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きっかけ
イルカショーはまず、ボールを上の方にぶら下げてそれをつつくもの、周りを回遊して水しぶきを飛ばして観客に水をかけれもの、トレーナーと一緒におよぐものなどが予定されていた。まずは中央辺りで助走をつけながらジャンプしてボールをつくものからスタートする。美香はすごい集中力で見ている為、龍之介が横にいることさえ忘れているぐらい会話がなかった。龍之介もどこかで喋るきっかけがほしいがなかなかチャンスが見い出せない。ここで、キッドが行動に移す。甘えた声でニャーと鳴き始めた。すると美香はそれに気づき、「そっか、キッドはボールがすきだもんね。よし あとで水族館にある公園でボール遊びしよう。」龍之介の顔をみて笑いながら話してきた。龍之介のキッドの評価は爆上がりだった。




