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アドバイス
賢治に龍之介は質問を畳み掛ける。「ごめん、こんな事を年下の子に聞くのも、可笑しいとは思うが馬鹿にしないで聞いてくれる?」賢治は真摯に真顔で龍之介の顔を見ながら小さく頷いた。ここは、ふざける雰囲気ではないと賢治は感じていたからだ。「賢治君は、2人の子を同時に好きになった事ありますか?」予期せぬ質問で賢治は悩んでいた。小生はそれを見て、龍之介の足元で尻尾振りながらスリスリして、賢治の近くでは回りをクルクル回りながらワンワンと吠えて見せた。それを見た賢治は龍之介に話しかけるのだった。小生のアドバイスが届いたようだった。




