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契約
小生の名はカイである。名前を決める時、小生と賢治の脳裏に描かれた名前、それがカイであった。お互いの脳裏に描かれた名前には実は神様との取り決めがあったのだ。人間から犬になる時、人間の名前 海人犬の名前 カイには一つの法則がある。人を神様に渡すと言うこと。すなわち海人の人を神様に授けて、カイになったのだ。神様との契約は複数あり、その契約は、決して前世での過ちを忘れてはいけない神様との契りであった。カイと言う名をもらい、賢治を通じて善行を積むことで海人としての自分を再び歩めるか決まってくるのであった。