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めぐる季節と最後の1年  作者: 五十嵐
2/5

❄︎第一話❄︎


❄︎第一話❄︎



俺は自分の記憶が無いのを知った。


気がつくと俺は歩きだしていた

いつまでもここにいる

訳にもいかないからな。


だが俺は何処に行けばいい。

学校にこいと言われたものの

何処の学校だかもわからない。


しばらく歩くと

だんだん周りが賑やかになってきた

だが全くもってわからん。


ここが何処なのか

そういえばお腹が空いた

朝からなにも飲まず食わすでもう昼

さすがに何か食べたい。


金だけは少々もっていた。

近くのハンバーガーショップに入り

軽く食したとこでまた

ぶらりと歩きだした。


日も段々と沈んでいき

気がつくともう夕方か。

ちょうど近くに公園があった。


もういいや今日はここで寝てこ。

1人でそう呟き俺は

公園のベンチに向かおうとしたら

背後から声がした。


振り返って見てみると

そこには、

黒髪ロングで両はしには

チョコンと髪の毛が結んであり

ちょいお嬢様風味のでてる

女性が立っていた。



「時雨君」?

俺は何故か振り返った

そこには見たことも無い

女性が立ち尽くしていた。


こんな所にいたの?

皆心配してたんだよ!

ここ数日学校にも来ないで!

しかも電話もずっと繋がらなかったし!


す、すまない。

てっ、なんで俺は謝ってるんだ。


いきなりですいませんが

貴方は俺の事知ってるんですか。


彼女驚いたような顔で

俺を見た。


時雨君なに言ってるの?


いや俺あんたの事

全然知らないし

てか俺今日朝目覚めてからの

前の記憶が、ないんだよね。

自分の名前もしらなかったし。


彼女は、

えっ?

見ないな顔で俺を見て

黙り込んでしまった。


しばらくして

彼女がひょっとして

時雨君

北の方の元町にいったの?


彼女が険しい表情でそういった。


元町?

なんだそれ?


あの都市伝説‥‥‥


彼女はブツクサ言って

俺の方を向いた。


まっ、まあただ頭うって

一時的に記憶喪失とかなんじゃない?


彼女はいきなり表情を変えて

そう言った。


ちょっとまって

さっきの都市伝説って?なに?


いやなんでもないよ!

ただの独り言…

気にしないで!


彼女はそう言い放った。


そういえば記憶全くないんだよね!

じゃあまず自己紹介と言ったとこかな?


私の名前は

葉桜はざくら しおり

貴方の入ってる部活の

部長さんだよ。

まあ学年は一緒なんだけどね。


それで貴方の名前は

ひいらぎ 時雨しぐれ

私と同じ「神無月学園かんなづきがくえん」2年生だよ。


場所はちょっとまって

今地図書くから。


そう言って彼女、栞と言う女性は

紙とペンを出した。


しばらくしてから


はい!

これ!


渡された紙には

まるで機械でやったのか!

って言いたくなる

くらいにキッチリとした

地図を渡された。


ここの赤ペンで⚪︎してある

所が学校だから!


学校入って左に

部室のある建物があるから!

二階の「調査部」

って書いてある部屋があるから!

はいこれ鍵ね!


多分いると思うけど

もしかしたら出かけてる

かもしれないから。


はいって

言われても俺家帰りたいし。


時雨君本当に全部

忘れちゃったんだ。


栞はそう呟いた。

どういう意味だ?


時雨君前いろいろ

あって帰る場所

なくなっちゃったじゃん。


それで寝泊まりOKな

調査部に入ったんだよ。


いろいろってなんだよ。


あっ!

そろそろ時間だかえらないと!


部室にいる子には

自称説明しとくから

仲良くね!


じゃあまた明日ね!


そう言って栞は歩いて行った。


まあ、

とりあえずココに向かうか。



❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎❄︎


ここか。

結構でかいじゃないか。


そう呟き俺は左に立つ建物に

向かって行った。


二階の………

あっ、

ここか、

俺はなんの迷いも無く扉を

開けて中に、入っていった。


中は真っ暗だった

ただ通路の奥にある

部屋の方から

かすかな明かりが見えた。


俺は奥の部屋に向かって

歩いて行った。


部屋に入ると

パソコンの画面を見て目ている

中学生くらいの少女がいた。


桜の様なピンクの髪の

サイドテールの少女。

見た目は中学生にしかみえない。


まあ一応声をかけてみるとしよう。


あっ、

あのぉ〜、


あっ!来た!

少女は椅子から降りて

俺の方へ駆け寄ってくる。


栞から聞いたよ!

大変だったんだねぇ!


そうだそうだ

私の名前は「枝垂しだれ さくら

時雨君の1学年下だよ!

なんか知ってる人に

自己紹介って変だねぇ!


俺は柊時雨。


そんなの知ってるよぉ!


てかお前俺のひとつ下?

えっ?


そうだよ!

ひとつしか変わらないよ!

失礼だなぁ〜もう!

後お前じゃなくて、

桜!さ•く•ら

だらか!

ちゃんとそうよんでよねぇ!


わかった。

てか、桜なんか食べ物ないか

腹減っちゃった。


しかたないなぁ〜!

はいカップラーメンとプリン!

今日だけ特別なんだから!


またラーメンとプリンの

ミスマッチさが気になるが

食べ物あるだけましか。



ふぅ〜

以外と腹にたまるな。


しばらくすると

睡魔が襲ってくる。


桜、

俺の寝る所は?


そこにベットあるじゃん!

そこでいつも一緒に

寝てたじゃん!


えっ?

一緒に寝てた?

俺と桜が?


そう!


なんで?


ベットひとつしかないから?


買えばいいじゃん。


部費が少なくてねぇ!


そーゆぅ問題?


てかてか

時雨だってOK

したじゃん!

理由はむって

したけど!

まあ桜ガキにしか

見えないからいいっかって!


まあいいか

確かに見た目ガキだし

布団無いと今の時期

寒いからな。

風邪引いたらもともこもない。


俺は先に寝るぞ。


うん!

おやすみぃ!

時雨君!


あぁ、

おやすみ。


俺はそう言ってベットに入って眠りについた。













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