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相思
キーちゃんはこちらをずっと見つめていた。小生が何を話せばいいか戸惑っている姿に痺れを切らしたのか、先に話しかける。「海人とこうやって2人で話すのもこちらに来てからは初めてだね。本当はもっと早く話をしたかったけど、私には理解ができない事が多すぎて、時間が掛かってしまったよ。ただ、前の時海人が晩餐の事を話してくれたから、私はまだ前を向いて歩んでいける気がするよ。」小生はすでに涙腺が崩壊しつつあった。小生も振り絞って言葉を交わす。「もう会えないと思っていた美樹が目の前にいてこうして姿は違えど、話ができてることは本当夢のようだ。こちらに来て色々辛い事ばかりだけど、美樹とまた再会させてくれた事は神様に感謝しないとね。」今の小生の気持ちを素直に伝えたのだった。




