雨)夜の学校なかなか

不気味だな、


椿)ね!

なんかワクワクって感じ!


時雨)元気だな

てかそろそろ学校入って

「2時間」たつぞ、

もうそろ12時まわるし。

なにも起きないじゃん。


椿)だね!

退屈だあーー!


時雨)そもそも怪談とか

誰かが大げさに

言ってるだけなんじゃないか?


椿)でも、行方不明だよ?


時雨)ただの不登校じゃね?


椿)てか、ぐれっち

なんで私の手握ってるの?


時雨)そ、そりゃー

椿が、怖いかなとか、


椿)別に平気なんだけど。


時雨)ばっ!

馬鹿野郎!はぐれたら

どうすんだ!


椿)まあ、いいけどね、


時雨)もう今日は

帰らないか?なにも起きないし。


椿)だねぇー。


「なーてんぶらぶら

歩いていると。」


「へへ、」


時雨)へ?

椿) へぇ?


時雨)馬鹿!変な声だすな椿!

ビックリすろだろ!


椿)いや、私じゃないし?


時雨)じゃあ誰だよ!

ふざけんのもいい加減にしろよ!


椿)だーかーらー

私じゃないっつーの!


⁇)誰だろーね?


時雨)本当だよな。


椿)多分空耳じゃない?


⁇)どーだろーね、


時雨)そうだ!

空耳だよ!たく

人騒がせだな椿は!


椿)そーだよ!

ぐれっちがビビリすぎ

なんだよ〜!


⁇)怖がり屋さんなのね。


時雨)てか、なんか

椿と俺以外に誰かいね?


椿)うん、私も思った。


⁇)ふふ、


時雨)って、だれだぁ〜〜〜〜〜。


「俺は椿をおいて

1人で逃げて来てしまった。」


時雨)やばぃ。

俺、1人じゃん。

椿大丈夫かな?

まあ平気だよな。

まずいのは「俺」だ。

さすがに1人で夜中の学校

ぱないぜ。


「ガコン」


時雨)うひゃ!


「俺はすかさず後ろを向いた。」


時雨)なっ、なんだ。

ゴミ箱が倒れただけか。

ちっ!ビビらせやがって。


「そして前を向いた瞬間」


⁇)バァ〜〜〜〜


時雨)Σ(゜д゜lll)ひゃ!


❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎


「ここは……保健室?」


先生)やっと起きた。

もうお昼よ。


時雨)一体なにが。


先生)朝廊下で倒れてる所を

貴方の担任がみつけて

ここまで運んできたのよ?


時雨)そうなのか。

「そういえば昨日……

ここの学校真面目に「でる!」

とりあえず椿を探しに行くか。」


じゃあ俺はもういきます。


先生)あら、そう。

まあどんなに疲れてても

廊下で寝ちゃ駄目よ?


時雨)じゃあ失礼します。


時雨)椿どこにいるんだ。

「しばらく俺は学校を

徘徊した。」


あっ!見つけた。

「いつも通り学校では

真面目に見えるな。」


おーい!

椿〜〜!


「俺は椿に駆けよって行った。

あれ?なんか凄い目つき。」


椿)サイテ〜!「パン!」


時雨)えぇ?

「なんで、叩かれた!!?」


椿)酷いよ!私おいて

1人だけ逃げて!

凄く怖かったんだからぁ、


「皆の前でそう叫んだ

椿の目には、涙が浮かんでいた。」


生徒)ざわざわざわざわ

あれって椿さんじゃね?

今泣いてたよね?

えっ?なんで?

やばくねぇー!


時雨)ご、ごめん。


椿)もうしらない。


「そう言って椿は

走って行ってしまった。」


時雨)とりあえず追いかけよう。


「気がつくと学校の

中庭にきていた。」


時雨)まってくれ!

俺が悪かった!だから…


「すると椿が止まって。

俯いたまんまこちらに

振り返った。」


時雨)1人にしてすまなかった。


椿)本当に怖かった…

ぐれっちだけは信じてたのに。


私…また昔みたいに

1人置き去りにされるのかと…


時雨)昔みたいに?

なにがあったんだ?

聞かせてくれないか。


椿)…………昔中学の時かな?

中学の時は今と違って

学校で友達とはっちゃけたり

友達と普通に出かけたりして

凄く仲のいい子も、いたわ。


あるとき学校で、

噂になってた「元町」

皆でそれを話してて

試しにそこに行ってみよ?

そうなったの。


それである日の夜

私を含めて3人で

そこにいったの。


その時に事件は起きた。

元町について最初は

なにもなくもう帰ろっか

ってなった時に。


暗闇から「ヒタヒタ」

って足音がだんだん近づいてきて

私達の所に来た。

多分あれは男性の人だと思う。


その時私以外の2人が

逃げて、私も皆を追う感じで

逃げようとした。

その時何かにつまずいた。

私だけがそこにとり残された。


すぐに立ち上がって逃げようと

した。でも起き上がる途中に

腕を掴まれて逃げれなくなり

私は必死に抵抗した。

そして、おもいっきり

その男性のスネあたりを

蹴ったらどうにか手は

離れて。私はすかさず

逃げた。その時に

男性は刃物を、取り出して

私は切りつけられた。

まあ腕だったから

なんとかそのまま逃げたした。


そこからそいつが捕まる

までは一歩も家から

出れなくなった。


でも4ヶ月くらいたった日

その男は捕まったって

情報があって。


それからまた学校に

通えるようになった。

でも学校に行っても

前のように友達と

遊んだり楽しく

話したりは出来なくて。

まあ誰も信じれなかったのよ。


それから中学を卒業して

親が高校だけは行けって

言うから仕方なく地元の

この学校に通うことにした。


それでしばらくして

ある日に私は栞に

出会った。

栞は調査部に私を誘ってきた。

栞も昔私と似た事があった

らしくてその話を聞かされた。

それで私は部室に

行ってみることにした。

それでぐれっちと栞に

私は出会ったの。


最初は栞もぐれっちも

信用出来なかった。

でもだんだん慣れてきて

ある日に私は部室で

栞とぐれっちに

中学の時に起きた事件に

ついて私は話した。


その時にぐれっちは

私を置いて絶対に

逃げないだから俺達を

信じろっ!って

言ってくれたの。


それから私は

部室では前のように

皆に接することが出来た。


でも昨日ぐれっちは

私を置いて行った。

凄く悲しかった。


時雨)ごめん。

「俺はそう言って今にも

泣きそうな椿を抱いた。」


もう絶対に1人に

しない。絶対椿から

離れないから。


だからもう一度だけ

俺を信じてくれ。


椿)信じていいの?

ぐれっちの事。


時雨)あぁ!


「そう言って俺たちは

しばらくその場で

抱きしめあってた。」

































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