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一発芸
龍之介は、キッドと散歩の時、柔らかいボールを持ち歩いていた。直径25cm程度のピンク色のボール。キッドには少し大きかったが、龍之介が楽しそうにしているので、キッドもできる限り期待に応えて嬉しそうに振舞っていた。キッドは、小生のリアクションを確認してから龍之介に甘えた声を出す。足をガリガリして、龍之介にボールを要求する。龍之介は美香との会話に集中しているので、キッドにかまってられなかった。即座にボールを渡して、自分は美香との会話に集中しようとしていた。キッドの展開通りとなる。そして、そのボールを小生の方へパスする。小生のオットセイ芸の開演だった。




