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薄々
龍之介の美香の反対側に座っている詩織は少し暗かった。折角好きな龍之介が横にいるのに美香の方ばかり見ているのは、流石にショックを受けていた。いったい美香の本音を聞き出してもっと楽になりたかった。そんな詩織の複雑な感情をリンは知っていたので、リンもどう動いていいか分からなかった。できることとしたら、詩織を少しでも励まして、明るく暮らしてもらう為にリンとして支えていくことが、倫としての今の答えではないのかと本人は薄々感じていた。
龍之介の美香の反対側に座っている詩織は少し暗かった。折角好きな龍之介が横にいるのに美香の方ばかり見ているのは、流石にショックを受けていた。いったい美香の本音を聞き出してもっと楽になりたかった。そんな詩織の複雑な感情をリンは知っていたので、リンもどう動いていいか分からなかった。できることとしたら、詩織を少しでも励まして、明るく暮らしてもらう為にリンとして支えていくことが、倫としての今の答えではないのかと本人は薄々感じていた。